坂本 真樹's Wantedly Profile
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感性AIの創業者であり、取締役COOを務める坂本COOのインタビューをご紹介します。
まずは自己紹介をお願いします。
その昔、北海道の旭川で生まれました。判事だった父の仕事の関係で、3年おきに引っ越しをし、幼稚園で1回、小学校で2回、中学校で1回転校しました。いじめにあったことは良くも悪くも経験になっています。中学3年生からはずっと東京です。幼稚園の頃からエレクトーンを習っていて、音楽が好きです。学生時代バンドを組んでボーカルをしていたりしました。2022年からAI作詞家VTuberのfuwariをプロデュースし、音楽やAIに関連したコンテンツをYouTubeなどを通して配信しています。
これまでのキャリアについて教えてください。
1998年に東京大学大学院言語情報科学専攻の博士課程を修了し、博士号を取得しました。
学生時代はドイツに留学しましたが、学生時代からずっとドイツ車に乗っているのはその影響があるかもしれません。
<ドイツ・アメリカに留学していました。>
その後2年間東京大学で助手をして、2000年に電気通信大学に着任しました。
2015年に教授になり、2020年に副学長に就任しました。学生時代から、人間の認知能力、特に言語能力に関心があり、被験者実験をしたり、得られたデータをコンピュータで解析したりしてきました。
人間が五感を通して取得した情報から感じたことを言葉で表現したり、相手の言葉からその人が何を感じているのか理解したりできる能力と同じような能力を、コンピュータが持たせることができれば、人と共存するコンピュータ、いわゆる人工知能が実現するのではないかと思って研究しています。
創業者として鉄道会社である京王電鉄と組んで感性AIを創業した時の気持ちを教えて下さい。
2010年ごろから産学連携共同研究や企業への特許やソフトウェアのライセンス活動が活発になりましたが、研究室で取得したたくさんの特許を、直接社会に還元したいという想いが強くなり、2015年ごろから起業することを意識するようになりました。
2018年に駒場東大時代から慣れ親しんだ京王電鉄の経営者が集まる会で講演する機会を得たのをきっかけに、京王電鉄と共同出資で感性AI株式会社を創業するに至りました。
京王電鉄と出会う前にも、起業したいと訴え続けていましたが、大学教授が起業したいと言っても本気にしてもらえないことが多かったです。しかし、あきらめなかったおかげで実現し、「成功の最大の秘訣はあきらめないこと」という信念がより強固になりました(笑)
また、成功例がまだまだ少ない大学発ベンチャー実現に向けて、真剣に動いてくださった多くの方々への感謝の気持ちでいっぱいになりました。
電気通信大学と京王電鉄の結びつきも強くなったことで、広報担当副学長に就任してから以前から夢だった大学のラッピングバスも実現しました。
感性AIをどのような会社にしていきたいですか?この先の展望を教えてください。
2010年ごろから産学連携が活発になったのは、オノマトペ(コンコンとドアを叩くといった擬音語や、ふわふわといった擬態語の総称)を数値化するシステムを開発したことがきっかけでした。
その後、数値を入力としてオノマトペを生成するシステムも開発しましたが、日本人は五感で感じたことをオノマトペで直感的に表現することが多いため、当初思っていた以上に、多種多様な企業から引き合いがありました。
消費者の直感的な声を製品・サービス開発に生かしたい、というお客様(企業)のお役に立てるようなサービスを提供していきたいです。
感性AIの社員に期待していることはどのようなことですか?
「がつがつ」「ぎらぎら」というオノマトペがふさわしいような、元気にお仕事していってほしいです。いわれたことをやる、ではなく、面白いことを見つけて実現して行こうという意欲に期待しています。
感性AIで働くことを検討している方へメッセージをお願いします!
完成している大企業ではなく、フットワークが軽くて、やりたいことをすぐに実現できる環境があります。というか、そういう環境を自分で作ることも可能な会社です。一緒に、「わくわく」「きらきら」、そして「がつがつ」「ぎらぎら」とお仕事しましょう。
感性AIに入ると、ある意味永遠に年をとりません。私自身、子供のころ、学生時代と変わらない気持ちをずっと持ち続けていて、毎日がわくわくときらきらでいっぱいです。