ロボットに憧れた少年が、製造業の未来を創るまで。
株式会社WOGO CEO、秦 竟超の「ものづくり」への情熱は、遠い記憶の中にあります。
株式会社WOGO CEO
秦 竟超
東京大学工学部電子情報工学科卒業
4歳までを自然豊かな田舎で過ごした秦は、東京へ引っ越した時、まるで別世界に迷い込んだかのような衝撃を受けた。空を飛ぶ飛行船、地を駆け抜ける新幹線、そしてビルの中を上下するエレベーター。それらは田舎から出て来た幼い少年にとって、魔法のようなテクノロジーでした。
週末に父親の研究室で目にした、未来を感じさせる光景も、その後の人生を決定づける原体験となったのかもしれません。幼稚園の卒業アルバムに、周りの友達が「野球選手」「サッカー選手」と書く中で、私だけが「ロボット研究者」と記したことを、今でも鮮明に覚えていました。
当時、その夢の理由はうまく言葉にできなかった。しかし、漠然と抱いていた「ドラえもんのような道具や技術で世の中を面白くしたい」という想いは、今も変わることなく秦を突き動かしていました。
幼少期の夢
──3人の若き挑戦者たち──
東京大学同期がWOGOで実現したい「ものづくり」
現在のWOGOは、東大在学中に多様な経験を積んだ3人で立ち上げました。
私は東京大学の電子情報工学科で学び、在学中には複数の企業や研究室で開発インターンを経験しました。その中で、WebからAIまで幅広い技術に触れる機会に恵まれました。大学3年からは個人でもエンジニアとして仕事を始め、卒業と同時にWOGOの立ち上げに専念することを決意しました。
創業のきっかけは、私たちが抱いていた共通の思いです。
それは、「日本から世界に通用する新しいサービスを開発し、世の中に形として届ける」という強い気持ちでした。
そして、その目標は次第に「製造業」という具体的なテーマへと収斂していきました。
創業当時(下真ん中 CEO秦、下左 COO澤田、上右 CTO長谷川)
製造業の課題解決と、私たちの夢そしてWOGOが描く未来
創業当初から抱いていたのは、「日本から世界に通用する新しいサービスを開発し、世の中に形として届ける」という強い想いでした。その中で、私たちの心を捉えたのが、日本の製造業が抱える深刻な課題です。少子高齢化による人手不足、技術継承の難しさ、そして国際競争の激化。
これらの課題を乗り越えるためには、ITやAI技術を組み合わせた効率化が不可欠だと感じていました。そこでWOGOは、「3D」「AI」「ハードウェア」という3つの技術を軸に、ソフトウェアとハードウェアを融合させた、まったく新しいものづくりを提案しています。
しかし、WOGOが目指すのは単なる課題解決ではありません。むしろ、幼い頃から私を突き動かしてきた、テクノロジーへの純粋な「わくわく」が根底にあります。「技術によって世界が変わっていく、その最前線に自分たちも関わりたい」という、そんな純粋な期待感こそがWOGOの根幹にあります。
社名である「WOGO」は、「勇」と「心」を合わせた「WOGOKORO(勇心)」から名付けられました。「勇気を持って何かに踏み出す」という想いを胸に、日本の製造業に再び「感動」と「驚き」をもたらすことを目指しています。
将来的には、かつて世界を驚かせたソニーのように、人々をわくわくさせるサービスを次々と生み出す会社になりたい。WOGOの技術によってものづくりが数倍から数十倍も効率化し、その結果、人々の生活がより豊かになる。そして、日本から生まれた競争力のある製品を、世界中に届けていきたいと考えています。
徹底的に技術を追求できる、少数精鋭のチーム
WOGOは、平均年齢が20代半ばと若く、フラットな雰囲気の中で活発な議論が飛び交う会社です。
メンバーは皆、高い技術レベルと飽くなき探求心を持ち、それぞれの専門分野でスペシャリストを目指しています。私も含め、全員が「CTOレベル」を目指せる環境。開発において技術的な議論は不可欠であり、互いに高め合える関係性が重要だと考えています。
最新技術に関する学びを共有する「テックアンテナ」など、技術を高め合える機会が豊富にあります。徹底的に技術を追求する姿勢があるからこそ、高いクオリティと新規性のあるサービスを生み出すことができているのです。
WOGOが描く、未来のものづくり
今後、WOGOをどのような会社にしていきたいか。
それは、「ソフトウェアからハードウェアまで、なんでも作れる会社」です。
様々な専門分野の知見を持つエンジニアやクリエイターが集まり、本質的な「ものづくり」ができる会社。年齢や性別に関係なく、誰もが自分のアイデアと想像力を働かせ、創造的な仕事ができる会社にしたいと考えています。
多様な技術やアイデアが溢れる場所。それが、私たちが目指すWOGOの未来の姿です。そして、その場所から、人々の生活を豊かにするようなサービスや製品が生まれていくことを願っています。
未来の仲間へ
株式会社WOGOに興味を持ってくださった皆さん、そして当社のサービスをご利用いただいている皆さん、ありがとうございます。
私たちはまだ道半ばですが、日本の製造業の未来をより良くするため、これからも努力を続けていきます。長い目で温かく見守っていただけると嬉しいです。
最後に、これからWOGOの仲間になるかもしれない皆さんへ。
0から1を生み出す開発は、決して楽な道のりではありません。
開発が成功するかも、世の中に使われるかも、やってみないとわからないからです。それでも、私たちは「技術で世の中を良くしたい」という情熱を持っています。
もしこれを見てくれているあなたが、さまざまな技術に興味を持ち、高いレベルの環境で開発に取り組みたいと考えているなら、そして世界を驚かせたいなら、WOGOは最高の環境だと確信しています。私たちと一緒に、日本の「ものづくり」に大きなインパクトを与え、世界を「すごい」と驚かせるようなプロダクトを生み出しましょう!
WOGOは、常に新しい技術を学び続け、自らの手で未来を創造していきたいと願う人にとって、最高の舞台です。
秦の思いを聞いて感じたこと
「ドラえもんのような技術で、世の中を面白くしたい」
そう語る彼の目は、幼い頃に見た飛行機や新幹線を初めて目にした時のように、輝きに満ちていました。株式会社WOGO CEOの秦は、ロボット研究者を夢見た少年が、日本の製造業の未来を創る挑戦へと踏み出した男だ。
彼の情熱は、遠い記憶の中にある原体験から今もなお変わることなく、日本のものづくりを革新する原動力となっている。彼の創業の物語は、単なるビジネスの成功譚ではない。それは、一人の少年が抱いた純粋な感動と夢が、いかにして大きなビジョンへと結実していったかの軌跡なのだ。
採用情報
現在、WOGOでは、エンジニアを始め様々なポジションで採用強化中です。
ご興味がある方は下記よりご応募ください。