皆さんこんにちは、このシリーズでは現役の社員から代表の水口へ、普段わざわざ聞きにくい、食事の席で聞くような事を忌憚なく質問いただき、それに水口が一問一答形式で答える。をコンセプトにストーリーを進めさせていただきます。
現役の社員からの質問となりますので、表面的ではないディープな内容も出て来る事もあるかと思いますが、より弊社の事や代表の水口の考えを皆さんに知っていただく機会になればと考えております。
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ベンチャー企業の10年後の生存率が6.3%とも言われる中で、ムスびは昨年10周年を迎えました。続けるのが難しいと言われる中で、ここまでやってこられた一番の理由とは、何だと思いますか
運じゃないですかね。笑
「創業から現在までを振り返り、どのような思いがありますか?」にも書いたとおり、最初の一歩は運にまみれてました。
ご存じのとおり10年営業する中で新しい事業に色々取り組みましたが、どれも大成功とはいたっていません。そう考えるとこの一発目の事業が成功したって神がかってると思いません?
最初は僕しかいなかった、ってのも大きいのかもしれませんね。
人件費や色んなコストを考えなくていいので商品代をめっちゃ安くで走れましたし、それでお客さんがつかめたってのもあると思います。
あとは何度も書いてますが、一人ひとりの人との縁をないがしろにせず、それぞれに真っすぐ向き合った事で沢山の人たちに助けられてきました。社内社外問わずね。
知らないことは知らないといい、助けてほしい事は助けてほしいと言う。そんなん大切なんか。ってくらい当たり前に思ってましたが、意外とできてない人多いんです。
プライドですかね。知ったかぶりで仕事できるふりの人めちゃくちゃ多いです。
人って根っこは優しいんです。みんなめっちゃ助けてくれます。自分に素直になりましょう。
今はもう40になりましたが、起業時は29で10周年までは全て30代でした。
30代の社長ってめちゃくちゃ若手らしく、なんならメーカーの各担当さんレベルにまで大変可愛がってもらってました。色々いい条件頂いたり、いい商品頂いたり。
商売ってお客様ありきではないです。いい人材が第一に必要で、その次にいい商品です。
いい商品があればお客様は勝手についてきてくれます。
僕一人では当然ここまで続ける事はできていません。色んな人たちに助けられて10周年が迎えられたと思ってます。
ムスびは常に新しいことにチャレンジする姿勢を大切にしていますが、挑戦の数だけ「やめる判断」も必要になると思います。何かを手放す・やめると決める時、大切にしている判断軸は何ですか?
これはめっちゃ難しい質問。
これを聞きたいです、って言われてから3日くらい考えてましたが答えがでません。
何かを始める時は僕は凄い簡単なんです。
それが面白いと感じたらやらない理由がないので。
デメリットがあっても、ありあまるメリットに目を向けてしまう性格なんです。
でもやめるって凄く気合いがいります。
中途半場に仕事してないですし、そのやめようかどうか考えている事業も始めた当初は絶対うまくいくと思ってやってるので。
なんでも上手くいくわけではなく、当然やめる、撤退する事を決断しなくちゃいけないときも来てしまうのですが、本気でやればやるほどこの撤退の判断がものすごく難しくなります。
誰かに任せた事業であればやめる判断は簡単なんですけどね。
任せた子たちからの報告で売り上げが作れない。真剣さが見えない。言われた事しかやっていない。そんなんやってる意味ないやろ、やめてまえ。ってとんとん拍子に決断できます。
でも自分が真剣に向き合った事業は当然思い入れも強く、まだやれることあるんちゃうか。まだ方法はあるんちゃうか。って思いがつきないんですよね。
関わってくれてる子たちに対しても撤退って申し訳ない、とっても言いにくい決断ですしね。
でもなかなか上手くいかないとみんなのモチベーションの問題もあるし、今何を考えているのか、どういう思いがありそうか、取り組む姿勢はどうか、モチベーションはどうかを毎日観察し、これ以上続けるのは得策ではないかもしれない。何か新しい事に取り組んだ方が時期的にいいかもしれない。と思った瞬間が撤退の判断軸ですかね。
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今日の水口のプライベート写真
創業当時、初代事務所にて。うーん若い!!