【member #15】「営業もプロモーターも、全部つながっている」新卒でMVP受賞した大澤さんが語る“理想共創パートナー”の在り方とは
― 「PRって、ただ記事を出す仕事じゃないと思うんです」
そう話すのは、2024年度新卒MVPを受賞した入社2年目の大澤さん。
アンティルが掲げる「理想共創パートナー」という言葉を、誰よりも体現してきた大澤さんの働き方には、営業・プロモーターといった枠を超えて、クライアントと真摯に向き合う姿勢がありました。この記事では、そんな大澤さんがMVPを獲得した理由から、アンティルで働く魅力、そしてPRパーソンとしての成長の可能性を紐解きます。
プロフィール
大澤 早久良 株式会社アンティル 第1ビジネスユニット第3部 PRコンサルタント
大学卒業後、アンティルに入社し、新卒MVPを受賞。営業とメディアプロモーターを兼任しながら、年間2,490万円の受注を達成。お笑い芸人を起用したプロモーション施策や韓国コスメの新規開拓など、営業力とコンサル力を発揮。TV番組への大型露出やあまり知られていないブランドのメディア展開など、メディアプロモートでも成果を重ねる。新規事業「PR SALON」の立ち上げも担い、全方位でクライアントに価値を届けてきた。
“理想共創パートナー”として、自ら機会をつかみ、行動する姿勢が高く評価されている。
当事者意識がチームの成果を動かす。新卒自ら掴んだMVP。
― 新卒でMVP受賞!どのような点が評価されたと感じていますか?
当事者意識を持って、部署全体の目標に対して「自分ができることは何か?」を考えて行動してきた点だと思います。もともと私は新規営業チームではなかったのですが、部署内の目標を達成するために、自分が最も貢献できそうな領域を考えたときに、新規営業に注力しようと決めました。ちょうどチーム内でも比較的余裕がある方だったので、まずはアポを自分で取りに行こう!と。そこから商談、ヒアリング、提案まで一貫して自分で行いました。
― 実際にどのような案件につながったのですか?
韓国のコスメブランドのクライアントです。もともとはオンライン販売が中心の企業だったのですが、秋から全国での店舗展開を検討されていて、私自身これまで美容系案件を多く経験していたので、その知見を活かして受注に繋げました。ただ、ちょうどクリスマス直前で、社内全体がかなり忙しいタイミングだったんです。過去の事例を遡ったり、メディア側からの声をとにかく集めてクライアントの与件に合わせた提案書を作成しました。ですが、なんだか世の中みんな浮かれてるムードの中、一人で提案書を書き続け、ちょっと寂しい気持ちになったのを覚えています(笑)それも含めて、この案件はすごく思い出深いものになりました。
また、デロイトトーマツベンチャーサポートと提携したアンティルの新規事業、「PR SALON」の運営にも携わり、売上を創出できたのも大きな経験でした。
「応援される人になれ」──感情を伝え、プロジェクトを動かす力
―その他にこれまでに携わった案件のなかで印象的なものはありますか?
とある案件で、お笑い芸人を起用したプロモーション施策は、1年間で最も大変な案件でした。当初は1クールの契約だったのですが、「年間契約にすればもっとインパクトを出せるのでは」と提案し、結果的には年間契約をさせていただき、追加受注につながりました。更に、クライアントにとって肝いりのプロジェクトだったので、そのプレッシャーは相当でした。クライアント側の関係者ももちろんですが、LP制チーム、デジタルチームなど、多くのステークホルダーがいる中でディレクションをする必要がありました。さらに納期も迫っていて、1日でも遅れたら命取りという状況で、毎日冷や冷やしていました(笑)
—そんなプレッシャーがかかる案件の中で、どのようにプロジェクトを進めていったのですか?
配属初日に部長から「応援される人になれ」と言われたことを常に意識していました。PRは多くのステークホルダーを巻き込む仕事ですし、制作チームや発注側に対しても、厳しいスケジュールの中で「この人を応援してあげよう」と思ってもらえることが大切だと思っています。
—仕事をする上で、他に心がけていることはありますか?
やっぱり、「何を最終ゴールとして成し遂げたいのか」をしっかり伝えることです。そのゴールに向かって、いつまでに何をすべきか、そしてその中で「あなたにやってほしいことはこれです」と、具体的にリクエストするようにしていました。
クライアントはお金を払ってくださっている立場ですが、それでも「ここは必ず対応していただかないと前に進めません」とお伝えしないといけない場面もあります。でも、ただ事務的に伝えてしまうと、やっぱり反感を買ってしまう可能性もあるので——。だからこそ私は、「一緒にこれをつくりたい」「この案件を絶対に成功させたい」という気持ちを、言葉にして伝えるようにしていました。感情含めて言語化することを心がけています。
配属わずか3週間でテレビ東京のWBS(ワールドビジネスサテライト)の露出獲得!
―大澤さんは、 プロモーターとしても成果を出されていますよね。
配属から3週間で、ホテルの施策でWBS(テレビ東京の経済ニュース番組)へのTV露出を獲得したことは印象深いです。こちらは電話でアプローチした案件ですが、「スナックを体験できるホテル」というコンセプトを、インバウンド文脈で訴求しました。クライアントも最初はテレビ露出を期待していなかったようですが、WBSに合わせた文脈で設計し、TV露出を獲得しました。
― 他にもあまり知られていないブランドのPRに取り組んだと伺いました。最初はどんな状況だったのですか?
ローンチ直後のトリートメント系の美容ブランドで、PRに注力し始めたばかりのタイミングだったので認知度としては浸透していない状況でした。最初はメディアは全然取り合ってくれませんでしたが、広報担当の方が元美容師で、本当に研究開発にも熱を込めて商品を作っているのが伝わってきて。「この人に会ってもらうことが何よりの価値だ」と思って、メディアにもその想いを伝えていました。あとは実際に自分でも商品を使ってみて、「これは本当にいい」と感じられたので、熱量で推しました。熱量プロモーションです(笑)
―美容業界を担当することも多いようですね。特に工夫した案件はありますか?
韓国コスメの案件です。韓国コスメは競合が多く、「かわいい」や「映える」だけでは埋もれてしまう状況でした。そこで、商品の品質や開発背景を活かして、ブランドのポジショニングそのものから見直しました。競合とどう差別化するかを一緒に考え、PRワードやタグラインまで提案するなど、様々な工夫を重ねました。結果として、「3年間モヤモヤしていたブランドコンセプトを、初めて言語化してもらえた」とクライアントに喜んでいただくことができました。
「文化祭みたいに巻き込むのが好き!」成果を出す原動力とは?
― 大澤さんは、掲載数・面会数ともに圧倒的な結果を出してますよね。どのような工夫をされているのですか?
面会数をただこなすのではなく、「月に5件、週に1回は必ず会いに行く」というルールを自分に課しています。その上で1回が確度の高い面会になるよう、単なる紹介で終わらないように心がけています。記事として取り上げてもらいやすい内容を事前に徹底的に調べ、先にメールでジャブを打っておいて、面会当日に“決めに行く”ようなスタイルです。
― 多くのタスクをこなせる秘訣は?
「文化祭みたいに巻き込むのが好き」なんです(笑)。いろんな立場の人と協力してひとつのアウトプットをつくる感覚が楽しくて。そのためにも、メール返信をAIに任せたり、タスクを優先度・緊急度で分けたりと、自分の時間の使い方にはかなり工夫しています。実は、上司や先輩のスケジュールを観察して、自分なりに時間管理を真似しています。
― そこまで意識して働ける原動力は?
PRは、クライアントの理想を形にする仕事だと思っています。営業もプロモーターもゴールは同じ。その視点を大切にしながら、将来的にはどんな角度からでも価値を提供できるPRコンサルタントになりたいと思っています。
予想外の展開の「やばい」すら楽しめる人が、アンティルでは強い。
― アンティルに向いているのは、どんな人ですか?
まずは、目の前のことを前向きに“楽しめる人”ですね。物事には良い面も悪い面もありますが、それをどう捉えるかで、その人の成長スピードが変わると思っています。意味づけが上手い人は、どんな状況でも前に進めるなと。あとは、「面白がる力」ですね(笑)。トラブルや予想外の展開って、日々あるんです。でも、そこで「やばい、、、」ってネガティブになるのではなく、「これは面白いネタになるかも」と捉えられる人は、すごくアンティル向きだと思います。
― 今後の目標を教えてください。
まずは、どんな場面でもバリューを発揮できるPRパーソンになること。長期的には、新規事業にも関わりながら、PRの新しい形をつくっていきたいです。PR業界はこれから変わっていく。その中で新しい価値を見つけて、届けて、形にしていく──そんなことをしていきたいですね。
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