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Setolaboについて

Setolabo代表 自己紹介

初めまして。合同会社Setolaboの岡田悠輝と申します。数ある中から、私たちのWantedlyのページを見てくださりありがとうございます。

私は、広島県出身広島育ちで、広島にある修道中学・高校卒業を卒業後、1浪を経て、香川大学医学部医学科へ進学し、2019年に卒業、同年医師免許を取得しました。

小中高生の頃から、YMCAや各種ボランティア団体を通して、オーストラリアやタイ、アメリカ、韓国などへスタディーツアーに参加し、各国の抱える社会問題について学んできました。大学生になってからは、医学部という括りにとらわれず、香川大学の地域活性化プロジェクトに参加し、島嶼部や県内各地区での地域活動に取り組んできました。また、1人で海外に積極的に足を運び、インドやキューバ、ヨーロッパなど数多くの国へバックパック1つで旅をし、それぞれの国の文化や宗教、貧困について自ら見て学んできました。医学に関しても、ブルネイ・ダルサラーム大学、シンガポール国立大学、チェンマイ大学、チュラロンコーン大学などに留学をし、国際医療や途上国医療について実地で学びました。

そして、文部科学省のトビタテ!留学JAPANやグロービス経営大学院が実施しているG1カレッジなどを通して、多くの起業家や活動をしている同年代の方から刺激を受け、自分も社会問題に取り組んでみようと積極的に考えるようになり、2019年に会社を設立しました。会社設立までの経緯は下記に記載をします。

タイの過酷な医療現場から始まった取り組み

大学4年次〜6年次まで、定期的にのべ半年ほどタイに留学していました。タイでは医学部生でも積極的に医療に参加することができ、より現場を見習い医師として経験することができます。タイでは、全ての人が医療にアクセスできる環境がある一方で、地方病院ではかなりの衝撃を受けました。

夜勤中に医師や医学生たちと撮影

それは、窓が開放され鳩が病室を飛び交ったり、そもそも屋外の廊下までベットが並んでいる
劣悪な衛生環境の中、医療が行われていたことです。度重なる薬剤耐性菌の院内感染があり、院内感染が原因で亡くなる人もたくさんいます。そして、救急においては、5分に1台救急車が来て、徒歩で来る方も当然おり、次から次に患者が運び込まれる悲惨な状態でした。退院しても全く同じ病気の患者さんが、次々入院しており、終わりの見えない、付け焼き刃の医療が行われていました。患者が多すぎて、医師は、ほぼ休みもなく、やりがいを感じなくなり疲弊し、多くの医師が公立病院を退職し、私立病院や美容クリニックへ流れていくそうです。

患者さんの流入を止めないといくら病院で治療を続けてもキリがない

これでは、治療をし続けても、患者が増えるばかりで、患者の流入を止めないといくら病院で治療を続けてもキリがありません。日本では、予防医療のために、健診が積極的に行われたり、インターネット上で簡単に病に関することに情報がアクセスできたりしますが、タイはまだまだそうではありません。

私は、タイの過酷な医療現場を通して、定期検診が行き届いていないことや医療リテラシー(医学に関する知識)が低いなど、予防医療の発達が遅れている結果、助かるべき患者が助からない事実を目の当たりにしました。そして、日本にも予防医療がまだまだ必要であり、予防医療を通して地域社会に貢献したいと考えるようになりました。

最初、信用がなさそうな資本金5万円・木造アパートで登記をしてしまった理由

 医学部では全くビジネスについて学ぶ機会はなく、ビジネスにも全く興味は全くなかったので、勉強もして来ませんでした。そして、「ビジネス=お金を儲けること」というふうに感じていたので、余計に興味がありませんでした。

 しかし、「予防医療を通して地域社会に貢献したい」という思いはあるものの、では実際にどうしたら良いかと考えた時に、持続可能に社会問題に取り組んでいく形を保つためには、収益化、マネタイズ化が絶対に必要であり、そのような形を取りたいと考えていました。その結果、気づいたら今のような「ビジネス」という形になっていたと思います。

 ちなみに起業(登記)したのも、バイトが禁止の研修医をすることになっていたので、厚生省に相談をして、お給料をもらわなければ良いとのことだったので、とりあえず会社を作っておこうという気持ちで正直なところ行いました。そのため、当時住んでいた木造アパートの1室に資本金5万円の会社を作ることになってしまいました。

 本社は変わり、億単位の売上を上げている今でも、資本金5万円というのは変えていません。資本金を上げた方が良いと言われましたが、この5万円には会社を立ち上げた時の思いが詰まっており、あくまでもお金儲けをしているのではなく、社会問題に解決するための取り組みが結果ビジネスであるという私の考えを表したいからです。

立ち上げ時の本社(Google Mapより)

予防医療を通じて笑顔で健康な社会を作り出す

「予防医療を通じて笑顔で健康な社会を作り出す」という理念のもと、特に2つのことに注目しました。1つは、予防医療の検査を身近にすることを通して病気を早期に発見するということ。そして、もう一つは、情報過多の時代に正しい医療情報を提供することです。

1.病気を早期に発見しようという試み

 1つ目の事業は、予防検査を身近な存在にすることで、病気を早期に発見しようというサービスを行なっています。現在は、香川県と大阪府に衛生検査所を設立し、がんや感染症の検査サービスを展開しています。

 がん検査については、腫瘍マーカーの検査を身近な存在にするべく、様々な医療機関への提携を呼びかけています。しかし、腫瘍マーカーでは、どうしても早期に発見できないがんもあり、将来は、血液一滴からがんが超早期発見できるような検査体制を確立することで、自宅でがん検査ができるようにし、がん検査を身近な存在にすることで、がんで人が亡くならないような社会を作っていきたいとしています。

 また、新型コロナウイルスが発生した際は、自身が救急の現場でコロナ診療にあたっていたことをきっかけに、重症化を減らし医療機関の負担を減らすべく、PCR検査を街中で気軽に受けられるようにどこよりも早期に開始しました。現在では、中四国を中心に9箇所に検査センターを設置しており、東京オリンピック・パラリンピックや高齢者施設のスクリーニング検査、無料化検査など、行政からの検査にも多く応えています。

2.医療リテラシーを向上する取り組み

 2つ目の事業は、「医療リテラシーを向上させることで、予防医学の普及に役立てようという試みです。

 近年、企業の利益を最優先にした医療関係の広告が増えており、患者さんが誤認するなどの実害を実際の医療現場で感じていました。インターネットでなんでも調べられる時代の中で、情報の取捨選択が必要となっていますが、医学に関する知識を持っていない中で、まずその記事が正しいのかと一歩立ち止まって考える習慣や、物事を正しく判断しようという考える習慣を身につけることで、少しでも医療リテラシーが向上し、正しい情報選択ができるようになるのではないかと考えています。

 そこで、医学的根拠にかけるエステサロンを医学的に監修したメディカルエステサロンを運営し(現在は他会社へ事業分離)、まずは身近なところから情報選択の大切さを訴えてきました。今後は、顔が見える医療従事者が医学的知識を根拠を持って発信していくような場を提供することで、いつでも医療に関する有用な情報を得ることができるようにする事ができるのではないかと考えています。

Setolaboではさまざまな分野の方を募集しています!

 Setolaboは、独自な発想で固定概念にとらわれない思いや取り組み、熱意を大事にしています。引いたレールの上を走れない人は、どうしても日本では「少し変わった人」「自分達とは違う人」というレッテルを貼られがちです。そして、優秀な人ほど苦労するのが日本です。しかし、日本を変える人、そして世界を変える人は、みんなが気づかないことに気づき、みんながしないことを実行して、いつも変化のアクションを起こせる人だと思います。Setolaboにはその思いを持った日本、世界を変えたいという思いを持ったメンバーが集まっています。

 そして、Setolaboで一番大事にしていることは、メンバー1人1人が生きがいを持って日々過ごしてくれることです。仕事や趣味にとどまらず、結婚や子育てなど、生きがいはライフスタイル全般に関係します。個人個人が、今何を求めて、どんな将来を描きたいのかを、何よりも大事にし、メンバー1人1人が自由に伸び伸びとできる環境が大切だと思っています。

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