私が「経済力を身につけたい」と強く思うようになった原点は、子どもの頃の経験にあります。
私の家庭は、最初から複雑だったわけではありません。
家族5人と犬2匹で暮らし、新築の一軒家に住み、兄弟喧嘩をしながら毎日を過ごす、ごく普通の家庭でした。
でも、その日常は突然終わりました。
母は家を出ることになり、仕事も車も家も、一度に失いました。
私は自分の意思で母についていくことを選びました。
そこから始まったのは、お金のない生活です。
家具を買う余裕はなく、勉強机の代わりはダンボールでした。
学校へ行き、帰宅して家事をして、アルバイトへ向かう。
精神的に余裕のない母を支えながら過ごす毎日は、「いつまでこの生活が続くんだろう」と考える日々でした。
その頃、何度も思いました。
「お金があれば。」
お金があれば家具が買える。
お金があれば生活を守れる。
お金があれば母を助けられる。
お金があれば、自分の選択肢も増える。
もちろん、お金ですべてが解決するとは思っていません。
でも、お金によって救われる人がいることも、お金によって人生の選択肢が広がることも、私は身をもって知りました。
だから私が本当に欲しかったのは、お金そのものではありません。
「選択肢」です。
大切な人を守れる選択肢。
苦しい環境から抜け出せる選択肢。
誰にも依存せず、自分の力で人生を選べる選択肢。
あの頃の私は、「お金がない」という理由だけで、多くの選択を諦めてきました。
だからこそ今は、自分自身の力で未来を切り拓ける人になりたいと思っています。
過去を変えることはできません。
でも、未来は変えられる。
ダンボールを机にしていたあの日の自分が、いつか「あの経験があったから今の自分がある」と胸を張って言える人生を歩みたい。
そして、お金が理由で夢や選択肢を諦める人を、一人でも減らせる存在になりたい。
あの日から、私の目標は変わっていません。
誰にも依存せず、自分の力で人生を選べる経済力を身につけること。
だから私は、今日も挑戦を続けています。