【前編】初の社員QAエンジニアが仲間入り!SOMPOの「品質」について、色んな角度から深掘りしてみました。 | SOMPOホールディングス
※写真は、PJ内での誕生日祝いの様子。右側が穴原さん。すっかり溶け込んでいます!私たちSOMPO Digital Labは、2016年に発足した組織で、日本国内のみならず海外グループ会社を含め、...
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※写真は、PJ内での誕生日祝いの様子。右側が穴原さん。すっかり溶け込んでいます!
前編に続く後編の記事になります!
後編では、SOMPOの品質の定義や品質保証について、更にもっと深掘りして質問していきます。
また、SOMPOのQAエンジニアとして働く魅力や、求められるスキル、そしてこれから応募される方へのメッセージもいただきました!どうぞ最後までご覧ください。
▽▽▽【前編】はこちら!▽▽▽
穴原 靖夫
SOMPO Digital Lab Sprintチーム 社員として初めてのQA専任担当者。
プロジェクトのメンバーとの協調を大事にしながら、自身の専門性を広げる&深めることで良いプロダクトの実現を目指す。その他にも、品質を底上げするような仕組みの構築、ツールの選定や導入、推進も行う。
趣味は、お酒とバグ調査
現在私が直接関与しているプロジェクトをベースに判断すると、品質に大きく影響を与えている要因としては、コミュニケーションのロスやミスなどに起因する問題が多いかなと考えています。
例えばチームの中でデザインを担当する人がいたり、実装を担当する人がいたりと様々な役割のメンバーがいる中で、意思疎通がキッチリできていないというか、意図した内容がちゃんと伝わっていないために意図した実装になっていないとか、あとは仕様として策定したはずのものが実装では漏れていたりという事例ですね。
これらの事例は不具合の振り返りを通じて明らかになったのですが、その後この事実をもとにして仕様に関わるコミュニケーションの改善を行ったところ、問題の再発を大きく減らすこともできています。
コードを書き始める前の意思疎通が本当に大事なんだなぁと勉強になりましたし、その反省点をもとにしたプロセスの改善を通じてQAエンジニアとして貢献できたことは嬉しく感じましたね。
品質をどう捉えるかにも寄るかもしれませんが、結論から言うと、違うものかなと思っています。
やりたいことを実現させる上で、どの程度その要件を満たせているのかを表す指標として品質があると考えています。これは、ISO9000という国際基準の中にある品質の定義でも、同様に示されているんですよ。
要するに、「要求事項に対してどのくらい出来てますよ」っていうところが、品質を表す定義になっているんですね。やりたいことや要求事項というのは、もちろん人によって様々です。提供サイドやユーザーサイドなど、その役回りによってニーズも違ってきますよね。
例えばユーザーサイドの場合、直接プロダクトに触る人であれば、操作性やどのぐらい便利になったかが大事になりますが、システムの投資の意思決定をする人であれば、投資した費用に対してどのぐらいコスト削減があったかが大事になってきます。
この様にして、ユーザーサイドでも必要とする品質というのが、立場によって違ってくるんですね。
今度は提供サイドとユーザーサイドで比較すると、また全然立ち位置が変わってきます。私たち提供する側で言うと、ユーザーが便利に使ってくれるという、ユーザーサイドでの要求事項も当然含まれるのですが、それに加えてビジネスとして成立していることも重要になってきます。
ちゃんと収益が上がり、メンテナンス性の高いプロダクトになっているのかなど、ユーザーサイドが求めていないような観点も含めて要求されるので、両者の「品質」というのは異なってきますよね。なのでユーザーからは見えない部分の「品質」についても、私たちは捉えて取り組んでいく必要があると思っています。
QAとしての活動ではないのですが、プロジェクトによってはそのような機会も存在します。
具体例として、リリースしたサービスの使い勝手やユーザーからのリクエストなどをヒアリングして、その上で次の開発に反映させるといったサイクルを行っているチームもありますね。その中には、品質に関する意見が上がってくることもありますよ。
そうですね、品質に関して手がけられている領域というのは、まだまだ狭いのが現状だと思っています。なのでこれからメンバーが増えていくことによって、保証していける領域をどんどん広げていきたいですね。
そしてそれに伴って、より利便性の高いプロダクトや、信頼性の高いプロダクトを提供できるような体制を作っていく、その手助けができる様なチームにしていきたいです。
プロダクトの機能性や、ちゃんと動くかという観点が主体になっている現状に対して、それ以外の観点として例えばセキュリティのような非機能領域に対する観点も充実させていくことも必要だと思っています。
もちろんセキュリティを担保するような仕組みは今も既にありますが、セキュリティ領域をより強固に管理したいですね。
また、大量のユーザーが1つのプロダクトを操作した時に、しっかりとしたレスポンスが得られるかなどのパフォーマンスの向上にも寄与していきたいです。今はプロジェクトの各エンジニアが中心になって見てくれているのですが、そこをQAチームでもっと主体的に関与してくことで、QAチームとしての存在感も発揮していきたいですね。
組織はまだまだこれから大きく成長していく段階なので、やりたいことがある人にとっては、自分のやりたいことを形にできる良い舞台になるのではないでしょうか。
また、組織としても、まだ誰の手も掛けられていない領域があったり、ルールや仕組みの整備が必要な部分が存在しています。そうしたQA組織に早いフェーズから参画して、主体的に改善を繰り返すという経験を積みたい人にとっては、非常に良いタイミングだと思いますよ。
人から手取り足取り教わるというよりは、「自分で身につけていく」姿勢が必要になると思いますが、Sprintチームはやりたいことを阻害する風潮はありませんし、エンジニアやデザイナーのメンバーもみなさん人柄がよく、気軽に質問や相談ができる環境もあります。
QAの中でも例えば、「よりエンジニアリングに特化した領域を深めていきたい」とか、逆に「業務に特化した知見を深めて、その視点からプロダクトの品質を上げていきたい」とか、QAとひと口に言っても色々なスタイルがありますよね。
でもどんなスタイルを望んだ場合でも、寛容というか、許容してもらった上でそれを伸ばすような機会というのはきっと得られると思いますよ。
小さなプロジェクトにQAとして入り、品質に関する業務は1人で担当してもらうことを想定しています。その為には、テストの計画をして、説明をして実行するというテスト業務の上流から下流までの流れを回せるというのは、必要最低限のラインかなと考えています。
その上で、QAチームや、Sprintチーム全体の品質保証の仕組みを構築して浸透させていけるような人を求めています。そうした想いを持っていることも大事ですし、何か問題を見つけた時に、周囲と調整をしながら解決策を立案して前に進めていける、といった推進力もあると良いですね。
これも誰かから提示してもらうというよりも、自分で何を実現したいのか次第だと思っています。
SOMPOホールディングスの人材育成の考え方として「パーパス」を大事にしていて、「自身のやりたいことや目的を持っている人材が、会社の方向性と一致する部分で力を発揮していこう」という考え方があるんですね。
この考え方に沿って採用や育成をしているので、ご自身のQAとしてのキャリアパスについても、同じようにご自身の目的を大事にして自分自身で決めてほしいと思います。
QAという領域の中でどんな強みを発揮していきたいかを、自分なりにしっかり考えた上でSOMPOに来ていただけるのであれば、入社後、その実現を否定する人はきっと誰もいないので、思う存分追求できると思いますよ。
想いがある人と一緒に働きたいなと思っているので、何らかの想いや成し遂げたいことを持っている人と互いに切磋琢磨できたら嬉しいです。ぜひこれから一緒に、QAチームとして頑張っていきましょう!
今回は、一人目社員QAエンジニアの穴原さんにインタビューしました。
入社3ヶ月とは思えないほど、Sprintチームの品質業務について明確なビジョンを描かれていて、これからQAチームがどのように発展していくのかが楽しみな内容となりました!
Sprintチームでは現在、QAエンジニアを募集しております。穴原さんのインタビューを読んで、「QAエンジニアを極めるのって面白そう」「品質の向上に寄与することで、他のエンジニアへプロダクトに集中できる環境を提供したい」「未開拓の領域は自分が耕したい!」とワクワクした方は、ぜひ下の「話を聞きに行きたい」ボタンから、カジュアル面談に応募ください。
カジュアル面談では、働く環境や詳しい仕事内容など、ご興味のある内容について、ざっくばらんにお話しすることができます。少しでも気になった方は、私たちと一緒にお話ししてみませんか?
SOMPOホールディングスでは、今後もさまざまな社員やプロジェクトを紹介する記事を掲載していきますので、次回もどうぞお楽しみに。