プロジェクトデザインは、人と組織の変革(トランスフォーメーション)を支援する会社です。
私たちは、ビジネスゲームというテクノロジーを活用した人と組織の変革支援のプロジェクトを通じて、自走型の人材やチームへと変わっていくプロセスを伴走します。
2010年の創業以来、私たちが開発してきたビジネスゲームは200種類を超え、私たちのビジネスゲームを活用した研修やワークショップは、企業・官公庁・学校などの様々な組織で実施されています(20カ国・30万人以上がビジネスゲームを体験しています)。
今回は、制作部の竹島さんのインタビュー内容をお届けします。
それではどうぞ!
竹島 雄弥(たけしま ゆうや)
富山県立富山中部高等学校を卒業し、東京大学に入学。農学部の環境資源科学過程の1つである生物・環境工学専修を卒業。幼少期に読んだ手塚治虫の漫画・エッセイに触発されて、環境問題を専門的に学んだ。農学部の講義だけではなく、経済学や国際政治学も受講し、多角的視点・横断的視点を養った。その結果、環境問題の解決には「小さな努力の広く多く積み重ねる」ことが必要だと考えるようになった。プロジェクトデザインではビジネスゲーム制作におけるロジック開発・システム化、社内システムの管理を中心に担当。
――竹島さんは、どのような経緯でプロジェクトデザインと出会ったのでしょうか?
私は大学を卒業してから、実はニートしていたことがありまして。
その頃に出会った福井さん(当社の代表取締役)に就職について相談したんですよね。その場で福井さんから「竹島くんは、他のところに行っても難しいかもしれない」と率直に言われてしまいました。
就活の失敗続きで自分の偏屈さに気づいており、企業目線では私は採用しにくいタイプだと自覚していたので、厳しいお言葉にも納得感がありました。ですが、福井さんからチャンスをいただき、プロジェクトデザインの第一号社員となりました。
――第1号社員の竹島さんから見た、福井さんの印象を教えてください。
自分に合うかどうかだけで人を判断しない人、自分と異なる考えを尊重してくれる懐の深い人ですね。
また、誠実さをとても大切にしている人でもあります。異なる考えを尊重してもらえるのも、相手に誠実さがあってこそです。不真面目な態度の相手には厳しく接するところもあります。
それに加えて、福井さんは性善説的に人間が好きなのだと思います。だからこそ、プロジェクトデザインの社員にも、人が好きな人が多く集まっている印象があります。
類は友を呼ぶ、ですね。
――仕事における成功体験、または、やりがいを感じることについて教えてください。
私は制作部でゲーム制作に関わっており、成功体験と言えば、2つの出来事が思い浮かびます。
1つ目は、企業の採用活動で利用するゲームを制作した際に、お客様が「これまで選考のために何千万円もかけて適性診断や性格診断していたのは何だったんだ」と話されていたのを聞いた瞬間ですね。
心の中で「勝った!」と思いました。
自分が制作に関わったゲームがお客様に認められることはいつも嬉しいものですが、この時は、ゲームのもたらす価値のインパクトの大きさをダイレクトに実感できたので、いまでも鮮明に覚えています。
2つ目は、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」を制作したことです。このゲームは、取締役 兼 事務局マネージャーの竹田さん発案のもとにプロジェクト化され、環境分野における専門知識を持っていた私もゲーム制作に深く関わらせていただきました。
ゲームの制作期間は平均3~4ヶ月かかりますが、このカードゲーム「2050カーボンニュートラル」は倍の8ヶ月ほどかかるほどに、色々な苦労がありました。ご興味のある方は、ぜひ、その辺りの紆余曲折をまとめたカードゲーム「2050カーボンニュートラル」開発ストーリーの記事をご覧ください。
カードゲーム「2050カーボンニュートラル」は、様々な企業や自治体などで利用されており、今もなお、全国各地に広がり続けています。このゲームの影響が大きくなっている様子を見ると、とても嬉しい気持ちになります。
――竹島さんのビジョンについて教えてください。
社会に大きなインパクトを与えたいですね。
そういう意味では、先ほどお伝えした2つの成功体験は、まさに大きなインパクトそのものですし、プロジェクトデザインのゲーム体験者はどんどん増えていっているので、色々な人と組織に影響を与えていると感じます。
仕事を通じてビジョンを体現できているような感覚です。
――竹島さんから見た、会社の雰囲気はいかがですか?
個人のやりたいこと・挑戦したいことを発表すると、周囲の人たちが後押ししてくれることが多いですね。自分の思いが強いほど、夢を実現しやすい環境が整っていると思います。
自分の思いを伝えることには勇気がいるものです。「こんなことを言って、反論されたらどうしよう」とか「否定されるのが怖いな」とか。ですが、プロジェクトデザインの中では、自分の思いを伝える人に対して否定的な声は無いですね。
もちろん、人によっては賛同できないこともあると思うのですが、そういった場合は大人の対応でスルーしてくれます。異なる考えや意見を持つ人たちに対しても否定せずに見守る雰囲気が会社にはあるということですね。
私は、そんな環境を居心地が良いと感じます。
――最後に、就活を行っている学生に向けてのメッセージをお願いします。
面接の場で企業に質問をする際に「御社はどんなことで社会貢献されていますか?」 と質問される方がいますが、聞くべきは、他人がしていることじゃなくて、自分がしたいことができるかどうかです。そこに焦点を当てるべきだと思います。
就活の面接に失敗したところで、 失うものはほとんど無いことを自覚した上で、思いっきり就活に取り組んでみてください。