MDM2024 Test-of-Time Awardを受賞
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MDM2014 Test of Time Awardを受賞しました。
MDM2014はMobile Data Managementに関する国際学会です。Test-of-Time Awardは10年以上にわたり影響を与えた論文に与えられる賞になります。文字通り、「時の試練」に耐えたことを学会として認めたということであり、大変栄誉のある賞となります。
今回受賞の対象となった論文はMDM2011で発表した”MD-HBase: A Scalable Multi-dimensional Data Infrastructure for Location Aware Services”です。
これは、西村がNECに所属していた時の研究成果であり、当時共同研究を行っていたUCSBとの共著論文になります。
本論文では、当時、GPS付き携帯電話の普及を見越して、増え続ける膨大な量の位置情報を効率的に格納するとともに、位置情報サービスで基本となる、特定の地理的範囲にあるデータの検索(範囲検索)や、指定した点から近い順にデータを列挙する検索(近傍検索)を効率的に実行できるデータベースを提案しました。
提案したデータベースの構成方法は、Intent Exchangeが研究開発を進めている運航管理サービスを支えるデータベースをはじめ、大規模なデータ分析データベースでも広く採用されております。
Intent Exchangeは自動交渉AIだけでなく、大規模なデータ管理に関する深い知見を有しており、これらを活用して運航管理サービスの研究開発を進めております。