果物売り場にイチゴやミカン、リンゴが並び始め、年末が近づいて来たなと感じます。今回は青果販売の中でも特に果物担当者のお仕事についてお伝えしようと思います。
果物担当はお客様の求めているものに気付けるかが大事!
果物は価格も上がり、普段からたくさん購入できるものではなくなっているのかもしれません。だからこそ、絶対に味の良いものを食べたいや、美味しいものを大切な人に贈りたいとギフト商品としても果物の需要が多くあります。お店の果物担当者はその果物の良さを対面でお伝えするようにしています。
私たちのお店には「対面台」と呼ばれる台があります。目の前にその日のイチオシの商品を綺麗に陳列しながらお客様にお声がけしていくところです。どこの店舗も入口に近くなどのお客様の目が付きやすいところに設置されていることが多いです。
イチゴでも品種によって味も硬さも違う、同じ見た目のりんごでも甘さと酸味のバランスが異なり、加熱向きのものもあります。私もこのお仕事をするまではそんな区別付けれず、なんとなくで買い物をしていました。
実際に対面台に立って販売していると、「どれがいいか分からないなあ」という声をよくお聞きします。その時にこそ、対面販売の魅力が発揮されます。お客様に商品によっての違い、農家さんの作る過程でのこだわりなどを紙のPOPだけでなく、直接お話してお伝えすると、「じゃあ、甘いのが好きだからこっちにしようかな」と、迷ったときの材料としてくださります。
せっかく青果専門店なので果物のことで私たちが知っていることは全てお伝えして、よりお客様の買いたいものに近い商品を提案していきたいと考えています。
贈答用の箱詰めを悩んでおられるお客様にじっくりお話を聞きながら、どの果物を詰めるかを一緒に考えます。旬のもの、お送り先の人数、好みの味、日持ち、費用等、色々な面からお客様に喜んでもらえるギフトを作り上げていきます。お客様にお渡しした時には「これならきっと喜んでくれる!」と声を掛けてくださったり、後日、「お送り先の方から美味しかったと連絡がきたよ」と教えて頂けたりする瞬間が、良いものを届けれて良かったと感じる時です。
一年を通して、それぞれの季節に合わせた果物が八百一には並びます。社員は実際に食べて、感じたことを言葉にして、お客様にお伝えしていきます。
対面台で直接、お客様にその果物の旬を自分の言葉でお届けしてみませんか?