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Sprintチーム全員参加のワークショップを開催しました!開催の背景や、気になるお題は?

私たちSOMPO Digital Labは、海外グループ会社も含めたグループ全体のDX実現に向けて、既存事業の変革と新規事業の創出に取り組む、SOMPOの中でも比較的新しい組織です。

中でも「Sprintチーム」と呼ばれるデザイナーとエンジニアで組織された内製開発部隊では、SOMPOグループの種々の事業に関わる様々なプロダクト開発にチャレンジしています。

今回は、Sprintチーム内で今年の3月に開催した「Sptint Workshop」の内容をご紹介します。ワークショップが生まれた背景や、当日の運営方法、そして議論したテーマとその内容についても、惜しみなくお伝えします!

ロールや役職に関係なく、Sprintチーム全員が参加したワークショップです。Sprintチームの雰囲気がリアルに伝わる内容ですので、どうぞ最後までご覧ください!

ワークショップ開催の背景と目的

以前は「取り組み事例発表会」を半期に一度開催することで、各メンバーの成果を個々に発表して共有していました。しかしそこでは、「PMOやデザイナー、エンジニアが繋がって仕事に活かしていく」といったような、次へのアクションまでは生まれませんでした。割と一方通行なコミュニケーションになっている印象が強かったですね。

PMO、デザイナー、エンジニアはそれぞれ案件ごとにアサインするので、プロジェクトで関わらないメンバー同士の交流が少ないのが実情です。

そこで、各自の成果を共有できる場を設け、普段業務を一緒にやらないメンバーがどういうことをやっているかを互いに知ることで、チーム力向上や、組織としての一体感醸成を目的としていました。こうした背景から、目的は継続したまま形式を変更し、よりインタラクティブなワークショップを企画してみることにしました。

ワークショップの概要

Sprintチームの全メンバーが参加対象なので、今回は30名弱のメンバーが参加しました。

3月に開催したワークショップは2回目のワークショップになるのですが、今回は2時間程度の時間の中で、2セッション実施しました。ディスカッションするテーマに関しては、SOMPOホールディングスで実施している「エンゲージメントサーベイ」という就労環境に関するアンケート結果をベースに選びました。

全社員が回答するアンケートなのですが、その中でSprintチームのメンバーがより課題に感じている項目を抽出し、中でもディスカッションのテーマにしやすいものを複数ピックアップしました。

このどれか1つをグループで選び、自由にディスカッションした後は、全体の前でその内容を発表し、最後に細さんから総括の言葉をいただいて締めました。

ワークショップの進行と工夫

進行役は、山﨑さんが行いました。山﨑さんは今回のワークショップの運営メンバーなのですが、日頃はサービスデザイナーとしてファシリテーターのような役割をすることが多く、自然な流れで決まりました。

当日は4人程度×8グループでセッションを行いました。サービスデザイナーを各グループに配置することで、ファシリテーター役になれる人が必ず存在するよう工夫し、発言量に偏りが出ないよう配慮しました。サービスデザイナー以外も、PMO、インフラエンジニア、アプリエンジニア、デザイナーといった各ロールのメンバー1つのグループに被らないよう調整しながら、事前にグループ分けをしています。

また、ひとグループの人数を4,5人にしたのにも理由があり、ワークに参加している人数が3〜5名程度の時に、最も作業効率が上がるというデータを根拠に設定しています。このように、全員が積極的に参加しやすい環境をできるだけ整えました。

そして今回は、前回開催したワークショップでの改善点も踏まえて企画しました。特に大きく変えたのは時間配分で、前回は3時間半くらいの時間をとって、3セッション実施していました。

しかし、1日のうち3時間半おさえるのは中々の拘束時間と負荷になりますし、参加者が疲れを感じていたことが、開催後のアンケートからも分かりました。その他にも、グループ毎にお題を選べるよう変更しました。

1回目のワークショップでは、セッション毎に「このお題でディスカッションしてください」と運営側が指定する形だったのですが、今回は6個くらいあるお題の中から、各グループが好きなものを選んでディスカッションをするという形式に変えてみました。今後も毎回何かしらの改善点や変更点を加えて、色々試してみたいと思っています。

ディスカッションの内容

各グループ毎に違ったテーマで話し合ったので、今回は運営メンバーの藤野さんと山﨑さんがいたグループでの話し合いの様子を取り上げたいと思います。

山﨑さんがいたグループでは「私自身が上司・同僚のパーパスを尊重し、多様な価値観を認め合いたいと思っている」という項目を選び、これを向上させる方法について議論しました。

まず最初に、「どうしても周囲の人を尊重できていない場面ってあるよね」という認識の共有から入り、そこから考えられる打開策について、自由に意見を出し合いました。

例えば、Zoomなどでシャッフル1on1を開催して交流の時間を設けたり、損保ビルの3Fには定時以降にビールが飲めるスペースがあるのですが、「飲み会に行こう!」というよりもっとラフな感じで、「たまたま残っている人たちで一杯だけ飲みにいく」といったライトな感じのコミュニケーションの提案が出てきました。

他には、一緒に謎解きなどのアクティビティーに参加することで一体感を生み出したり、「安心安全健康」Tシャツを作ってみんなで着ようといった面白い案もありました(笑)。




藤野さんのチームでは、「自分自身のパーパスの実現に向けて、日々の業務において具体的な挑戦・取り組みをしたい」という項目を選び、各々のパーパスとそれを実現するための取り組みを共有し合いました。

自分以外のメンバーが何をパーパスとして定義しているかが千差万別だったので、聞いていて非常に興味深かったですし、お互いに「それ良いですね」とか「私も取り入れていきたいです」と言いながら進んでいきました。


運営者の所感

それぞれのテーマ毎に、メンバー個々人が感じている課題はちゃんとあるのだなぁと感じました。意見を出す機会があればきちんと意見を出せて、それに対応するためのアクションも取れる環境・メンバーなんだということが知れたのは、このワークショップの大きな収穫だと思います。(藤野)

今回のテーマは、組織課題Sprintチームのエンゲージが低いところについて話し合ったので、クローズドな場所でやると、会社の愚痴大会になりかねないような内容ではありました。しかし今回のようにオープンな環境で、なおかつリーダー陣も参加する場で話せたというのは、内容が歪曲されることなく一次情報として、リーダー陣に伝えられたので良かったなと思います。(山﨑)

参加者の声

「普段感じている課題感に対して意見を述べるシチュエーションは意外とないので、今回のテーマは良かった」という声や、「新しく入社した人と直接話す機会が持てて嬉しかった」という声がありました。

中には「出社じゃなくてリモートで開催でも良いのでは?」といった指摘もありましたが、リーダー陣からは好評をいただいており、「リーダー陣から問いかけるとみんな本音で答えにくいテーマだったので、現場メンバー同士の活動で取り上げてくれたことで、これからのマネジメント非常に参考になるものがあった」というお言葉をいただいています。

今後の課題と展望

ワークショップで出た課題やアイデアをそのままにせず、できそうなものから着手していけたら良いなと思います。リーダー陣にも共有されているため、重要な問題に関しては対応してもらえるだろうと考えています。

現状では、課題を洗い出したり、それに対するアクションを抽出するところまでは出来たのですが、そこから先の、上層部にも動いてもらって実際の品質改善を行ったり、結果まで出せているかというと、そこまでは全然踏み込めていないので、その点はこれからの課題として捉えていきたいです。

今後の活動としては、今年度入社した新しいメンバー組織改革によって新たに関わることになるメンバーもいるので、そうした面々に向けて、今までとは違った成果発表会の場があっても良いかと考えています。

また、これまでのワークショップで出たアイデアを、実際に着地させる活動も引き続き模索していきたいです。

今回はSprintチームで開催した「Sprint Workshop」を紹介しました。Sprintチームのチームビルディングの活動や、各メンバーが問題意識を持って課題やアクションを抽出し、より良い環境を創り出そうとしている様子が伝わったでしょうか?

Sprintチームではこのようなワークショップを通じて、メンバー間のコミュニケーションを活性化させ、チーム全体のエンゲージメント向上を目指しています。本年度以降も、新しいメンバーや取り組みを加えながら、さらに充実したワークショップを開催していきたいと考えています。


そしてSprintチームでは現在、一緒に働く仲間を募集しております。

今回紹介したようなワークショップに興味がある方や、新しいアイデアや企画力を活かせる環境に魅力を感じた方は、ぜひ下にある「話を聞きたい」ボタンから、カジュアル面談に応募ください。

SOMPOホールディングスでは、今後もさまざまな社員プロジェクトを紹介していきますので、次回もどうぞお楽しみに。

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