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“企業×教育”の形はさまざま。お客さまの“オリジナル”を一緒に作るパートナーとして

“企業×教育”の形はさまざま。お客さまの“オリジナル”を一緒に作るパートナーとして

深川智子 営業マーケティング

多くの企業が“子どもとの接点”を探している!

近年「SDGs(持続可能な開発目標)」という言葉が一般に知られるようになり、企業もまた、持続可能な未来に向けた取り組みを強化しています。このSDGsには「質の高い教育をみんなに」という項目があり、教育や次世代育成について真摯に考える企業も増えています。

普段からネットを使ってそうした企業についてリサーチしていますが、子ども向け商品を扱うBtoC企業はもちろん、BtoB企業でも、ミッションに“次世代育成”を打ち出し、工場見学や地元の学校での出張事業などに取り組んでいるところは多いですね。

またマーケティングの面でも、対象となる消費者をより長いスパンで捉え、「子どもの企業に対するロイヤリティを高めたい」「小さい頃から自社商品に親しんでもらいたい」と考える企業が増えています。このように近年、“子どもと企業との接点”に対するニーズはより高まっているというのが実感です。

お客さまにとっての“最適”をオーダーメイドで

私の仕事は、こうした子どもとの接点を求める企業と関係を築き、「キッズウィークエンド」のプラットフォームを使用したオンライン授業の企画提案をすることです。「CSR活動として」「自社商品のPR」「企業のブランディング」「子どもに対するマーケティング」など、企業の目的はさまざま。お客さまと密にコミュニケーションを取りながら、それぞれの企業のニーズに合った授業やそのPR方法を模索していきます。“完成形”としての商品を売り込むのではなく、お客さまのパートナーとして、コンサルティングしながら最適な授業を作っていくというイメージでしょうか。前例のない企画を提案し、理解していただいた上でお客さまにとっての“オリジナル”を一緒に作り上げるのはとてもチャレンジングですし、その過程で自分の意見やアイデアが形になっていく面白さを感じています。

子ども向けのオンライン授業を展開する企業としては当社が最大規模。最近の小学生の興味の対象やITの習熟度などについて質問をいただくことも多く、お客さまに頼りにして頂いているという実感もあります。これまで、企業は子どもに対して、保護者へのアンケートなどの間接的な方法でしかアクセスできませんでした。しかし当社では、子ども向けオンライン授業を数多く行なってきた実績から、こうした内容に関する“生の情報”を持っており、より具体的な助言ができることが営業活動上の強みとなっています。

次世代育成への想いが全社的な取り組みに

最近の仕事で印象深いのは、ある企業と一緒に作り上げた生物に関する授業でしょうか。この企業はかねてから次世代育成の必要性を感じていて、子ども向けのウェブサイトやコミックを作って啓発活動を行なっていたのですが、そもそも、お子さま向けのサイトではなかったため、アクセス数には結びついていないようでした。期中の予算は既に決まっていたため、提案も難しかったのですが、熱心にご説明を続けたところ、私たちの提案するオンライン授業に可能性を感じて下さり、特別に予算を取っていただけることに。そこで当社の授業の開発スタッフも交え、お客さまと一緒に授業を企画していったところ、担当者の方の熱心さが伝わったのか、他の部署でも自社ホームページやSNSで授業の告知をしてくださったり、プレスリリースを打ってくださったりと、取り組みは全社的な規模になっていきました。

専門家の先生にご登壇いただいた授業は、100人程度と見込んでいた参加者が600人以上に膨れ上がるなど大盛況。子どもたちからのアンケートの声という目に見える成果も加わり、お客さまにとっても大きな手応えとなったようです。企業にとって100人、1000人規模の子どもと直接接点を持つのは非常に難しいものですが、当社のプラットフォームを使うことでそれを効果的に実現でき、さらにアンケートの形で子どもたちの考えを深く掘り下げることができます。取り組みの成果が明確になることは、社内的にも大きなメリットといえるのではないかと思います。

社会全体で子ども育てる仕組みを

仕事を通してはもちろんのこと、子どもを持つ親としても、今の教育について思うことはたくさんあります。最近の子どもに関する政策は親の所得の高低で色がつけられることが多いですが、本来子どもは親だけではなく、国や企業、地域社会全体で育て、一人ひとりの子どもに平等に向き合っていくべきもの。そのような社会の実現に向けて、この会社が貢献できることはたくさんあると思います。ですから今後、仕事を通して、社会や地域、国と子どもをつなぎ、子どもたちがどこにいても、どんな状況でも、自身の興味や探究心を深めていけるような仕組みを実現していきたいと考えています。

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