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【インタビュアー】
ー伝えたいことを、伝えたい人に、文章で響かせる会社ー
株式会社ストーリーテラーズ ストーリーライター 平澤歩
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事業・人・商品・サービスの価値や魅力を文章で伝える「ストーリーライティング」を手がけ、Wantedly運用代行・WEBストーリー制作・note執筆代行などを行なう株式会社ストーリーテラーズ。
その代表・高野美菜子は同社の社長・営業・ライターとして全力で奮闘する傍ら、月間40万PVを記録する輸入車ブログの人気ブロガーでもあります。
その一方で、3人の小さな子どもの家事・育児に追われる母親でもあります。
「他の仕事や家事・育児などに忙しくて書く時間が取れない」「忙しい合間に集中して書けない」などと悩んでいる方もいる中で、高野が忙しい中でも書き続けられる秘訣を探ります。
忙しい中でも書き続けるための工夫・マインド
高野が忙しい中でも書き続けられる秘訣は、「時間を有効活用する工夫」「気軽に書くマインド」「書くモチベーションの明確化」の3つがあります。
①時間を有効活用する工夫
「時間がない中で書き続けるためには、人工知能などの便利なツールを活用したり、すき間時間をフル活用したりといった、時間を有効活用する工夫が必要」と高野は言います。
たとえば、昨今話題の「チャットGPT」を活用するのも時短の工夫の1つです。提案書やインタビュー記事などを作成する際、以前は全体構成を考えるのに時間を要していましたが、チャットGPTを活用することで、その時間が圧倒的に短縮されました。
「チャットGPTなどの人工知能を使用したら、思いのこもった文章は書けないのでは?」と拒否感を感じる方もいらっしゃると思いますが、あくまで人工知能のツールは「人間の手助け」をしてくれる存在だと考えています。
チャットGPTの場合、確かにきれいでわかりやすい文章は作成してくれますが、読み手の心に響く文章に昇華するには、やはり人間が仕上げをする必要があると感じます。
「記事の構成など、機械的に行なっても問題ない部分に関してはチャットGPTに任せて、人間が付加価値を与えられる作業に時間を割く」という役割分担をすることで、時間を効率化することができます。
また、「10分15分のすき間時間をフル活用している」と高野は言います。
「毎日、その日のタスクを洗い出して優先順位をつけ、少しでもすき間時間ができたら、優先順位の高いタスクから取り掛かっていきます。たとえば、メールの返信やブログの下書き、夕飯の支度など短時間でも行なえるタスクを、10分15分でも時間に空きができたときに行なってタスクリストから消していきます。時間の制限があることで、むしろ作業が早まっていると感じます」
小さいお子さまがいると、「集中して作業する時間がなかなか取れない」という悩みがある方も多いと思います。高野も以前は、仕事中に子どもに「遊んで!」と来られると、「なんで今来るの?」と少し苛立ってしまうこともあったそうです。
しかし、「子どもはそういうもの」と割り切り、子どもが近くにいる中で仕事をする際は、メールの返信やブログの下書きなどの軽作業を行ない、子どもがいない時にじっくりと集中して行なう作業するように時間の使い方を変えました。
そのように自分の中で時間の使い方を決めると、たとえ日中子どもが自分の膝の上に乗ってきてYouTubeを見出しても、「さ、メールを返そう」と頭を切り替え、子ども越しにパソコン作業をするなど、時間を有効活用できるようになりました。
②気軽に書くマインド
「忙しい合間に集中して書くのは難しい」という方は、書くことへのハードルを上げ過ぎてしまっているのではないでしょうか。
「最初はそこまで多くの読者がいるわけではないと思うので、『好きなことを自由に書いてやるぞ!』という気持ちで、気軽なノリで書いてしまえばいいんです」と高野。
一言一句考え込んで筆が進まなくなってしまうと、「まとまった時間が取れる時でないと書けない」と思うようになり、忙しい日常の中で書くことへのハードルが上がってしまいます。
それよりも最初は「他人は自分の文章の一言一句なんて気にしていない」と考え、文章が多少ぐちゃぐちゃになったとしても自分が気持ちよく思いを込めて書ければ、おのずと書くことに慣れていくのではないでしょうか。
③書くモチベーションの明確化
「書くことへのモチベーションは何か」と明確にすると、忙しい合間でも書く作業に精を出しやすくなります。
高野はSNSをこまめに更新するのが苦手なものの、輸入車の個人ブログは基本的に週1回以上、定期的に更新しています。高野の場合、ブログは「ブログを読んで私も輸入車を買いました!」などといった読者からの反応に「人の役に立っている」という喜びを感じ、それがモチベーションになって書き続けることができたそうです。
また、ブログなどで目標を宣言して、「書かないといけない」という状況を作り出してしまうのもモチベーションを生み出す手の1つです。元々書くことが好き・得意というわけではない場合、書く必要性が明確に定められていないと、書くことを習慣化するのは難しいのではないでしょうか。
高野もブログを「自分のお金で輸入車が買えるその日まで」という意図のタイトルにしたことで、「買えるまで応援しています!」「もう買えましたか?」というような読者からの反応が相次ぎ、「これは輸入車を買うまでブログを更新しなければならない」といういい意味でのプレッシャーがかかり、忙しい合間を縫って定期的にブログを更新できたそうです。
今回は高野の「忙しい中でも書き続けるための工夫・マインド」をお伝えしましたが、弊社では高野同様、他の仕事とのパラレルワーク、ボランティアなどの活動、そして家事・育児と多忙な日々の中、「書くこと」に向き合うメンバーが集まっています。
そんなメンバーと励ましあい、切磋琢磨しあいながら、高野はこれからも目まぐるしい毎日の時間を最大限に活用し、「書くこと」で世の中に貢献し続けるのです。