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2025年6月下旬、天地人の社員やその家族が一堂に会するオフサイトミーティング「ORBIT DAY」が開催されました。
テーマは、「普段の“軌道”が交わる日。地球と未来を思い描く、わたしたちの1日」。日々それぞれの専門分野で活躍するメンバーたちが、地球・宇宙・未来という共通の軸でつながる特別な1日です。本記事では、その様子をレポートとしてお届けします。
暑さ対策もバッチリ。笑顔ではじまる「ORBIT DAY」
朝9時30分、東京都江東区にある「水の科学館」付近のエリアに、続々とメンバーとその家族が集まりました。社員は皆、天地人オリジナルTシャツを着用。中には子ども連れのご家族で参加するメンバーもいて、集合場所はにぎやかに。
進行チームの出迎えのもと開会し、副社長CSTO*の百束さんからは「猛暑が予想されてますし、まずはとにかく事故がないように。そして、天地人がやっていることについて、今よりちょっとでも知って帰ってください」との挨拶が行われました。
*CSTO=チーフサテライトテクノロジーオフィサー
この日は猛暑予報ということもあり、参加者はマイボトルや日傘を持参。さらにクリエイティブチーム特製の折りたたみうちわも配布され、熱中症対策も万全です。
ちなみに、マイボトルの活用は暑さ対策に加え、天地人のバリューのひとつ「地球に良い営みを」にもつながる取り組みです。この日75人分=75本のペットボトル削減を目指し、リユースボトルの使用が推奨されました。
PART1:地球インフラ編 ー「水」を支える見えない仕組みを学ぶ
午前中は、「蛇口をひねれば当たり前のように出てくる“水”の裏側を知ろう」をテーマに、「水の科学館」と「虹の下水道館」の2チームに分かれて見学を行いました。
「水の科学館」では、雨水や地下水がどのように飲み水として利用され、循環していくのかを体験的に学べる展示が満載。水の玉を追いかける子どもたちや、真剣にパネルを読み込む社員の姿も印象的でした。
「洗濯やお風呂を使うたびにこんな量の水が使われてるのかとびっくり」「蛇口をひねればキレイな水が出てくるのが当たり前ではないと再認識した」といった感想がありました。
一方「虹の下水道館」では、普段はあまり意識することのない下水道の仕組みや役割について、模型や映像、展示を通じて学びました。トンネル型の展示には子どもたちも大興奮。
「テキストやデータでしか目にしたことが無かった下水管を実際に見て、より理解が深まった」と、さっそく気づきを得たメンバーもいたようです。
PART2:未来デザイン編 ― ミッションと事業の「意味」を考える対話の時間
11時過ぎ、一行はバス2台で茨城県つくば市へ出発。車内では、「天地人コンパス」を使ったクイズが行われました。
お題は【地表面温度が最高で20〜30℃、最低は0℃以上で、ある程度広さのある陸地を見つけよう】。実はこのお題、再エネ施設の適地条件の一例とのこと。多くのメンバーが苦戦するなか、最初に発見したのはインターンの倉田さん! ゲーム感覚でプロダクトへの理解が深まりました。
1時間半ほどバスに揺られ、「つくば国際会議場」に到着。お次はPART2「未来デザイン編」。
このパートでは、事業開発統括マネージャーの西山さんによる「サステナビリティを理念から実行へ」と題したプレゼンテーションが行われました。印象に残ったのは、「サスティナブルな選択とは、将来のための決断である」という言葉。子ども連れの参加者も多かったこともあり、「次世代のために、私たちが今できること」を考える時間となりました。
プレゼン後はそのままランチタイム。同じテーブルについたメンバー同士が自然と会話を交わします。
天地人ではフルリモートで活躍しているメンバーも多いため、「対面でお会いするのは初めてですね」などの会話もチラホラ。プレゼンで提示された問いが、会話の中でふと話題になることもあり、それぞれが「会社の未来」「地球の未来」について思いを巡らせていたように感じられました。
PART3:宇宙技術編 ― 宇宙から地球を見つめる
ランチ後は、JAXA筑波宇宙センターへと移動。“宇宙好き”が多い天地人メンバーたちはワクワクした様子でバスを降り、展示館「スペースドーム」へと足を進めます。
展示館「スペースドーム」には、人工衛星やロケット模型、ISS「きぼう」の展示などが並びますが、天地人にとってこのパートは少し特別です。
というのも、天地人のメンバーには実際に衛星開発をしてきたスペシャリストがいるということ。
副社長CSTOの百束さんをはじめとするJAXA出身メンバーが、自分たちが携わった衛星の模型を前に、制作当時のエピソードを披露してくれました。目の前の展示物とともに解説や制作裏話を聞けるのは、まさに天地人ならではの体験です。
天地人の事業の根幹である「衛星データの活用」についても、ただ言葉で理解していたことが、展示を通してより立体的にイメージできたといった感想が飛び交いました。
最後はロケット広場で全員集合。天地人の代表・櫻庭さんより、締めの挨拶と本イベント運営メンバーへ労いの言葉がかけられ、みんな揃っての記念撮影です。
背景には堂々とそびえる本物サイズのロケット。笑顔と少しの暑さに包まれながら、全員でこの特別な時間を写真におさめました。
ORBITの終わり、でも“つながり”はこれからも
17時30分ごろ、バスは天地人・日本橋オフィス近くに到着。ここで解散となりましたが、オフィス見学をする家族連れのメンバー、打ち上げへと向かうメンバーなど、最後まで多様な過ごし方が見られました。
今回の「ORBIT DAY」は、単なるレクリエーションではありませんでした。
「事業を知る」「仲間を知る」「宇宙や地球環境を考える」――そんなテーマが、体験や対話を通して自然に体に染み込んでいく、そんな1日だったのではないでしょうか。
ふだんはそれぞれの軌道で働いている天地人のメンバーたち。けれどこの日だけは、その軌道がひとつの交点に集まり、また新たな方向へと伸びていきました。