Onebox株式会社は、「非創造的な業務をなくす」をミッションに、2020年に創業したスタートアップ企業です。メールの共有・管理ができる機能から始まった「yaritori(ヤリトリ)」は、顧客管理や一斉配信まで提供価値を拡げ、250社以上の企業に導入されるまで成長しています。
また、真のDXを実現するためには、情報発信の強化が必要との考えのもとメディア事業も新たに立ち上げています。AIの進化により世の中が加速度的に変化するなか、今後もさらなる挑戦を続けてまいります。
今回は、代表取締役の奥村さんに、いままでの歩みとこれからの挑戦について、あらためて話を聞きました。
目次
非創造的な業務をなくす挑戦
事業フェーズは「立ち上げ」から「拡大」へ
AIをプロダクトはもちろんオペレーションにも活用していく
プロダクトの企画から実装まで携われる環境が魅力
業務そのものを「楽しめる」職場環境
非創造的な業務をなくす挑戦
ー創業から今に至るまでの沿革を教えてください。
Oneboxは2020年のコロナ禍に創業したスタートアップです。
会社を立ち上げるまで、企業に勤めながら土日にさまざまなアイディアを試すということを2年ほどやっていました。
そんななか、自分が最も日常的に仕事で使用するツールで使いづらいものはなんだろうと考えたときに、メールに着目し、「yaritori(ヤリトリ)」を開発したことが起業のきっかけです。
メールは最も多くのビジネスマンに使われているコミュニケーションツールですが、人によって使い方もさまざまですよね。
一方で、gmailやoutlookというのは全然進化していない。コロナによって働き方が大きく変わっていくなかで、Eメールを現代の働き方に合った形に再構築する挑戦は面白そうだと感じました。
複数人で問い合わせ対応をしている方の課題が顕在化していることがわかったので、メールを共有・管理できるようにするという機能からサービスの提供を開始しました。
顧客管理、一斉配信など提供価値を拡げ、直近ではAIを活用することでサービスの導入効果を最大化することに注力しています。
「yaritori」は、お陰様で250社を超える企業にご利用いただく規模まで成長しましたが、今後は問い合わせ対応にとどまらずユースケースを拡げていきます。
ー創業から事業内容の変化はありましたか?
「yaritori」を提供していくなかで、ツールが解決できることの限界も実感していました。当社のお客様は中小企業の会社も多いので、そもそも業務環境が整っていないことも多くあります。
そこで、最新のテクノロジー情報や経営課題の解決に資する内容までテーマを広げる「メディア」事業も開始しています。
金融領域を中心に複雑なビジネス環境の情報を整理しお伝えする「FUKUROU」というサービスです。継続的に情報発信をするためにも、事業として収益を上げることも意識しています。
特に、法人カードは最近大きく進化をしており、支払い業務全般を効率化できるカードも増えています。「yaritori」同様に業務効率化の第一歩として取り組みやすいアイテムといえるのではないでしょうか。
事業フェーズは「立ち上げ」から「拡大」へ
ー現在の事業状況を教えてください。
「yaritori」「FUKUROU」ともに立ち上げのフェーズから、「拡大」のフェーズに入っています。
「yaritori」は、画面デザインや機能などのベースとなる部分がやっと整ってきました。今後は課題解決のための機能から導入効果を高める機能開発や、新たなユースケースの開発に取り組めるようになってきています。
マーケティング面においても、これまでSEOを中心としたインバウンドマーケティングを行っていましたが、より認知獲得のための施策も必要なフェーズです。
「FUKUROU 」も同様に、情報発信手段の多様化や認知拡大が必要です。また、より幅広いテーマの取り扱いやメディア起点の新事業などの仕込みも進めています。
会社として少しずつ面白いフェーズに入ってきていると思います。
AIをプロダクトはもちろんオペレーションにも活用していく
ー今後の展望を教えてください。
今後は、既に成果がでている「既知」の領域をしっかりと強化をしつつ、まだやったことない施策など「未知」の領域にも挑戦していきたいです。
特に、AIの進化は凄まじいものがあり、AIによる環境変化を捉えられることが、規模に劣るスタートアップの勝ち筋だとも考えています。
すでに「yaritori」では、AIエージェント「yaritori AI」を実装しており、問い合わせ対応の自動化を一部実現しています。
プロダクトにどうAI技術を取り込むかはもちろん、ルーティン業務の自動化や、機能開発・サービス開発の効率化などオペレーションにも積極的に導入を進めている最中です。
まだまだ取り組めていないことも多く、未整備な部分も多いので、一緒に会社を大きくしてくれる仲間を探しています。
プロダクトの企画から実装まで携われる環境が魅力
ーどのような人材を求めているのでしょうか?
大前提、当社は業務委託も含めたコアメンバーが10名ぐらいの人数の少ないスタートアップ企業です。
そのため、役割の変化が発生しやすい点や、正解がわからないなかで自ら仮説設定し実行できるか、など「変化」や「裁量」を前向きに楽しめるかという点は重要だと思います。
そのうえで、事業拡大に必要なスキルに適正があるか、会社の雰囲気にマッチしそうな方とぜひ一緒に働きたいと考えています。
さまざまな領域で、企画から実行までに関われるという点は他ではない魅力ではないでしょうか。
業務そのものを「楽しめる」職場環境
ーOneboxはどのような雰囲気の会社なのでしょうか?
比較的自由でフラットな会社だと思います。
20代後半から30代が中心のメンバーで、年齢に関係なく「さん付け」で会話をしています。Slackで勤怠報告をし、定例で企画や進捗の報告をします。
残業はほぼなく、土日に仕事をすることはありません。「非創造的な業務をなくす」をミッションに掲げていますし、スタートアップだからといって、がむしゃらに時間で解決する方法は取りたくないです。
業務時間に余白を作り、それぞれの業務で実験しながら「楽しめる」かどうかを大切にしています。常に効率的かつ成果の出る最高の仕組みを模索しながら働いています。
ー休日はどのように過ごされていますか?
意識的に、仕事とは違うことや自分が今まで経験したことないことをして過ごすようにしています。
トライアスロンに挑戦したり、ここ数年はサーフィンにハマっています。旅行にも行きますし、本を読んだり、Netflixで映画やアニメを見ることも多いです。
会社経営は、自分で答えを設定しなくてはいけない仕事だと思います。自分が目指したい世界は何か、この世界をどう理解すればいいのかを考えるさいに、新たな体験、歴史や創作などからヒントを得ることも多いです。
世の中の常識は急速に変化するので、これからの時代にふさわしいサービスづくりを続けていければと思います。