2025年11月、テクトムのグローバルチームはパリとロンドンを訪れ、2つのイベントに出展しました。
Release[AEC](パリ)とLondon Build Expo(ロンドン)。いずれもAEC分野の最新動向が集まる場で、設計・建設業界におけるAI活用やデータ連携に関する議論が数多く交わされていました。
私たちにとってこの1週間は、単なるイベント参加ではなく、欧州の市場やプレイヤーの空気感を肌で知り、プロダクトの方向性を確かめる時間でもありました。
現地で見えた、AEC×AIのリアル
各イベントでは、AIを活用した設計支援や業務自動化の取り組みが多く紹介されていました。
世界的な設計事務所がAIを取り入れたワークフローを語る場面もあり、AIが一部の先進企業だけのものではなくなりつつあることを感じます。
一方で、会場で多く聞かれたのは「実際の業務にどう組み込むのか」という現実的な話でした。
ツールは増えているのに、データが分断されている。
プロジェクトごとに管理方法が異なり、全体最適が難しい。
BIMの理想は理解しているが、運用まで落とし込むのが難しい。
こうした課題は、日本の現場でもよく耳にするものと重なります。
市場が違っても、本質的な課題は共通しているのだと実感しました。
ブースと対話を通じて得た手応え
今回、テクトムは製品を体験できるデモブースを設置し、現地の方々と直接対話する機会を多く持つことができました。
その場でプロダクトを紹介しながら、欧州のAEC企業が抱えている課題や、AIに対して期待していることを率直に聞くことができたのは大きな収穫でした。
要件やルールを扱うAI、チェック業務の自動化といった領域は、まだ十分に手が付けられていない分野であり、だからこそ価値が大きいのではないか、という反応も多くありました。
こうしたフィードバックは、今後の展開を考えるうえで大きなヒントになっています。
イベントの合間には、設計事務所やAEC企業との個別ミーティングも行い、プロダクトの可能性や今後の協業について意見交換を重ねました。
テクトムのグローバルな働き方
今回の出張は、海外イベントへの参加だけでなく、現地での対話やミーティングを通じて学びを持ち帰ることを目的としていました。
テクトムでは、日本チームとグローバルチームが日常的に連携しながら動いています。
社内にはバイリンガルのメンバーも多く、英語でのコミュニケーションも特別なものではありません。
海外出張やイベント参加も、必要に応じてチームが柔軟に動く形で実施しています。
次のステップへ
パリとロンドンでの1週間を通じて、AEC分野におけるAI活用は世界的に加速していることを改めて感じました。
同時に、業界が抱える課題は複雑で、単一のツールだけで解決できるものではないことも明確になりました。
私たちは、今回得たフィードバックをプロダクトの改善やロードマップに反映しながら、国内外のAEC業界との接点をさらに広げていきます。
もし、グローバルな環境でプロダクトを広げていくことに興味がある方がいれば、ぜひ一度お話しできれば嬉しいです。