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「今の自分、全然イケてないかも」──まったくの異業界から飛び込んできた中途社員が自分の価値を高めることに成功した話

2020年2月、株式会社オプトホールディングは、株式会社デジタルホールディングスになりました。この社名変更をうけて、就活生のみなさんのなかには不安や戸惑いを感じた方がいるかもしれません。

オプトホールディングは、デジタルホールディングスになって、なにが変わったの?

それは、私たちデジタルホールディングス自身が、事業や社員を通じて、これからお伝えしなければならないことです。

「デジタル」という大きな看板を背負い、ダイナミックに変化するデジタルホールディングスは、これまでにどんな変化を経て、これからどう歩んでいくのか。

まったくの異業種から未経験でデジタルホールディングスへ中途入社した社員に、デジタルホールディングスの様々な面を聞いてみました。

社員紹介

安本義和(やすもと よしかず)

2016年オプト中途入社。運用型広告を扱うコンサルティングセールス部にてWEB広告コンサルティング業務を経験したのち、アカウントプランニング部へ。主に多品目ECを運営する広告主に対するWEB広告のコンサルタントを担当している。2020年領域個人表彰受賞。現在はアカウントプランニング部マネージャーをつとめる。

「今の自分、もしかしてイケてない?」アナログな業界からデジタルの世界へ飛び込んだ

――2016年にデジタルホーディングスに中途入社する前はどのような仕事をしていたんですか?

安本田:僕自身は2013年卒で、新卒入社した広告制作会社に3年勤めていました。総合通販のカタログの制作を担当していて、たまにWebのLPを作ることはありましたけど、扱っていたのはずっと紙媒体でしたね。

――アナログ系の制作現場から、Web広告業界に転身したきっかけは?

安本:実は当時、転職する気は一切なかったんです。でも、たまたま電車の中吊り広告で自分の好きな球団の求人を見たんですよ。僕、野球が大好きなんですけど、好きな球団で働けるってすごく面白いな、と思って求人に応募したのがきっかけです。

その球団の求人は球団のグッズの広告をつくるようなお仕事で、経験不問とあったので思い切って応募して面接まで進めたんですが、「熱意は伝わったけど活躍するビジョンが見えなかった」とフィードバックをもらって、「ごめんなさい」とお断りをされてしまいました。

経験は問わないのに、活躍するビジョンが見えないということは、俺ってよっぽどイケてないんだな、と思いました。前の会社にいるときは「自分はイケてる部類だ」と思っていたのに、一歩出ると、全く違う評価が与えられるんだ、とそのときに知ったんです。
自分をもっと知って成長するためにも転職活動を続けようと思いました。

――そんな中でデジタルホーディングスを選んだのはどういった経緯が?

安本:“経験不問”のときに欲しがられるような人材ってなんだろうと考えた結果、ポータブルスキルを持っていることだと思ったんです。つまり、どこの会社や職種でも活かせる、「持ち運びできるスキル」を持つ人材になろうと。だから課題解決型の営業やコンサルティングができる会社を探しました。そこでデジタルホールディングスを紹介してもらって、入社に至りました。

――入社の決め手になったのは?

安本:今のオプトの社長が当時の面接担当だったんです。そのときに、経歴について聞かれることはなく、代わりに「うちつらいけど大丈夫?」って言われたんです(笑)。つらいというのは、これまで未経験の分野へ転職すること、変化の速い業界・会社に飛び込むこと、年齢に関係なく自分の能力をストレッチした難しい仕事を任されることなど、色々な意味がありますが、がんばった先に成長できる環境がある、と。つらくなったときに乗り越えられる理由がある、と。

それを聞いて、まさに自分が求めている環境だと思ったんです。だから「今は自分を高めたい」という意思があることを伝えました。そのうえで、自分がオプトにマッチするかは判断してもらいたいとお話しました。

それに、面接の中で僕の過去や経歴を見るんじゃなくて、僕の未来や人柄、社風が合うかどうかを見られている印象があったのもよかったですね。

――実際に入社してみてどうでしたか?

安本:前職では40代から50代の社員が多くて、定期的に新卒を取っていないということもあり、30歳を過ぎてようやく役職がつくぐらいのスピード感でした。僕も3年目でやっと個人としての成績が出せた、ぐらいの比較的ゆっくりとした成長感だったんです。僕にとってはそれが普通だと思っていたんですけど、いざオプトに入ってみたら、1年目からみんなどんどん結果を出していてびっくりしました。周りにいる人の誰が1年目で、誰が2年目なのかなんて全くわからないんですけど、後々、「あの子は1年目だよ」と聞いてびっくりすることが多かったですね。刺激的だったし、落ち込みもしましたけど、「年下なのにみんなすごい。がんばろう」と思いましたね。

――中途入社して1年目の課題は何でしたか?

安本:異業種からの転職でWeb広告全般の知識がゼロだったので、実践レベルで身につけることにすごく苦労しましたね。こんなんじゃ現場では使えない、という焦りもあったので、知識を身につけて、アウトプットしての繰り返しが大変でした。周りの人にはいろいろ聞いて、頼りにさせてもらっていましたね。

ひとつ印象的だったのが、当時、中途社員は自分の数字を持つまで日報を書く文化があったんです。それに対して、部署の人が返信してくれるんですけど、ある日、「毎日悩みながらも楽しそうに仕事をされていて私もすごく刺激を受けています」という言葉をもらったんです。自分の中ではインプットが大変な時期だったんですけど、「そうか、楽しそうなのか」と気がつくことができたので、印象に残っていますね。

外から入ってきたからこそわかるデジタルホールディングスの魅力と課題

――現在所属しているアカウントプランニング部ではどのような仕事をしていますか?

安本:営業とコンサルティングをする組織が統合してできたのが今のアカウントプランニング部というイメージですね。

正直、今だとWeb広告の運用メニューはどの代理店でやってもほとんど一緒だったりします。そういう意味でコモディティ化しつつある業界なんですよね。だからこそ、社内で開発した独自のツールや蓄積された知識・事例をもとに、使い方や運用を掛け合わせで提案しています。社内で開発組織を持ち、さまざまなコンサルティング事例を持つデジタルホールディングスならではの強みを活かして提案することで、お客様のビジネスに根本から関わることができ、結果的に満足度向上につながっているのではと思っています。

――入社前に「うちはつらいよ」と言われていたわけですが、実際はどうですか?

安本:大変です(笑)。でも、確実に成長していると思います。いまの仕事が楽しいのですぐに転職するつもりはないのですが、今の自分の市場価値を知りたくて転職したときのサイトにずっと登録しています。定期的にさまざまな企業からオファーが来ますね。
社内でも半期MBO(目標管理)という形で毎年8月と2月に自身の目標や結果を振り返る機会があり、その度に転職サイトに登録している自分の職歴もアップデートし続けてるんです。自分の経験が広がれば広がるほど、いろんなバリエーションの会社からオファーが来たりするので、自分の選択肢が広がっているという実感があります。そういうところをモチベーションにして、個のスキルを磨いていくのが今の僕の原動力になってますね。

――中途で入ってみて、デジタルホールディングスの良さはどんなところだと思いますか?

安本: 入社当時、何を聞いてもちゃんと答えてくれる人が社内にたくさんいて本当に助かりました。あと僕の個人的な好みなんですけど、文化祭前夜みたいな空気が好きなんです。大変だけど、みんながんばってるんだから、自分もがんばろうって思える。

派閥もないし、みんなフラットだし、遠慮することなく自分の意見を言い合う文化もある。人間関係で悩んでいるという話は社内であまり聞いたことがないですね。

あと、惰性で働くことなく、社員それぞれが明確な目標を持っていてそこに向かっていっている空気がいいですね。そして実際に目標を達成しています。入社当時に「将来は独立したい」と言っていた方はみんな有言実行されている印象です。そして会社自体も、そういう人を応援して明るい空気で送り出す雰囲気がありますね。

――安本さん自身が目指すところは?

安本:入社前に身につけたいと思ったスキルはちょっとずつついてきている実感はあります。でもまだ自信を持って「どこへでも行けるぞ」と胸を張れる状態ではないですね。

デジタルホールディングスは成長の機会を与えるのが上手な会社だな、と思っています。今ある課題を乗り越えると、また新しい課題を与えられるんです。僕も入社2年目ぐらいから予算の大きな案件を任されるようになり、案件を回すスキルや、業務効率が求められるようになりました。さらに今年からはマネージャーをやらせてもらっているので、チームビルディングやマネジメントスキルも新たに必要になります。

ずっと同じ領域に属してはいるんですが、少しずつやることや課題が変わってきているので、その中で自分がなりたい像を楽しみながら見つけていけたらな、と思っています。

――逆に、中途入社だからこそわかるデジタルホーディングスの課題を挙げるとしたらどんなところがありますか?

安本:そもそも平均年齢が若い会社ですし、前述したようにたとえ社外へ出るという選択肢でも新しいことにチャレンジする人を応援する社風があるので、中堅層が少ないので僕みたいな30代の社員のロールモデルがちょっと少ないことですかね。若手に比重が寄ってしまっているかな、と思います。若手からすると機会を得やすいのでいいことかもしれないですが、もう少し中堅層が残って仕掛け作りや育成をしていってもいいのかもしれません。

僕自身も将来のことを考えたりしますが、オプトは人が良くてチームの居心地もいいので、会社の人間関係が嫌になってやめるようなことにはならないだろうなと思います。やめるとしたら、自分のやりたいことが見つかったときですね。

この先どうなるかわからないですけど、人のよさからくる居心地の良さ、っていうのは変わらないだろうと思うし、変わってほしくないなと思います。

「自走」と「内省」があれば、かならず成長できる

――オプトホールディングからデジタルホールディングスへの社名変更については率直にどう思いますか?

安本:グループ名自体を言葉として発する機会はあまりないのでそれほど気にしてはないですが、DX事業に軸足を置いてさらに推し進めていくというメッセージを感じています。
僕個人としても、今までは「営業は営業、コンサルはコンサル」という形で二分してた業務が一元化され、取り扱うメディアの区別もなくなったため、より広く知識を身につけなきゃいけないなと使命感みたいなものを感じています。

単純にやることが増えると捉えるとマイナスのイメージを持つ方もいるかもしれませんが、個人でできる範囲が広くなるので、自分自身のスキルや市場価値はより大きくなるんじゃないでしょうか。

――これからのデジタルホールディングスにフィットしそうなのはどのような人物像でしょうか。

安本:自走できる力と内省できる力があればいいんじゃないかな、と僕は思います。

与えられる仕事も当然ありますが、それをどう拡張していくかは自分の動かし方次第です。能動的に情報を取りに行ってお客様に価値提供をして、自分で仕事の幅を広げられる力を持っていること。新卒だとか入社何年目だとかは関係なく、情報とそれを使いこなすスキルが武器になると思っているので、しっかり自分で動いて、インプットとアウトプットができることが重要だと思います。そして、ただ進むだけじゃなくて時には立ち止まって、しっかり反省して次に活かせる力を持っていること。

この2点があれば、1年目は順調にいけるんじゃないかと思います。2年目以降はそれぞれの課題があるでしょうから。

就活の段階では、軸を持って動くかどうかが将来の自分の助けになると思います。これは就活時に軸を持たなかった僕からのアドバイスです……(笑)。やりたいことが具体的には見つからなかったとしても、なりたい人物像はしっかり見定めて、それに近づける会社かどうかは見た方がいいですね。今の学生さんたちは僕から見ればみんな優秀です。なりたい人物像に近づける場所をぜひみつけてください。

まったくの異業種から未経験でデジタルホールディングスへ中途入社し、自己の成長をまっすぐに目指してきた安本。彼はデジタルホールディングスの環境を大いに利用し、社内外だけでなく社会にとって価値ある人物像へと着実に歩みを進めています。

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