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これからのきもの業界には、若い力が絶対に必要だとおもった話

こんにちは!さが美グループホールディングス採用担当の岡本です。

今日は、さが美GHDを語るうえで、切っても切り離せない「ブルーオーシャン戦略」について、わたしの上司である星澤さんへインタビューをしたら、若い力が絶対に必要だなぁと感じたので、内容を大公開したいと思います!ぜひご覧ください!

岡本:星澤さん、よろしくお願いします!

星澤:よろしくお願いします。

さがみGHDにおけるブルーオーシャン戦略とは?

岡本:いきなりですが、ブルーオーシャン戦略ってどういう意味でしたっけ?

星澤:いきなりだね(笑)ブルーオーシャン戦略っていうのは、従来存在しなかった新しい市場を生み出すことで、新領域に事業を展開していく戦略だね。新市場を創造することにより、他社と競合することなく事業を展開することが可能になるよ。反対がレッドオーシャン。

岡本:レッドオーシャン、、、血の海、、、。なんでさが美GHDはブルーオーシャン戦略を推進することになったんですか??

星澤:ブルーオーシャン戦略実行前の話からしたほうが分かりやすそうだね。これまでのさが美GHDは、すでにきものを持っているお客様に対して、新しいきものや、帯、宝石、小物、バッグなどの販売をしていたんだ。少ないお客様に、たくさん商品をご購入いただく戦略だね。
でも、お客様の高齢化、市場全体の着物需要の低下による既存顧客の減少によって、いままできものを持っていなかったり、着たことがない方々に、「どうやったらきものを着る、持つ価値を感じていただけるか?」を本格的に検討する必要が出てきたんだ。

岡本:なるほど、たしかにおっしゃる通りですね!でも言うは易く行うは難しというか、、、(笑)どこからテコ入れを始めたんですか?

星澤:そうそう、そんなに簡単なことじゃない。私たちはまず、私たちが持っていない価値観を取り込むために、2019年から新卒採用を復活させた。より幅広い層にきものの価値を知ってもらうためには、これまでとは全く違う、新しい提案が必要になる。実際に採用して、新卒で入社してくれたメンバーの活躍もあり、いまでも新卒採用はかなり大規模なプロジェクトとして進めているよ。

岡本:私もそのうちの一人ですね!新しい提案とは、具体的にどんな提案をお客様にしているんですか?

星澤:そうだね。(笑)さっきも言った通り、いままではいわゆるハレの日に着る用のタンスの中に眠ってしまうきものを提案していたけれども、いまはきものを着る価値を届けて、普段の生活の中にきものを着る体験価値を提案していく方向に変わったね。「格式が高い場面で、格式が高いきものを着ましょう」という提案から、「普段使いでも手軽に使いましょう」という提案にかわったんだ。

岡本:うーん、わかるようなわからないような、、、もうちょっとわかりやすい例えとかありますか?

星澤:そんな気がしてた(笑)そうだなぁ、トヨタさんの「レクサスとカローラ」、ユニクロさんの「ユニクロとGU」、プラダさんの「プラダとミュウミュウ」みたいな形で、手に取りやすい、でも体験できるきものを提案している、といえばわかるかな?

岡本:なるほど!それならわかりました!ありがとうございます!

ブルーオーシャン戦略を進める上で、具体的にさが美GHDは何をやっているのか?

岡本:ちなみに、さが美GHDにおける「手に取りやすい商品」って何ですか??

星澤:さが美GHDでいうと、ポリエステルでできている洗えるきものや、シルクの中でも比較的安価で着やすく動きやすい無地小紋だね。

カジュアルに着れる「洗えるきもの」​

岡本:たしかに、私が店舗にいるときもよくお客様にご購入いただいていました!さが美は特に、お店の雰囲気や場所も一般的な呉服屋さんとはイメージが違いますよね。

星澤:よく気付いたね。おっしゃる通り、これまでの呉服屋さんは買いたいきものや装飾品があるお客様が基本的にはご来店されていたんだ。でも今のさが美は、和柄のハンカチやタオル、手ぬぐいや風呂敷、ポーチ、ぬいぐるみなどの和雑貨を置いていて、ふらっと立ち入ってもらえるようにしているよ。

さが美店頭の和雑貨コーナー​

岡本:たしかに、この雰囲気ならなんとなくふらっと入りやすいですよね。とはいえきものって、かっこいいなぁとは思うけど、着付けが大変で苦しいイメージがあるってよく聞くんですが、ぶっちゃけどうなんですか?

星澤:そうだねぇ。実際の市場調査でも、きものを着てみたいと思っている人が9割で、着たことがある人は6割、持っている人は3割というデータもあるくらいで、まだまだ、憧れはあるけど、敷居が高いものという位置づけになってしまっているかもしれない。そして岡本さんのいう通り、着付けのハードルが高くなっているかもしれない。そこでさが美GHDでは、カジュアルな場面でカジュアルな着方であればそんなに大変じゃないことを伝えるための「着方レッスン」や、着方を分かっても、なかなか着る機会がない方向けの「きものを着る会」を開催しているよ。

きものを着る会​

岡本:きものを着る会、前参加させていただいたとき、とても楽しかったです!もともとは神社へのお散歩や水族館、動物園、お食事会(カフェやレストラン)がメインでしたが、最近はもっとカジュアルになってきて、ファストフード店に行くこともあるみたいですね!きものを着る会は、年間12,000名参加いただいているって聞いたことがあります。

星澤:そうだね、そういう地道な活動を通じて、どんどんきものをカジュアルな存在にしていきたいなと思ってるよ。だからこそ今後も洗えるきものや、無地小紋みたいなシンプルなきものを通じて、コーディネートを楽しんでもらえる仕掛けを作っていきたいね。実際にブルーオーシャン戦略実行前は5%だった新規のお客様が、今では25%を占めるようになっているんだ。

さが美GHDの今後と向いている人とは?

岡本:なるほど、さが美GHDは今後もブルーオーシャン戦略を進めていくし、私たちのような若い世代が鍵を握っているということですね!?

星澤:そうだね、岡本さんにもぜひ採用活動を頑張ってほしいと思ってるよ。

岡本:はっ、、、!ありがとうございます、頑張ります!ちなみに、どんな人がさが美GHDに向いていると思いますか?

星澤:そうだなぁ、きものの「知識」は現時点ではまったく必要じゃないね。ただ、これまできものを遠くから見ていたお客様に対し、きものを着る楽しさを伝えていく仕事になるから、自分の影響で誰かが新しい価値に気づいてくれることが好きな人に向いていると思う。
また、店舗ごとでイベントを企画したりお店のレイアウトも考えるから、主体的に仲間と切磋琢磨しながらゲーム感覚で楽しめる人が向いているかなぁ。

岡本:たしかに、そういう人が活躍している気がします。

星澤:そうだよね。さが美GHDが挑戦していることは、これまでにない価値観を市場に届けることだから、何かに対して挑戦し、失敗したとしても減点ではなく得点だという文化があるよね。

岡本:それはすごく普段から感じています!そんな方と是非一緒に働きたいですね!若手の活躍の重要性が身にしみてわかりました。
最後に、社内公募で決定した公式キャラクターさが美ちゃんの画像でお別れしたいと思います。
星澤さん、ありがとうございました。

星澤:ありがとうございました。皆さんのご応募、お待ちしております。


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