まわりの人と違う道を進むということは、どんなにいい理由があっても難しいものです。その中で、自分の信じた道をまっすぐに向かう人はとても魅力的に映ります。
今回は、Kieiの創業メンバーでもある富田にインタビューをおこないました。自分の「おもしろそう」に向かい続ける彼の半生と、これからに秘めた思いとは。
1、好きなことに熱中し続ける。その中で出会ったプログラミング
2、「おもしろいことをしたい」情熱は17歳の頃のままで
好きなことに熱中し続ける。その中で出会ったプログラミング
ーーよろしくお願いします。まずは簡単な自己紹介からお願いします。
富田 拓実です。佐久間や桜井、島田とは高校からの同期で、自分も一緒にKieiを創業したメンバーという位置付けになります。
私たちが通っていた高校はほとんどの生徒が大学に進学するのですが、自分は進学しなかったんです。
とても自由な環境だったので、性格的にもいろいろな人がいたんです。好きなことをしている同級生たちと過ごしている中で「別に目的がないんだったら大学行かなくてもいいじゃん」と思ったことが大きな理由ですね。
そのかわり、自分の好きなことには本当に熱中できた時期だったと思います。高校3年生のころは、周囲が受験勉強で忙しくしている中、1日中ブックオフで本を読んでいました。何時間でもいられましたね(笑)
アイドルや漫画が好きだったのですが、そこに没頭していく中で「おすすめの本を紹介してくれるアプリ」や「アイドルの情報をまとめてくれるアプリ」などがあったらいいなと思うようになったんです。
そんな、自分のやりたいことを実現するための手段がプログラミングだったので、自然と学ぶようになりましたね。
ーー高校を卒業してから、Kieiを立ち上げるまではどのようなことをしていたのでしょうか?
本当に好きに生きてましたね(笑)。仕事としては、エンジニアとして、アメリカや中国の会社と一緒に開発をしていることが多かったです。
そうして生活していて、あるとき佐久間から「一緒にやらないか」と誘われたのがKieiへのきっかけですね。
自分自身、当時キャリアについては本当に何も考えていなかったんです。5年、10年先の自分の未来なんて想像できなかった。そのときおもしろそうで、アツいところでやれればいいなという考え方です。その意味では「仲が良かった同級生と、一緒におもしろいことをする」ということがとても楽しそうに思えたんです。
あとは、Kieiの事業である生成AIがおもしろそうだったからですね。自分の使い方次第でなんでもできてしまう。どう活用していくかで自分たちのスキルが試されるということは、実際に今触れていても思うところです。発展のスピードがめちゃめちゃ早いというところもいいですね。いつ人間を凌駕するシンギュラリティが起こってもおかしくない。そんな状況に注目しているのも楽しいです。
そんな生成AIに関する事業を、仲間たちと0から作り上げていく。私にとっては「おもしろそうなものは、自分で作ってしまえばいい」んです。プログラミングも、エンジニアという職業もそのための手段でしかない。
その意味では、佐久間からの話は非常に魅力的でした。正直なところ、大きな理想とか社会全体のこととかはあまり考えていませんでした(笑)。私がKieiで一緒にやっていきたいと思ったのは「おもしろそうだったから」。これに尽きると思います。
ーーそんなKieiでは、実際にどんなことをしているのでしょうか?
島田と一緒に、開発全般を担当しています。営業がとってきてくれた案件を2人で割り振って、エンジニアチームで開発するといった流れです。
これは私に限らずだとは思うんですが、クライアントに納品して運用してもらって、実際に使ってもらっての感想を聞けるととてもやりがいがありますね。それがいい反応だと余計に嬉しいです。「AIの機能ってすごい」「使いやすい」などの感想をいただけることも多く、生成AIがこれからもっともっと社会に貢献していくということを実感できます。
「おもしろいことをしたい」情熱は17歳の頃のままで
ーーKieiで働くことの魅力はどんなところですか?
みんな年代も近く、新しい会社です。メンバーひとりひとりが重要な役割を持つことができるのはいいところかなと。責任のもと、大きな裁量をもって挑戦ができる環境です。
組織に所属することには、ルールのもとで活動しなければいけないなど一定のデメリットもあると思うんです。ただKieiではあまりそれを感じません。やることをやって、結果を出してさえいれば、「こんな感じでやってみたい」と思ったことを自由にのびのびやることができます。「好きなこと・おもしろいことをして生きていたい」という私にはとても合っている環境ですね。
エンジニアの目線から言えば、現時点で「フルリモート・フルフレックス」というのはやはり大きいのかなと。自分の一番集中できる時間に仕事ができるというのは大きな魅力です。
もちろんミッションやバリューに共感して、それを達成するための手段としてこれらみたいな制度があることは前提として持っておいてほしい認識ですけどね。
ですから、Kieiには「主体性をもって仕事ができる人」がマッチするのだと思います。タスクを細かく渡さないと仕事ができないという人もいますが、そうではなく、自分で考えて動くことができる人の方がいいですね。
実際「今いるメンバーが主体性を持って仕事ができている」という信頼関係があるからこそのフルリモートやフルフレックスなのだと思いますし。
ーーありがとうございました。最後に、富田さんのこれからの目標・未来の話を聞かせてください。
とりあえずは「大きな会社をつくる」というところを目指してやっていきたいですね。それを達成した後のことは、そのとき考えます(笑)
個人的には「ルパンになる」ことを目標にしたいんです。ルパンって、場所や時間に縛られず、自分がおもしろいと思うこと、欲しいと思うものに対して自由に向かっているじゃないですか。そんな生き方ができたらいいですね。
おもしろいことをしていたい。アツい環境で何かをしていたい。そんな気持ちは17歳の頃から変わっていません。これからもこの感覚で、目の前のことに全力投球していきたいなと思います。