毎年、秋に実施している1~2年目の社員対象の農業体験研修。今年も丹波農場で実施しました!
お食事編に続き、農業体験研修の内容を詳しくご紹介します。
1日目 露地栽培の定植作業(花菜・タアサイ)
花菜とタアサイの定植作業を行いました。定植とは植え付け作業のことです。
花菜はいわゆる菜の花のことで、蕾の部分をおひたしにするのが代表的な調理法ですよね。タアサイは少し珍しいお野菜ではないでしょうか。葉が大きくなり横に直径30㎝くらいまで広がっていくお野菜です。花菜やタアサイは八百一の各店舗の売場でも販売している商品です。商品としては知っていても畑でどう栽培されているか初めて知った社員が多かったようです。
中腰で広大な農場にひたすら手作業で定植していくこの作業。農業の大変さを体感したという声が多くありました。
みんなで定植したタアサイは12月頃の収穫となり、各店舗に出荷されていく予定です。
2日目 施設栽培の見学(ミニトマト)
ビニールハウス栽培中のミニトマトの見学を行いました。水量や温度管理の違いによる味の変化などを教えて頂きました。日々のこまめな管理があるからこそ、様々な商品を販売することができ、私たちの元のに届いていることを実感できました。
9月に定植を行ったミニトマトは大きく成長して、実が付き始めていました。もうすぐ色づき始めて、収穫となるそうです。1つの株でも下の方についた実、上の方の実で形、味が変わり、その様子を実際に観察することができました。
2日目 施設栽培の定植作業(パセリ・わさび菜)
この小さな苗からお店で売っているようなパセリになっていきます。
定植する位置など社員同士で気を付けながら協力して作業を進めていました。
サラダなどで使われる葉物野菜のわさび菜は味が少しピリッとするのが特徴です。今年は長く続いた夏の暑さの影響で苗が上手く成長せず苦労したとのことでした。農業体験で定植作業をするにあたっての苗の準備の様子のお話も伺えました。
普段は各店舗で働いていることが多い社員の皆さんが農場に入って作業した今回の研修。参加した社員からは、それぞれが各お店でのお仕事に戻った時、お店に届く野菜、果物の見え方が変わってきたという声もありました。きれいに袋詰めされてお店にやってくる野菜が、実際はこんな感じで育っているのかと知ったり、ずっと同じ姿勢で作業を進めるしんどさを実感したりといつものお仕事の中じゃ知れなかったことをたくさん学べた機会となりました。