松永 邦彦(まつなが くにひこ)さん
前職は国土交通省九州地方整備局で土木職として勤務していましたが、平成28年に家業であるベクトルに入社しました。最初は総務部長として経験を積み、その後専務取締役を経て、令和3年に代表取締役社長に就任しました。大学では土木工学を学び、地盤工学研究室でトンネル掘削などに用いられるシールドマシンの歯型に関する研究に携わっていました。現在は、家族とのキャンプが趣味です。
ー 今後の会社のありたい姿やビジョンについて
社長就任後、改めて「創業の原点に立ち返ること」の重要性を実感しています。当社の経営理念は「顧客の信頼に応え、地域社会に貢献し、社員の幸福と会社の存続を目指す」こと。この理念を軸に、今後も官公庁からの受注業務を中心に、営業・技術・事務の三部門が連携し、確かな品質を提供して信頼を築いていきます。また、待遇面だけでなく、やりがいや納得感を持って働ける職場づくりを重視。社員一人ひとりが「ここが自分の居場所」と思えるよう、私自身の対話だけでなく、社員同士のコミュニケーションも大切にしています。
ー 会社の魅力だと感じる部分について
立地の良さは、当社の大きな魅力のひとつです。博多や天神に近く、通勤しやすい環境にありますし、転勤がないというのも安心材料になると思います。業務面では、当社は官公庁を主な顧客としていますので、信頼性が高く、安定した業務を担える環境にあります。福岡県県土整備部の発注業務においてはトップクラスの評価もいただいており、実績面でも誇れる部分が多いです。また、公共事業であるため、自分が関わった調査や設計が、その後の工事で「目に見える形」になるというのも、大きなやりがいの一つです。
技術職に関しては、事務作業や社内雑務などが少なく、専門業務に集中しやすい体制を整えています。少人数の組織ということもあり、社員一人ひとりの声が届きやすく、自由度の高い職場です。年齢層も20代から60代まで幅広く、バランスの良い構成になっています。そして何よりの魅力は、社員の人柄の温かさと、社内に根づく穏やかな雰囲気です。懇親会はビアガーデンや忘年会など会社負担で開催され、自然と交流が生まれます。リロクラブ(各種割引サービスが使える福利厚生制度)や「オフィスで野菜」(職場に届く新鮮な野菜の置き型社食サービス)の導入、ワクチン接種費用全額補助など、福利厚生や健康面のサポートも充実しており、働きやすさを支える工夫が随所にあります。こうした取り組みが、社員にとって働きやすさを感じてもらえる理由のひとつだと思います。
ー 求める人物像について
私たちが一緒に働きたいと考えているのは、「協調性」と「責任感」を大切にしながら、会社とともに成長していける仲間です。
当社は少人数の組織で、アットホームな雰囲気づくりを大切にしています。自らの技術や知識を深めるのはもちろん、周囲との調和を意識しながら協力し合える方にぜひ来ていただきたいと考えています。また、業務上の課題に対して「自分ごと」として主体的に取り組める責任感も重視しています。管理技術者は受注業務の責任者であり、担当技術者と一緒になって業務に取組み、完遂する必要があります。さらに、将来的に技術部門をリードしてくれる方とも出会いたいと考えています。前職での良い制度や文化があれば、当社にも共有いただき、一緒に働きやすい職場をつくっていけたら嬉しいです。