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【エンジニアインタビュー】エンドユーザーからの反応がダイレクトに感じられる、自社サービス開発のやりがいとは

今回は株式会社IoTBankでシステムソリューション部で活躍されているエンジニアの新井弘(アライヒロシ)さんにインタビューさせていただきました。入社してから手がけられた自社サービス「まもサーチ」「まもセンサーAir」の開発エピソードや、IoTBankで活躍できる人材などについてお伺いしました。

自社サービスはエンドユーザーが一番のクライアント

--まず、はじめに新井さんのこれまでのご経歴と、転職のきっかけについて教えていただけますでしょうか。

私はこれまで主にECサイト、コーポレートサイト、業務システム、APIのプログラム開発に携わっておりました。これまでは、基本的にお客さまは社外にいて案件を発注いただくスタイルの仕事でした。その場合は、例えば設計段階でサービス自体やUI /UXはこうした方がいいのでは、というアイディアがあったとしても、お客さまの決めた方針に従うようなかたちになることがほとんどです。一方で、自社サービスは1番のお客さまはエンドユーザーですので、より本質に近い、質の良いサービスの追求ができる点が魅力だと以前から考えていました。そういった理由から転職しようと思っていたタイミングで、当時勤めていた会社に元々いたメンバーで、先にジョインしていた者から「一緒にやらないか」と声をかけられたことがきっかけとなり興味を持ちました。その後、事業そのものに魅力を感じたこともあり2019年7月に入社に至りました。

トライアンドエラーの繰り返しだった「まもサーチ」開発

--入社されてからはどんなお仕事をされましたか。

入社後は、「まもサーチ」「まもセンサーAir」のリリースまでの開発を担当いたしました。運用フェーズに入ってからは、主にサーバーにプログラムを書いたり、データベースの設計、メンバーのコードレビュー、API開発など、ほぼ全般的に担当しております。具体的には、こういったものがつくりたいという要望があり、それをどのような形のデータベースにしようか考え、どうプログラムに落とし込みをしていくかという設計をし、その設計を元にプログラムを構築するという流れです。その後、品質管理のために画面が正しく動くかどうかテストしたり、コード自体のテストプログラムを書いたり、プロジェクトディレクターと出来上がったものに対して意見交換したりしながら完成に近づけていきます。

--リリースまで開発を担当されたとのことですが、「まもサーチ」について詳しく教えてください。

「まもサーチ」とは当社が開発・提供するGPS端末を使用したIoTサービスです。GPS機能によって一人で外出したお子さまやおじいちゃん、おばあちゃんの居場所をいつでもスマホで確認でき、お子さまの学校や習い事のお迎えのタイミングがつかみやすくなり、家族みんなをいろんなシーンで見守ることができます。私はこの「まもサーチ」の開発に、0の段階からリリース、その後の運用にも携わっております。

--「まもサーチ」開発にあたり苦労した点は何でしょうか。

「まもサーチ」の開発にあたっては、「まもサーチ」のハードとスマートフォンなどのデバイスを繋げるという点にとても苦労しました。常にトライアンドエラーを繰り返していたような状態で、時間もかかりました。システムに関してわからないことがあった際は、グーグルで検索すると先人たちの知恵が何かしらヒットし、それを参考にすることが多いのですが、ハードとデバイスとの連携の場合はほぼそういった情報がネット上になく、手探り状態でした。そのため、やってみて、失敗して、別のやり方にトライして、それを繰り返して正解を見つけるという、すごく根気のいる作業でしたね。テストも度々行うので、「まもサーチ」を持っていろいろなところを歩いたりしました(笑)。

精度に関しては他社よりも良いと思います。Googleマップなどで、自分がいる位置とデバイスで表示されている位置が異なる現象が起きるご経験をされた方もいるかと思うのですが、そのズレを検知して見せないようにフィルターをカットする機能を裏側でつくっています。具体的には、今このくらい歩いていて、このくらい飛んでしまっていたらおかしいのではという点に関して計算をして、調整をかけました。このあたりの点はこだわったポイントですし、他社ではあまり見かけない仕様です。

--リリース後は喜びもひとしおだったのではないでしょうか。

自社開発は初めてだったということもあり、リリース直後にダイレクトにエンドユーザーからの反応が返ってくることが新鮮な体験でしたね。良かったという声、ここを改善してほしいという声、さまざまな声を聞くことができました。

--「まもセンサーAir」についても詳しく教えてください。

「まもセンサーAir」は最近リリースした、センサーを用いて閉鎖空間におけるCO2濃度、温度、湿度を継続的に測定する製品です。飲食店や公共施設などの空気環境を見える化し、施設側、利用者側双方にメリットがあり、新型コロナウィルスなどの感染症対策としても期待できます。SIM内蔵のため、インターネット環境が不要で、低コストで簡単に導入が可能な点が売りですね。

この製品に関しても設計に関しては0からリリースまで全て私の方で行いました。他社にも同じような製品はあるのですが、「まもセンサーAir」の特徴としては、システムで一括して管理ができるという点が特徴で、例えば100部屋の状況を一括で監視することも可能です。都度、二酸化炭素の濃度が一定値を超えたらアラームが飛んだり、データをグラフ化して、この時期には換気を重点的にした方がいいなどについても知ることができます。



サービスや事業そのものへ興味を持って能動的に仕事をつくれる方を求めています

--IoTBankの職場環境はいかがでしょうか。

現在は100%リモートワークですが、普段の仕事の中でSlackでのチャット、zoomでのミーティングを通しても十分コミュニケーションがとれると感じていますし、突き放したり、厳しすぎる人は当社にはいませんので、何でも聞いていただければと思います。いかにもエンジニアですという堅い雰囲気の人っていないですね(笑)。どちらかというとエンジニアもコミュニケーション能力の高い人が多いです。

また、会社負担で好きな書籍を購入できる制度がありますので、自分で気になるスキルなどに対して自己投資しやすい環境です。世の中で流行っているものや、最新情報のキャッチアップは誰に言われずとも、みんな興味や好きという気持ちから自然としている雰囲気がありますね。

--IoTBankで活躍できる方とはどんな方なのでしょうか。

言語はPHPのフレームワーク「Laravel」を使っていますので、「Laravel」のご経験がある方はスムーズに業務に入っていただけると思います。自分で0から設計したり、プログラムの構築ができる方、できればお客様やチームのメンバーと交渉や相談をしつつお仕事された経験のある方、特に意図を汲み取って本質的な課題を捉えることができるような方は大歓迎です。また、IoTの知見のある方でしたら更に嬉しいですが、もちろんこれから挑戦したいという方もぜひ来て欲しいです。

また、仕事の姿勢としては自分で仕事をつくっていける人が向いている職場です。仕事が降ってくるのを待っているのではなく、自分から率先して、例えば「仕様に関してはもう少しこうした方がいいんじゃないか?」など能動的にある程度自分で進めることが好きな方であれば嬉しいですね。

更に、自社サービスに関わるという点ですと、ただプログラミングをすることやシステムに関わることが好きな方よりも、サービス全体、事業そのものに興味を持ち、一緒になってより良い方向性を考えられる方が向いていると思います。実際のアプリの使い心地や、営業側の視点、ユーザー側の視点、さまざまな視点をお持ちの方、これからそういった視点を持って働きたいと思っている方がいらっしゃいましたらぜひ一度ご連絡いただければと思います。


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