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【エンジニアインタビュー】研究者からエンジニアへ

採用広報担当の髙橋です!
この連載は、チームが拡大する中の日々のドラマを発信したいという想いで立ち上げました!

トグルホールディングス(以下トグル)は、まちづくりに革新をもたらす企業です。その独自のビジョンに共感し、多くの優秀な人材が集まっています。
今回は、2024年4月に新卒でトグルに入社した西村勇哉さんのインタビューをご紹介します!
彼の経験を通じて、トグルの魅力やトグルでの働きがいについて深掘りしていきます。

Q1. 自己紹介

-学生時代に研究されていた内容を教えてください-
西村:ざっくり言うと、「紐の絡まり方の研究」をしていました。具体的には、両端が繋がった紐が与えられた時に、その紐がほどけるかどうかを判定するアルゴリズムを考えるというものでした。簡単に言えば、知恵の輪のような問題ですが、より複雑なものです。
例えば、固結びをした場合、その結び目は絶対にほどけないことが分かります。一方、蝶結びをした場合は、一見結ばれているようでも実はほどけてしまいます。これらの違いをアルゴリズムでどう判定するかを研究していました。

-面白い研究ですね。この分野に進むことになった経緯について教えてください。-

西村:学部時代に入った研究室が面白くて、そのまま修士まで学びました。

-なぜ就職することにしたのですか?-

西村:大学に残るか企業に就職するかはかなり迷いました。正直なところ、大学に残るには多くの論文を書き、トップレベルの成果を出している必要があります。しかし、論文の数が足りなかったり、自分の研究がその分野の最前線に達していなかったりという状況もありました。また、他の可能性も探りたいと考えたため、まずは民間に就職してみることに決めました。

-研究内容を活かせる企業や、スタートアップの方が良いなどの観点があったと思いますが、どのように判断しましたか?-

西村:自分の研究内容が活かせると嬉しいと思い、幾何学の知識を使える仕事を探しました。たとえば、土地の情報を扱う業界などが考えられました。しかし、最終的には自分が最も楽しんで働ける場所ということを重視して判断しました。

-トグルホールディングスをどうやって見つけたのですか?有名企業ではないと感じるかもしれませんが、どうやって知ったのでしょうか?-

西村:合同企業説明会で知った企業の一つです。
入社の決め手は、イベントでトグルのことを知り、自分の幾何アルゴリズムという専門分野を活かせると感じたからです。私の場合には、自分の得意分野が明確にあるため、それを基準にしやすかったと思います。

また、他の視点でいうと、自分自身は迷った時、「一番変な道」を選ぶことを大事にしています。例えば、博士課程に進むか企業に行くか迷ったときも、博士にいく人の方が少なくて面白そうだということで博士にいくことにしました。就職先を選ぶときも、他と違う独自の魅力を感じ、この会社に入社しました。

-この会社がオリジナルであると感じたエピソードがあれば教えてください。-

西村:入社前に感じたオリジナルな点として、面接がすごくカジュアルだった点ですね。
例えば、最終面接は代表の伊藤さんが行いましたが、志望動機を聞かれることはほとんどありませんでした。代わりに、当時話題になっていたChatGPTについての話を1時間もしました。こうしたカジュアルな面接スタイルが、自分には合っていると感じました。

Q2. 入社から現在にかけて

-現在携わっているプロダクトやご自身の役割について教えてください。-

西村:現在、私は建築アルゴリズムチームに所属しています。私たちのチームでは、与えられた土地に対して、様々な法令や制限を守りながら、どのような建物が建てられるか自動で決定するプログラムを書いています。

-ご自身の研究は、この業務にどのように生かされていますか?-

西村:直接的に研究の知識を使うことは少ないですが、建物を3次元の図形として考えると、幾何学の問題に関連しています。法令という制約条件の中で建物をできるだけ大きくするための最適化問題だと思えば、幾何学の問題とも言えますね。

-実際の仕事の内容について教えてください。手を動かして開発することが多いのでしょうか?-

西村:開発を行うこともありますし、最近では新しい問題に対して、自分でアルゴリズムを考えたり、調査を行ったりして実装まで手がけることが多いです。前例がない問題に取り組むことが増えてきました。

-論文なども時々読んでいますか?-

西村:建築系や数学系の論文をよく読みます。具体的には、建物の形を決定するのには建築系の論文を読み、複雑なポリゴンを綺麗にする方法などは数学系の論文を参照します。そうした知識を組み合わせて、実務に役立てています。

-実務に落とし込むのは大変ではないですか?-

西村:確かに、実務に落とし込む際には難しさがありますが、大学時代の研究経験が活かされています。研究の際には、自分で作成したアルゴリズムを実装し、計算機で実験するところまでを一貫して行っていたため、その経験が現在の業務にも役立っています。

※仕事中の西村


-現在、同じような業務を担当しているチームメンバーはいますか?また、チームの体制について教えてください。-

西村:今、開発をしているのは私だけですが、9月から新しく1人加わる予定です。積極的にメンバーを募集中です。

-入社後の現在にかけて、入社前と比べてどのようなギャップを感じていますか?-

西村:業務内容について言うと、思っていたよりもユーザーに近い位置で働けることに驚きました。ユーザーが社内にいるのでユーザーの意見を直接聞くことができます。一般的なプログラム開発だと、ユーザーとのやり取りは中間のSIerなどを介して行われるため、情報が伝わるまでに時間がかかりますが、ここではユーザーの意見をすぐに反映できるのが特徴です。この点は入社前のイメージとはギャップがあり、非常に面白いと思っています。

-同期とのコミュニケーションはどうですか?配属後も続いていますか?-

西村:同期とは仕事の話をすることが多いですね。プロダクトをもっとよくするためにはどうしたら良いか意見を交換することが多いです。

-同期の特徴について、何か感じることはありますか?-

西村:同期は非常に熱意を持っている人が多いと感じています。行動量が豊富で、普通の人よりも積極的に動くことができる人たちです。そのため、少し不利な状況でも頑張れる人たちだと感じています。

※同期との写真(左から政岡、西村、中村、相川、西山)


-実際にフィードバックを受ける文化があると思いますが、フィードバックを通じて気づいた点や発見があれば教えてください。印象に残っているエピソードがあれば、ぜひお聞かせください。-

西村:先輩エンジニアや開発のリーダーから、コードの書き方や改善点についてのアドバイスを受けることがあります。しかし、私の意見も尊重しつつ、もっといい案を一緒に探してくれるというスタイルなので、自分の意見も言いやすく、アウトプットのしやすい環境だと感じています。

-入社してから4ヶ月が経過しましたが、この4ヶ月でのギャップはありましたか?-

西村:4ヶ月という短いスパンで見ると、順調に進んでいると思います。最近の開発は研究の色合いが強くなってきたというのがギャップですね。もっと製品開発が多いかと思っていたので、この点はポジティブに捉えています。

-最後に、どんな方と働きたいですか?-

西村:技術的な面については、入ってから見つければ良い部分があると思っています。私も入社時には技術的な経験がほとんどありませんでしたので、あまり気にしていません。重要なのは、一つの物事を徹底的に突き詰め、行動力を持って取り組む熱意です。このような人と働けると嬉しいと感じています。

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最後までお読みいただきありがとうございました!


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