【前編】広告プランナーからUXデザイナーへ転身!SOMPOでサービスデザイナーデビューを果たして2年たった現状・今後は?
私たちSOMPO Digital Labは、2016年に発足した組織で、日本国内のみならず海外グループ会社を含め、グループ全体のデジタルトランスフォーメーションの実現に向け、既存事業の変革と新規...
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前編に続く後編の記事になります!
前編では広告業界で働いていた山﨑さんが、なぜUXデザイナーに転身しようと思ったのかなど、今回の転職に至った経緯や転職活動の様子についてインタビューしています。こちらもどうぞご覧ください!
▽▽▽【前編】はこちら!▽▽▽
◆お話を伺ったメンバー◆
山﨑 勇歩
SOMPO Digital Lab Sprintチーム サービスデザイナー
画像診断AIを扱うプロジェクトに従事。その他に、グループ会社の事業課題解決にもサービスデザインのアプローチから尽力。課題解決まで一貫して担っている。
趣味は、旅行とキャンプ。
新宿勤務が初めてだったので「オフィスのある西新宿あたりは特に、スーツのお堅い人しかいないんだろうなぁ」と勝手な先入観を持っていました。ですが40階のオフィスに来てみたら、みんな私服でカジュアルな服を着ていたので、拍子抜けした覚えがあります。
前職のデジタル系広告代理店も非常にカジュアルな雰囲気の職場だったので、SOMPOに入社するときは「JTC(Japanese Traditional Company)の雰囲気に馴染めるかなぁ」とビビっていたのですが、いざ入ってみたら全然そんなことはなく、むしろ「日系大企業の中に離れ島として存在しているベンチャー」といった印象を受けましたね(笑)。
あと、Sprintチームではなく損保ジャパンなど他事業部やグループ企業の方々に感じたギャップになるのですが、デザインに対してかなりウェルカムなスタンスでいる方が多いところもありますね。
「デザインは後回しで良い。とにかく数字とプロダクト開発が優先。」と冷たくあしらわれるのではないかと心配していたのですが、実際そんなことはなく、「デザイン領域もちゃんと取り組むべきだよね」という方が多くて嬉しかったです。きちんとUXデザインの価値を理解してもらった上で、このSprint組織は成り立っているんだなと実感しました。
仕事への取り組み方は、やっぱりこれまでの職場と違ってきますね。エンジニアの方と一緒のプロジェクトにアサインされて、これだけ近い距離感で仕事をするというチームの体制は、今回が初めての経験になります。
でもそんな環境がすごい楽しいというか、面白いですね。デザイナーとエンジニアだと視点が全く違うので、「同じものを見ているのに、そこまで違う視点で見ているんだ」と感じたり、自分だと思い付かないような考え方やアプローチの引き出しを持っているので、エンジニアの皆さんとお話をするのが本当に面白くて興味深いんです。
ちょうど今、画像診断AIを用いたプロジェクトにアサインされているのですが、AIをサービスフィットさせつつ、ビジネス課題にどう応えていくかという課題について、一緒にアサインされているエンジニアの木村さんと話していて、何度も「なるほどな」と感心させられることがありました。
これは入社当時から感じていたことなんですが、Sprintチームって本当に知的好奇心が強い人が多いんですよね。そしてインプットした情報を自己消化して、アウトプットするまでのスピード感が非常に早い人たちが揃っていると思います。そのような人材が集まっているというところが魅力の1つだと思います。
あと結構これは大切だなと思っていることなのですが、Sprintチームは自責思考の人が多いです。自責思考というと難しく思われるかもしれませんが、もっと平たくいうと「人としてちゃんとしている方」が多いので、すごく働きやすいですし、心理的安全性も高い組織だと思いますね。
職種の特徴もあるかと思いますが、デザイナーの人は傾聴してからの行動力がとにかく素早いなと思いますね。年齢関係なく、みんなその一連のスキルが高いんです。これはサービスデザイナーだけでなく、プロダクトデザイナーの方もみんなそうです。だからこそ、デザイナー組織としての1つの看板をみんなで背負えているんだろうなと日々思います。
エンジニアの方は、デザイナーの方とは全く逆で、皆さんの個性が1つ1つ際立って異なっていて、武器やアピールポイントも様々だと思うので、「たくさんの個人商店がひとつの組織として成り立っているのはすごいなぁ」と思いながらいつも見ています(笑)。
今年の5月頃から、損保ジャパンのDX推進部門の方たちと一緒に、事業会社側の課題に対して解決策の模索をおこなっています。サービスデザイン領域に課題のバトンを渡される前の状態、つまり事業会社側でまだ課題のぼんやりしている段階から伴走し、Sprintチームで解決に向けて伴走していくという取り組みをしています。
この活動は、これまでのUX領域の経験からさらに一つ発展したような形で、ビジネスデザインの領域にも踏み込むような内容になっているので、私にとっては新しい挑戦ですね。
具体的には、日々お客様の対応をしている現場の方々の声を集めて、どういう課題があるのか、なぜ現状がそうなっているのかを整理するところから携わります。
この取り組みを通してすでに顕在化した課題もいくつかあって、資料上では綺麗に整えられていても、対話する中で優先準備が全く異なっていたり、そこで初めて見えてくる課題というのがあるんだな」という体験の連続です。
事業会社から「こういうのをやりたいです」とシートでもらうのではなくて、現場で働いている人たちと共創しながら一つのことに取り組めるのは、すごく貴重な場だと実感しています。
これはSprintチームだからこそできる学び方(?)なのですが、SOMPOのSprintチームは、立ち上がってから5年くらいになるんですね。
その間に数百という数のPoCを行ってきているのですが、今までやってきたPoCのMiroやFigmaをはじめとする記録やユーザーリサーチの動画データなど、詳細情報がプロジェクトごとに管理されているんです。それを自分でなぞってみるだけでもかなり勉強になります。
今アサインされているプロジェクトで何か課題が発生した時にも、過去のMiroやFigmaの変遷を追いかけたり、当時の計画書の経緯を覗いてみると「あぁ、なるほどな」と思えるような発見があるのと、先輩デザイナーたちとのコミュニケーションのなかで学ぶことが多く、かなり実践的で身になると感じています。
あとは、セミナー、デザイン系の交流会、外部のワークショップに参加するなど、いわゆる勉強会系イベントに参加することですね。
今後特に取り組んでいきたい課題は、ヘルスケア領域ですね。あと、ビジネスとして成立するのはまだ難しいかもしれないですが、ヤングケアラーなどの社会課題にも関心があるので、いつかはそういったプロジェクトに携わったり、提案してみたいですね。
ロールモデルとしては原田さんや片山さんのような存在を目指しているので、数年後には、今のお二人に近いようなマインド・スキルセットを持てているといいなと考えています。
お二人はサービスデザイナーとしてのスキルだけでなく、「どういう課題事業に取り組むのか。それは事業として取り組むべきことなのか」という段階から作り上げることができるので、私も同じ様により上流段階から入っていけるようになることを目指しています。
具体的なキャリアイメージとしては、サービスデザイナーの領域を一通り身につけながら、そこからさらに上流工程ビジネスデザインの領域まで滲み出ていけるようになることです。
最終的には、それにプラスして、実際につくったものをどうやってユーザーへ届けるかといったマーケティング領域までも担えたら理想ですね。具体的な方法はまだ模索中ですが、マーケティングは私が前職まで携わっていた領域なので、UXデザイン領域と上手くブリッジすることでその知見を活かせたら嬉しいです。
会社の目指している方針とご自身の目的意識が重なっている人にとっては、SOMPOはすごく良い組織・環境だと思います。あとは、取り組む課題にも共感できると良いですね。
そして自分の意向をある程度以上尊重してくれますし、裁量も持たせてもらった上で働けるので、そこにもやりがいを感じられるのではないでしょうか。
SOMPOと自分の描くビジョンが近いなと思う方には、ぜひオススメしたい職場だなと思います!
今回は、Sprintチームでデザイナーとして活躍する、山﨑さんにお話をお伺いしました。
SOMPOへ転職することで、もともと興味があった領域で働くことを実現させた山﨑さん。皆さんの中でもし、何となくずっと同じ業界・仕事でキャリアを築いている方がいらっしゃったら、この記事をきっかけに一度見つめ直してみるのも良いかもしれません。
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SOMPOホールディングスでは、今後もさまざまな社員やプロジェクトを紹介する記事を掲載していきますので、次回もどうぞお楽しみに。