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【代表インタビュー】「Not Limited By Career(学歴・経歴にとらわれない)」というビジョンを掲げた想いとは

まだまだ、学歴や職歴がキャリア設計において重視される昨今。そんな中、「Not Limited By Career(学歴・経歴にとらわれない)」というビジョンを掲げ、ゼロから人財育成をし、優れたエンジニアを送り出しているのがビューテック。

なぜこの事業を興そうと思ったのか、なぜエンジニアスクールを無料にしているのか、「Not Limited By Career(学歴・経歴にとらわれない)」というビジョンができた背景はどのようなものなのか、これまでの萩原社長の経験をもとにお伺いしました。

異業種からエンジニア職へ興味を持っている方は必読です!

萩原勇輝 / 代表取締役

新卒でアパレル会社に入社し、1年間ほど勤務。その後、起業資金を貯めるためタクシー運転手に従事。2018年に株式会社Vuetechを設立。

「仕事のプロ意識」を徹底的に学んだファーストキャリア

――まずは萩原社長のことから教えて下さい。

幼稚園から大学までサッカー一筋の人生でした。上手くなるほど自分より才能を持った選手にたくさん出会いました。私は才能に恵まれている方ではなかったので、その人達が費やしている時間の倍以上ボールを蹴り続けました。その結果得られたものもたくさんあり、良い仲間たちにも出会えましたので、「自分の限界を自分で決めない」ことの大切さを学ばせてもらった学生時代だったかと思います。

――大学生の頃には、どんな将来を思い描いていましたか?

理系の学部に進学したものの、実は学校の勉強の中では、将来仕事にしようと思えるほどの好きなことは見つけられなかったんです。とはいえ、学業以外ではサッカーのほかに、洋服にハマっていました。行きつけのショップがあって、店長ともよく話をさせてもらっていて。そこで「ここの会社に就職できませんか」と直談判したところ、そのタイミングでは募集はしていなかったのですが、大学4年生の秋に、偶然空きが出たんです。

すでに一社、別の会社で内定をいただいていたのですが、「好きを仕事にしたい」という思いを優先し、ここのアパレルショップで働くことを決意しました。少しイレギュラーな就職の仕方ではありましたが、迷いはなかったです。

――一社目のアパレルショップではどんなことを学ばれたのでしょうか?

社長がカリスマとも言うべきかっこいい方で、働く上での美学は、ここで叩き込まれたと思います。当時の私は引っ越しをするお金がなかったので栃木県内の実家から原宿にあるお店まで通っていたのですが、店の中にいる時はもちろん、通勤中、そして原宿の街に一歩入った瞬間から「この街で一番かっこいい男たれ」「常に見られている意識を持て」と。一緒に働いていた店長や先輩方も、プロとして筋の通った方々ばかりでした。

――花形とも思えるアパレルの世界を離れようと決めた理由はなんでしたか?

社長にも、そのお店にも大変お世話になったのですが、プロ意識の高い方々と働く中で、私自身に迷いが出てきたんです。ファッションの世界に全てを捧げている人たちに比べると、自分の服に対する思いは中途半端なのではないだろうか。社長やほかの先輩方のように、自分も情熱を捧げられるものが、もしかしたらファッション以外にもあるのではないだろうかと。また同時に、給料の面からワークライフバランスが厳しいな、と感じ出したのも事実です。なので「たくさん稼いで好きな服を好きなだけ買えるような男になろう」と。そこで当時の尊敬する上司に「ゆくゆくは、独立して何らかの事業を起ち上げたい」と相談したところ、「どんな道に進むにしてもひとつだけ覚えておいてほしい。複数の選択肢が立ちはだかった時は、あえて困難な道を選べ。俺はそうしてきた」と、心を奮い立たせる言葉を頂き、応援してくれました。この言葉は今でも私の人生の指針になっております。自分を鍛え、背中を押してくださったアパレル時代の方々とは、今でも交流があり非常に感謝しています。

――次に転職したのは、人材派遣会社ということですが……。

はい。この頃は、すでに独立を視野に入れて働いていました。会社は人材派遣をメインにやっていましたが、私はその中のタクシー事業に携わっていました。免許も取って実際に運転もしていました。

ちょうどこの頃と時期を同じくして、色んな業界の人達との繋がりが増えまして。その中で、エンジニアを育成している業界があること、そしてエンジニア業界を支援している人物とも面識を得たんです。もともとがサッカーをやってきた体育会系の私です。「頑張っている人、これから何か新しい挑戦をする人を応援する仕事っていいな」と思い……。起業をするならば、こういった人材育成や社会貢献に携われる職種が良いのではないかと思うようになりました。

「努力をするのに時期は関係ない」これから新たなチャレンジをする全ての人にきっかけを

――こうして今の会社を起ち上げられる前段階として、共同経営者の長岡さんと、IT人財の教育・育成を軸に置いたwebe株式会社を起ち上げられたのですね。

そうですね。こちらは長岡の地元の群馬県で起ち上げた会社で、行政との連携も絡めたエンジニアの育成機関に特化しています。webeでは人材派遣などは行っていないのですが、今も、ビューテックの関連会社として機能しています。

――ビューテックの特徴でもありユニークなところは、エンジニアを求める企業にエンジニア人財を送りながら、同時に育成も行っていること。そして、学びから就業までの支援を、受講者には無料でサポートしているところですよね。この業界に興味がある人にとっては、大変心強い存在ではないかと思います。

ビジネス的な面でいえば、私がこの仕事を始めた頃には、エンジニアスクールはまだ少なかったので、成功できるのではないか、という計算もありました。でも、それよりも大事にしたかったのが、最初から申し上げているような「がんばる人を応援したい」という気持ちだったんです。

――「Not Limited By Career(学歴・経歴にとらわれない)」というビジョンに深く関わってきそうなお話だと感じました。

はい。私は今の学歴重視の社会を完全に否定しているわけでは全くなく、むしろ高学歴な方々をすごく尊敬しておりますし、学歴はあるに越したことはないと思っております。ただし世の中には、色んな理由で、過去に勉強したり、がんばったりするチャンスを逃したり、学歴やスキルを身につけるべき時に向き合えなかった人がいるのも事実です。そういった人を、“負け組”みたいな形で、社会の中で簡単に置き去りにしてしまっていいとは、私は思えないんですね。エンジニアはスキルが必要とされる職業ですが、途中から“学びたい”と思う人や、前職はITと全く関係ない仕事をしている人が興味を持った時に、もう一度チャレンジし、就業するチャンスを作れる場所にはなり得ないだろうかと。ビューテックでは、エンジニア育成という形で、「人は努力すれば理想の自分に近づき、新たなキャリアを作れる」、「努力次第で過去は変えられなくても、未来は変えられる」ということを世の中に伝えていきたいと思っています。とはいえ、世の中はそこまで甘くはありません。新たな職種に就くわけですから。スクールの受講生には、それまでの10倍、100倍は努力し、成功を勝ち取るぐらいの気合で学びから就業まで臨んで欲しいと思っています。

――ビューテックの、会社自体の仕組みについて教えて下さい。

現在は、人材育成事業、ゼロイチ事業、WEBデザイン・システム開発、人材派遣・職業紹介の4つを大きな柱として事業展開しています。卒業後、この職業訓練スクールの講師になる人財もいたりします。スクールを受講する者にとっては、講師が卒業生だと、その後のキャリアパスが描きやすいメリットもあると思います。累計、500名ほどの研修生を支援してきました。

――ビューテックの受講生は、どのような組織へ送り出していますか?

リクルート、楽天、東芝、富士通、チームラボ、東京海上日動、ドワンゴなど名だたる大企業から特定の分野に強い中小企業まで幅広く選択肢があります。もちろん、このような送り出し先があることは経営者として非常にありがたいことです。でも、最も嬉しいのは、全くの異業種からの転職希望者が、ビューテックでのエンジニア育成をきっかけに、これまででは考えられないほどの充実した人生を送れるようになっていくことです。スクールに入学したばかりの頃は、全く何も分からなかった生徒達が、研修や講師との関わりを通して、スキルアップだけではなく、人として向上してくれる姿を見られることです。自発的に学ぶことの尊さを実感できるというか……。その結果として、就職先が決まったり、彼ら自身の人生が豊かになっていると思うと、この事業をやってきてよかったなと実感します。たまたま、優秀な人財が集まってくれたので現在の形になっていますが、ビューテックは“努力の過程”に主眼を置いているので、正直エンジニアとしてすぐに急成長してくれなくてもいいんです。コミュニケーションが苦手な子がうまく喋れるようになったりなど、少しでも成長がみられることのほうに事業のやりがいを感じていますね。

「覚悟さえあれば誰でもエンジニアに育て上げる」ビューテックの今後の構想

――今後の事業方針についても教えて下さい。

人材派遣の会社ならではの、人や時間の管理の煩雑さや、そこに対する業務改善などの課題を、ひとつの領域として、さらにビジネス展開させていこうと思っています。実は今、自社のサービス開発に着手中で、イルナックという名前をつけてプロジェクトを進めています。これは、平たくいうとERP、社内管理システムを指します。その他には、社会貢献につながるハブとなりえるサービス、サブスクの提供なども視野に入れています。

――具体的な構想はありますか?

これまでの分野とは全く関係がないのですが、実家で保護猫活動をされている従業員から出たアイデアで、保護犬や保護猫と引き取りたい人をつなぐマッチングサービスなどでしょうか。私も犬が大好きでプライベートで保護犬カフェを訪れたりしていたのでいいねとなりました。これは、サブスクビジネスとは別に分けて考えても良いと思っていて、私自身が愛犬家なので、動物保護にまつわる活動をして、世の中に貢献していけたらと思っています。

――最後に、これからビューテックへ入りたい方へ一言お願いします!

やる気と努力する覚悟、そして素直ささえあれば、間違いなく誰でもエンジニアになれると断言します。そして、ビューテックでは、意欲がある人に対してのフォローや、アプローチは惜しみません。また、自分の考えに凝り固まるのではなく、新たなキャリアを積み上げる気持ちで、こちら側のアドバイスに素直に耳を傾けてくれると嬉しいですね。経営者的な立場から見ると、素直な人ほど伸びしろがあるし、無限の可能性があると思っています。会社としては、努力ができ、かつ素直な心を持つ人財を育成・支援していきたいと思っています。

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