皆さんこんにちは! 天地人の学生インターンの鈴木です。
天地人(てんちじん)は、衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXA認定ベンチャーです。地球観測衛星の広域かつ高分解能なリモートセンシングデータ(気象情報・地形情報等)や農業分野の様々なデータを活用した、土地評価サービス「天地人コンパス」を提供しています。
今回は、てんちびとインタビューの第21弾として、天地人のエンジニア 中村さんにインタビューします! 月1回、天地人の社員を紹介しています。
中村 勇士(なかむら ゆうじ)プロフィール
京都府出身で、大学時代は商学部。
医療系の会社を経てエンジニアとして天地人に入社。
天地人では、フロントエンドエンジニアとして、天地人コンパスに関わる。
情報収集は、多方面から偏りなく。
最近、心に残っている本は『上田文人の世界 ~言葉のないゲームはどのように生まれたのか?』。
好きな野菜はキャベツ。
独学で磨いたエンジニアスキル
大学卒業後は、どんなお仕事を選んだのですか?
色々迷ったのですが、定職に就かないことに決めました。家庭教師や、コールセンタースタッフなど、4、5年さまざまな職を転々とし、そろそろ定職に就こうと考えたときに、趣味でやっていたプログラミングを仕事にしたいなと思ったんですよ。
エンジニアになるためにスクールに通うという選択肢もありましたが、独学を選びました。カリキュラムがなくても自分で学び続ける力が必要だと思ったんですよね。独学の期間は数ヶ月ほどで、近くの大学図書館に通い詰めました。本当に沢山の回り道をしましたが、今でもエンジニアとして働き続けられるのは、あの時に試行錯誤した経験があったからだと思っています。
エンジニアの仕事探しは苦労しましたか?
思いの外すんなりと見つかりました。独学で戦略的にプログラミングを学んできたことが逆に目立ったからだと思います。
どんな会社に入ったのですか?
「人の役に立つこと」が私の軸だったので、教育系と医療系の会社を探し、最終的にご縁のあった医療系の業務サービスを開発する会社に入りました。
独学エンジニアに訪れた実務の壁
入ってみて苦労はありませんでしたか?
実際に仕事として、プログラミングをするのは難しかったですね。働いてみて、実務で扱うアプリケーションの開発に関わる人の多さに圧倒されました。
そのギャップをどうやって乗り越えたのですか?
私がつまずいていた部分は、社会人としての基礎的な部分だったんですよね。
働くまでは、エンジニアの仕事は主にコードを書くことだと思っていました。でも、実際に私が社会に出て働いてみたとき、エンジニアの仕事は、コミュニケーションが半分くらいだと思いました。コミュニケーションを円滑に進めなければ、仕事は進まないですし、プロダクトはチームで作り上げるものという意識が足りていないなと感じました。
ほぼ同期として一緒に働き始めた元看護師エンジニアの方から仕事の基本的なことを学びました。タスクのまとめ方やコミュニケーションの取り方はとても勉強になりましたね。彼女から学んだ様々なことが今の自分のベースにあります。
そのままその会社で働き続けなかったのですか?
エンジニアとして定職に就いて2年くらい経ってから、勤めていた医療系の会社の組織再編がありました。このタイミングで、転職活動を始めて、お声がけを頂いた天地人に入ることにしました。
なぜ天地人を選んだのですか?
天地人のほかに迷っていた企業は、組織化が進んでおり、今後のキャリアがイメージしやすかったのですが、守りに入ろうとする自分に違和感を感じたんですよね。エンジニアになるために独学で試行錯誤したように、もう一度新しい分野に挑戦してみようと思い、その気持とマッチした天地人に決めました。
天地人に入ってみてどうでしたか?
2022年の7月に天地人に入ったのですが、私は天地人で初めてGISを扱うことになったので、右も左もわからず大変でした。でも、実際の業務の中で天地人のメンバーからのサポートがあったので、キャッチアップすることができました。
色々教えていただきながら、衛星データについて学ぶにつれて、データの種類は本当にたくさんあることがわかりましたし、宇宙からのデータをどう使うかでかなりの可能性が生まれると感じましたね。
また、天地人は海外のメンバーも在籍しているので、臆することなくコミュニケーションをとるようになりました。
他のエンジニアからムードメーカーだとお聞きしました。中村さんがコミュニケーションするうえで心がけていることを教えてください。
私は、話すことがあまり得意ではないと思っているのですが、普段のコミュニケーションで意識していることは3つあります。自分から話し始めること、誰かの発言に対して積極的にリアクションを取ること、他人の話を遮らないことです。
自分で振り返ると、無意識な部分も大きいですが、コミュニケーションの流れが止まらないことを意識しているのかもしれないなと思いました。
天地人に入社した中村さん
これからの意気込みを聞かせてください。
人の生活において水は必要不可欠なものだと思います。今担当させていただいている宇宙水道局の業務を通じて、人口が減っている中で水道管をどのように管理していくかなど、インフラに関する課題を解決していきたいです。
以上、中村さんのインタビューでした。
これからも天地人のメンバーにインタビューしていくので、お楽しみに!