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「未来に役立つ“ものづくり”を」異分野の開発者が核融合へとフィールドを越えて挑む理由

こんにちは! Helical Fusion採用担当です。
本日は、Helical Fusionの研究開発者である金田さんにインタビューをしてまいりました。

金田さんが別のフィールドから核融合の開発に携わりたいと思った理由や、Helical Fusionに入社をした決め手、Helical Fusionの面白いところなどのお話を伺いました。

「別のフィールドにいるが核融合に興味がある方」や「未来を見据えて社会の役に立つものづくりをしたい方」はぜひ最後までご覧ください。

Helical Fusion 金田さんのプロフィール

広島大学大学院 ビーム物理研究室卒業。日本高周波株式会社に入社し、導波管等、RF周辺機器の設計・開発に携わる。その後株式会社AETに入社し加速器の設計、株式会社CICSでは加速器を使用した治療装置の開発に携わる。加速器開発のため海外赴任を経験し、アメリカ・サンタモニカのRadiaBeam Technologyに入社し渡米。2023年5月より株式会社Helical Fusionに携わる。


金田さんはHelical Fusionに入社するまでは一貫して「加速器」の分野に携わってきたのですね。そもそも「加速器」に興味をもったきっかけは?

きっかけは高校の物理の先生が面白かったからです。

もともとビームやレーザーが好きだったこともありますが、授業を通して特に興味を持ちましたね。その後入学した広島大学に偶然にもビーム物理研究室があり、その世界にのめり込むことになります。

大学院卒業後はビーム物理学を「研究」する道に進むのではなく、一般企業のなかでビーム物理学を活かした「ものづくり」をする道に進みました。

その理由は、幼い頃から自分の手を動かしてものを作ることが好きだから。そしてシュミレーションがどんどん発達していく昨今においては自分が計算した通りにものが動く面白さに魅了されたからです。それでこれまではずっと加速器の開発に携わってきたのだと思います。

「加速器」とは異なるフィールドの「核融合」に携わろうと思った経緯を教えてください!

アメリカから日本への帰国を見据えて転職活動を始めた頃、アメリカの核融合関係の会社が加速器エンジニアの求人を出しているのを偶然見つけました。

調べたところ加速器で得た知見は核融合の世界にも活かせるかもしれないと気がついたのです。

核融合はプラズマを加熱をしないと起きない現象なんですが、加熱の際にはビームが使われたり、電磁波が活用できたりと、核融合と加速器は接点を持つことでより技術を推進させる可能性があるのではと思いました。そこで核融合を開発する企業4社に採用をしているかと問い合わせたのがきっかけです。

もちろん全く異なるフィールドに異動することになるので、決断までには多少のメンタルブロックもありました。そんなとき妻からもらった「30度くらい方向性を変えてみるのもいいんじゃない? 」というアドバイスに背中を押され、異分野にトライすることを決めたのです。

転職活動を経てHelical Fusionに入社をした決め手は何ですか?

科学者にはある程度好きなようにやらせた方がいいという思想があるところです。

管理するのではなく、興味を持った点、気になる点を自由な環境で突き詰めることで結果が出る。そこに、代表の田口さんをはじめとする皆さんの理解がある会社であったことが一つです。

その上で、Helical Fusionにはエンジニアの待遇をよくするという意思があります。海外のエンジニア経験があるからこそ、技術に対する正当な対価をもらえることも重視しましたね。また、家族の都合もあり完全リモートワークの働き方や働き方への柔軟性がある点もありがたいと思いました。

他社と比べてHelical Fusionの魅力的な点を教えてください!

裏表のないメンバーが集結している点が特に魅力的だと思います。

メンバー同士が馴れ合うような仲の良さではなく、それぞれがプロフェッショナルとして立っていて、でも変なプライドは持たずに、信頼し合って議論をし、目的に向かっている環境です。自分も嫌な思いをせず気持ちよく業務に向かえますし、自分の仕事を信頼できる人たちにみてもらえるというのはとても嬉しいことだなと。

業務内容について教えてください。

メインの業務としては、プラズマ加熱装置の開発です。

現段階ではそれを作るための準備として、調査や関係者のアサイン、流れを詰めているところです。この装置を自社開発することができればHelical Fusionの開発段階が一段上がります。ものづくりとしてはこれからなので、僕自身は実際にシュミレーションをして取りかかれる日をとても楽しみにしていますね。

また規格に関する部分です。

ものづくりは国や国際基準など、規定されている規格に沿って開発していくことが重要です。たとえば、医療機器などは規制がとても厳しく、レギュレーションに沿っていなければ医療機器として認められません。開発後にレギュレーションに合わせる作業はとても大変ですし、後から調整すると徐々に汚くなりますし、不具合も起きやすくなります。僕は過去にいた会社で規格を遵守した開発の経験があるので、その方法をここでも提案していきたいと思っています。

これまでいくつもの会社で働かれてきたからこそ感じる、Helical Fusionのカルチャーとは?

まさにベンチャーですね。

本当に幅広い業務に携わりチャレンジできるのは、Helical Fusionならではだと思います。でもわからないところや手が回らないところは相談すれば別の人をアサインしてくれたり、助けてくれたりする環境です。

Helical Fusionの事業に関わる面白さを教えてください!

面白さは、夢がある仕事に携われるところ。

成功したら私たちの未来を大きく変える仕事です。もちろん簡単に実現できる世界ではありませんが、その分いろいろな経験ができる点は面白さだと思います。小さな組織だからこそ、大人数のチームの一部として働いていると得られない貴重な経験ができるので。

最後になりますが、この話を聞いて少しでもワクワクした方からのご連絡待ってます。
ぜひフランクにお話ししましょう。

金田さん、ありがとうございました!


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