こんにちは!株式会社xCAREインターン生の根本愛佳です。
xCARE創業の経緯やxCARE創業に込めた想いについて、代表取締役CEOの福永将、共同創業者COOの棚瀬敦に伺いました。ぜひ最後までご覧ください。
🎙代表取締役創業者CEO 福永将
法政大学法学部国際政治学科を卒業後、「医療に貢献したい」という想いから、大日本住友製薬にMR職として入社。三重県および東京都で勤務し、大学病院を中心に、糖尿病・高血圧・精神神経・肝疾患など幅広い領域を担当。
その後、人材紹介会社に転職し、内資・外資双方の企業において、製薬・医療機器業界に特化したリクルーターとしての経験を積む。企業側・求職者側それぞれのニーズに深く触れる中で、医療業界が抱える構造的な課題に向き合いたいという想いが強まり、2022年1月に株式会社xCAREを創業。
🎙取締役共同創業者COO 棚瀬敦
1983年に藤沢薬品工業(現アステラス製薬)へ入社後、臨床開発部に配属。免疫抑制剤のグローバル開発プロジェクトマネージャーとして、米国に5年、ドイツに2年赴任し、日米欧での承認取得に成功。その後も、日米欧の製薬企業で複数の新薬開発を主導し、多くの医薬品開発に携わる。
63歳の時、当時27歳だった情熱あふれる青年・福永と出会い、もっと人に関わる大きな貢献奉仕をするためにxCAREを共同創業。
xCARE創業しようと思ったきっかけは?
福永:医薬品・医療機器業界に特化した人材紹介業に携わる中で、多くの企業や人材の声に耳を傾けてきました。その中で特に強く感じたのが、バイオベンチャーやスタートアップが、技術力を持ちながらも人材や資金の不足により、医薬品・医療機器の開発を前に進められないという課題です。
業界の「本質的なペイン」はどこにあるのか――人材業界に転職した当初から、それを探りたいという想いを持っていました。そしてたどり着いた答えが、「スタートアップの成長を支えることこそが、医療業界全体の未来を切り拓く鍵になる」ということでした。
医療業界の根本的な課題を人の力で解決したい。 その想いから、xCAREの創業を決意しました。
棚瀬:私が創業を共にするきっかけとなったのは、福永さんと出会い、xCAREのミッションとビジョンに強く共感し、「この人と一緒に医療業界に新しい価値を生み出したい」と思ったからなんです。
それまでヘッドハンターの方と接点を持つことはほとんどありませんでしたが、福永さんに実際にお会いしたときに、その人間的な魅力と想いの深さに一瞬で引き込まれました。
福永さんの持つ熱意と誠実さに触れ、「この方となら、自分の人生を懸けてやる価値がある」と確信し、xCAREの創業メンバーとして加わることを決めました。
xCARE創業にあたりどんな課題意識があったのでしょうか?
福永:xCARE創業の背景には、私が感じた「2つのもったいない」という課題意識がありました。
1つ目は、世の中には素晴らしい技術やアイデア(=シーズ)が数多くあるにもかかわらず、それが事業化されずに埋もれてしまっている現状です。せっかくの可能性が、資金や人材、ノウハウの不足によって形にならず、社会に届いていないという課題を感じていました。
2つ目は、優秀で情熱を持った人が多くいるにもかかわらず、その力が十分に活かされていないという現状です。組織の中で自身の力を発揮できずにいる人や、挑戦の機会に恵まれていない人が多く、年齢や働き方の多様性を受け入れる環境づくりの重要性を感じました。
この「もったいない」を解消することで、医療業界に新しい価値を生み出せるのではないか。その想いが、xCARE創業の原動力になっています。
xCARE創業にあたって一番苦労したことは何ですか?
棚瀬:一番苦労したのは、創業当初、xCAREのネームバリューがまったくなかったことです。どれだけ想いやビジョンを語っても、実績がないと企業から信頼を得るのは難しく、支援先を見つけることすら困難な状況でした。
そんな中、大変ありがたいことにVCの方から私たちの事業やソリューションに共感いただける企業様をご紹介いただき、初めて“支援”という形で一歩を踏み出すことができました。この出会いをきっかけに、地道なリクルーティングの仮説・検証を重ねながら、私たちのミッションやビジョンに共感してくれる仲間が少しずつ集まり始めたのです。
今ではインターンシップメンバーも含め、リーダーシップを発揮しながら活躍してくれており、創業当初の想像を超えるチームに成長しています。
今、xCAREはどんな段階にあると思いますか?
福永:
会社としての基盤が整い、本格的にスケールアップしていく段階にあると考えています。
私たちが支援させていただけるお客様やエキスパートの数も着実に増えているため、今後は採用体制の強化を進めると同時に、海外支社の設立も視野に入れています。
医療の未来を共に創っていける仲間を増やしながら、次のステージへと挑戦していきたいです。
棚瀬:
日本は高度経済成長期以降、世界と比べて経済成長が停滞していると言われています。だからこそ、私たちは日本発の医療系ベンチャーとして、世界に打って出ることが必要だと強く感じています。
今後は、xCAREの持つ強みや価値をグローバルに展開し、世界中の医療に貢献できるような企業に成長させていきたいと考えています。
組織として大切にしている価値観は何でしょうか?
福永:
xCAREでは、メンバー一人ひとりをしっかりと見つめ、対話を大切にする文化を育んでいます。定期的に話し合いの場を設けたり、雑談の時間をとったりと、日々のコミュニケーションを通して、メンバーそれぞれの状態や考えを把握できるよう努めています。xCAREはメンバーそれぞれの個人のビジョンを応援する存在でありたいと思います。xCAREに入社することで未来の光が見える。そのような会社組織にしたいと思います。
このような人を大切にする姿勢は組織が大きくなっても決して手放してはいけない、文化だと思っています。
棚瀬:
私が大切にしているのは、主体性と自立した心、そして「自分らしさ」を持ったリーダーシップです。
リーダーシップというと「誰かを引っ張る」イメージがあるかもしれませんが、xCAREでは、自分自身の軸を持って行動することで、自然と周りを巻き込んでいく力をリーダーシップと考えています。
自分らしさを活かしながらチームに貢献する、そんな多様性あふれる、しなやかな組織でありたいです。
今後、どのような方にxCAREの仲間として加わっていただけたら嬉しいとお考えですか?
福永:
採用では、スキルや経験よりも「人としてどう在るか」という人間性、そしてxCAREのミッションにどれだけ共感しているかを重視しています。
医療という正解のない領域で挑戦を続けるには、目の前の課題に真摯に向き合い、チームと共に前進する姿勢が不可欠です。だからこそ、自分の言葉で想いを語れたり、仲間と本気で未来をつくっていきたいと思える方と一緒に働きたいと思っています。
専門性はあとから必ず身につくので、スキルよりもミッションに共鳴し、自分の力で社会を動かしたいという強い気持ちを持った方を待っています。
xCAREに参画する魅力は何でしょうか?
棚瀬:
xCAREの魅力は、スタートアップの最前線でゼロから新しい価値を生み出す経験ができることです。
大企業では業務が分業化されていることが多いですが、スタートアップでは企画・実行・改善まで幅広く任される機会が多く、仕事の裁量も大きいです。
だからこそ、ただ与えられた仕事をこなすのではなく、「どうやって価値を生むか」を自分で考え、創造性を磨くことができるのが大きな魅力だと思います。
また、やれることがたくさんあるからこそ、自分の強み・弱みと本気で向き合いながら、大きく成長できる環境があります。
成長意欲がある方にとって、これほど挑戦しがいのある場所はないと思います。
今後の事業戦略や展望について教えてください。
福永:
今後xCAREが目指すのは、世界中の専門家が活躍できるヘルスケアのプラットフォームの実現です。
5年後には、グローバルで10万人を超える専門家が登録するような仕組みを構築し、バイオ・医療スタートアップの成長を人材の面から支える基盤をつくっていき たいと考えています。
そしてその先には、ユニコーン企業として世界に挑戦する未来を見据えています。
私たちは「医療業界を人材から変える」ことを掲げ、誰もが自分の専門性を活かし、世界の医療に貢献できる社会をつくっていきます。
最後にこの記事を読んでくださっている方へ一言お願いします!
棚瀬:
尖った個性を活かして、日本、そして世界を一緒に変えていきましょう!
変化を恐れず、一歩を踏み出す仲間をお待ちしています。
福永:
ヘルスケアは、これからの社会を大きく変える可能性を秘めた産業です。
その最前線で、専門性を持つ人たちがもっと輝ける場所をつくっていきます。
一緒に、医療業界で光ある未来を創っていきましょう!