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過去から未来へと経験を活かす -攻めと守りの両翼で新たな価値を。

江藤は運用部のマネジャーとして会社を作る、強くするため、攻めと守りの視点から新たな価値を考えてアクションしています。今までの経験や気づきから自分がしなければならないことが確立されている印象を受けました。

江藤 史雄/メディアソリューション本部 運用部 マネジャー
2015年に新卒でD2Cに入社。入社2か月後に電通営業局へ出向となり、約2年間媒体営業として従事。その後、電通デジタルへ出向し、健康食品系大手クライアントのデジタルプロモーション責任者を担当。2020年4月にD2C Rへ異動し、パフォーマンス向上や提案力強化を主目的とした精鋭部隊として注力案件のグロスアップに向けたサポートを担当。また社内向けの勉強会を定期的に実施。2020年10月より運用部マネジャーに就任。休日は子供に時間を費やす。

<インタビュアー:萩原良太>

悩み、考えながら発見した自分の価値観と仕事観

萩:本日はインタビューさせていただきます。宜しくお願いいたします!

江:はい、よろしくお願いします。

萩:早速ですがまず初めに、幼少期はどんな生活をされていましたか?

江:幼少期から親の仕事の関係で海外での生活が長く、転校も多かったです。新しくできる友達は仲良くなる子かいじめてくる子の両極端になるので悩んでいた時期もありました。子供ながらにですが、新しい出会いやコミュニティの中で自分がどのように入っていけるのか、どんな役割になれるのかを無意識に考えていたのかなと思います。

萩:子供ながらに悩んで、必死にどのようにすれば良いのか考えていたんですね。追加で少し経路を変えますが、学生時代に熱中していたことや、感動した経験はありますか?

江:テニスを通して、上手くいかないことや難しいことをコントロールできたときにやりがいや気持ち良さを感じていたことに気付きました。テニスはすぐにフィードバックが返ってくるところにすごくおもしろさを感じていたのかなと思います。試合中、ポイントごとの喜怒哀楽がありつつ、勝ち負けもあり、課程と結果がストレートに自分のパフォーマンスに跳ね返ってくるのが自分に合っていたんだと思いますね。

萩:テニスから大きな発見を得られたんですね!そこから仕事につながることはありますか?

江:テニスから仕事観の一部を形成しているなと感じます。

テニスは試合中に負けていても勝つためのビジョンを考えていないとショットに悪い影響が出てしまうので、そういった意識は仕事でも持っていると思います。仕事で意図的にポジティブな思考につなげるファシリテートをしたり、ネガティブにならないチームビルディングをしています。

今の運用部でも新しいことに取り組む業務が多いので、その思考を活用しています。テニスの試合で勝つためのビジョンを描くように、明確なゴール設定やその中で得て欲しい経験などを言葉にしてメンバーに伝えていくようにしています。

萩:テニスが仕事観とリンクするというのは、非常に興味深いです!テニスは奥深いスポーツなんですね。大学進学以降の経験も聞かせてください。

江:大学院時代の研究が最も思い出深いですね。テニスで怪我をしたことがきっかけで、たまたま大学内で人工医療の研究をしていることを知りました。そして、大学院への進学を決めて人工軟骨の研究に明け暮れる生活が始まりました。

萩:なるほど、何故大学院に進学してその研究をしようと思ったんですか?

江:新たなことに挑戦して世界に何かインパクトを残せることに熱を注いでいる人がかっこよく見えたのはあったと思います。自分自身もそのようなことに対して挑戦したいと思って進学を決めました。



周囲を巻き込み、プロジェクトを遂行する難しさ

萩:D2Cへの入社後は、早々に出向しているんですね。

江:そうですね、入社2か月で電通営業局へ出向になってメディアセールスとして約2年間従事していました。

萩:初配属時の心境はどうでしたか?また、立ちはだかる現実として何か感じたことがあれば教えてください。

江:大学受験の浪人や大学院への進学をしてきたので、学生時代の同級生は、ほとんどが社会人歴で何年も先輩でした。初配属先でも同じ年齢の電通の方が新卒5年目で自分と比べたときに経験やスキルセットなど何もかも大きな差があることを痛感していました。また出向している立場もあり、より丁寧な対応をしたり結果を出していかなければという危機感を持っていましたね。

萩:確かに新卒1年目と新卒5年目では明らかに大きな差がありますよね。その当時、どのようなことを考えて仕事に取り組んでいましたか?

江:その初配属でやるからにはやりきったと思えるまで仕事に打ち込みたいと思っていました。

萩:その後、実務を通して得た気付き、経験となったことを教えてください。

江:プロジェクト進行していく上で、自分の意見を説明していても意図したように伝わらないと気付きました。相手の関心がどこにあるのか、相手が何を意図してその発言をしているのか、こちら側から思考を走らせないといけないことに気付きました。

その上で、社内外問わず巻き込んで進行するためには、相手のモチベーションをコントロールした上でプロジェクトを推進していくことが大事だと学びました。

萩:すごく良い気付きがあったんですね!その気付きは現在の業務でも活かせていますか?

江:その意識は、今の仕事にも活かせていると思います。現在のマネジメントに関してはどんなことをやりたいのか、どんなことにモヤモヤしているのかなど積極的に会話をしています。主観ではあるのですが一人一人に寄り添いながら、チームビルディングをしています。

萩:なるほど、若手の時期を振り返っていかがですか?

江:がむしゃらにやれることをやっていたのですが、やりたいことを周りの人に発信・相談をして巻き込むことで遂行できると気付いた時期でもあったかなと思います。周りの人の助けをもらうことで自分の状況を把握しながら、自分だけではできないことに挑戦できるようになったのは良かったです。ここからチーム意識をもって仕事を取り組めるようになったと思います。



過去の事実への向き合い方と未来への活かし方

萩:その後、ご自身の中でブレイクスルーとなったポイントはありますか?

江:デジタルプロモーションの責任者として対応していたある案件で大炎上になったトラブル対応ですね。その中で上司の適切な立ち回りもあり、なんとか乗り切れたのですが、結果として責任者を外れることになりました。そのため、責任者としての役割・責務を果たせなかったことはとても悔しい思いをした記憶がありますね。

萩:その経験にとても強い思いがありそうですが、どんなことを学んでのブレイクスルーとなりましたか?

江:その時に上司から責任者を外したことに対して、
「この事実に対しての対応は、役割や立場でそうなっただけで江藤という人自体を責めているわけではない」
「次の役割で結果を生むためにしっかり準備していかないといけない」
といった言葉をいただいて、すごく成長につながったと思います。

今後自分に何か役割や責任を任されたときに、先回りしてチャンスをつかみ取るための準備をしておかないといけないと強く心に刻まれた体験となりました。

萩:成長となった大きなポイントだったんですね。今でもその学びは現在の役割や業務で意識していますか?

江:それは今でも大切にしています。過去の事実をしっかり振り返っていきながら、すぐに気持ちは現在~未来をどう立ち回っていくかと切り替えることを意識しています。それはテニスでも同様で、同じミスを起こさないように次のプレイに活かしながら気持ちを切り替えないと勝てないので、その思考がリンクしているなと感じますね。そのおかげでどんなことにもポジティブに取り組めるし、立ち止まらずに進むことができていると思います。今の仕事観という点では重要なポイントになっています。



攻めと守りの両翼で組織を強く

萩:現在の部署・役割としてのミッションや強くしていきたいことはありますか?

江:それに関して、「会社の機能」「文化・基準」「連携」の3つのミッションに取り組んでいます。「会社の機能」としては、今後会社がさらに成長していくために、メディアとの向き合い方を改善し、強化していきます。現状だと、メディアリレーションが弱いなと思います。だからこそ、さらに競合に負けないようになるには、メディアセールスを強化して現在よりも良い商品、良い提案を生み出していく必要があると思っています。現在はそのメディアセールスの体制を整えて組織力強化を図っています。

「文化・基準」としては、現状の運用部を見ていると、ホスピタリティ・助け合いで成り立っていることを感じています。もちろん大事なことですが、守りに入りやすく新しいことに挑戦しづらい現状を変えていきたいと考えています。なので、現状からさらに売上にコミットする、組織的に売り上げを上げていく視点を強化する仕組みや教育体制の構築に取り組んでいます。

「連携」では、情報やノウハウに関する窓口の交通整理をしています。会社が毎年徐々に社員数を拡大していることもあり、情報やノウハウが俗人化しているため、情報やノウハウの共有体制を新しく構築したいと考えています。

萩:なるほど、攻めと守りのどちらも担っているんですね。

江:組織的な守りのバランスを取りながら、機能拡充という攻めの動きをしないといけない思いは強くありますね。

萩:そうなんですね、今挑戦している新しいことに関してはやりがいを持って取り組めている状態ですか?

江:やりがいというよりも楽しいが強いですね。やりがいとしては、会社を作る、強くする点において、やりがいのあることを任せてもらっているなと思っています。

萩:今までにない新たな価値を見出していく、とても重要な役割をされているなと再確認しました。ありがとうございます。最後に将来の夢を教えてください。

江:そうですね、早期リタイアして奥さんとのんびりテニスをしていたいです!笑
マスターズの大会で活躍したいです。

萩:めちゃくちゃ素敵な夢ですね!本日は貴重なお話をありがとうございました。


あとがき

江藤が現在の仕事観を形成している背景には学生時代を含めた経験や学びを糧に、自分なりの吸収と活かし方がありました。それぞれの経験や学びを無駄にせず、現在の役割やパフォーマンスに反映している姿は見習わなければいけないと考えさせられるものでした。今後江藤が率いる運用部が会社をさらに強くしていく姿に注目をしていきたいと思います。

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