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【インタビュアー】
ー伝えたいことを、伝えたい人に、文章で響かせる会社ー
株式会社ストーリーテラーズ ストーリーライター 池松晃弘
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2023年4月、株式会社ストーリーテラーズ代表取締役の高野さんに、「ストーリーライティングとは何か?」というテーマでお話をお伺いしました。
お話を伺うきっかけになったのは、wantedlyにて。
wantedlyでライターの募集案件を探していた時に目に飛び込んできた
「ストーリーライティングを実践で習得したい人、求む」というフレーズ。
「ストーリーライティングって何だろう?」
SEOライティングやインタビューライティングなどさまざまなWeb記事がありますが、
ストーリーライティングという手法を聞いたのは初めて。
そう言えば、自分がライターになったのは、「人の想いやこだわりを世の中に伝えたい!」という気持ちからでした。でもどうやって表現すれば良いのか分からないという状況。
「ここで働いてみたい!」と、迷わず応募。
3度の面談を重ね、ありがたいことにご一緒させていただくことになりました。
さっそく、ストーリーライティングの習得のために、高野さんにインタビューし、この記事を書いています。
これまで3,000記事以上ストーリーライティングの記事を執筆してきた、高野さん。ストーリーライティングの定義や大切なことを深堀りしました。
読み手の心に響く、共感ライティング「ストーリーライティング」とは?
さっそく、ストーリーライティングとは何か?と質問しました。
「ストーリーライティングとは、伝え手の『想い』や『こだわり』などの背景を、読み手の心に響かせ共感を生むライティング手法です」
伝え手の伝えたいことをただ一方的に伝えるのではなく、読み手の共感を自然と得るために、読み手が読み進めやすい構成になっているのが特徴とのこと。
「実は今、共感を得るライティング手法が注目されています。まるで洪水のように情報が押し寄せてくる、情報過多な現代。ほとんどの情報はスルーされてしまいます」
どうしたら多くの人に読んでもらえるのか?読んだ後に行動に移してもらえるのか?
Webライターであれば、誰もが一度はぶつかる壁、いや、永遠のテーマとも言えます。
では、どのような文章が読まれて、拡散したいと思うのでしょうか?
「心に残る文章です。心に残る文章とは、読み手が共感できる文章のこと。読み手の共感を得るには、伝え手の眠れる価値に光を当てて伝えることが大切です」
高野さんは定義する眠れる価値とは、商品の値段やメリットではなく、伝え手の想いや背景のこと。
商品が作られたきっかけ、その事業を始めた想いなど、ただ商品やサービスを利用するだけでは知り得ない熱いストーリーがあると高野は語ります。
「ストーリーを魅力的に余すことなく伝えることができれば、愛着を持って商品を買ってくれる人や、ストーリーに共感したから一緒に働きたい!といった熱意のある人を採用できることに繋がります!」
しかし、その価値は伝え手だけではなかなか気づけないもの。
そこで徹底的に伴走し、発掘してくれるのが、株式会社ストーリーテラーズです。
ストーリーライティングの原点「伝わっていないのが、もったいない」
ストーリーライティングを始めたのは、「もったいない」が原点。
代表取締役の高野さんは、株式会社ストーリーテラーズの前に、働く女性をサポートする事業の株式会社ナチュラルリンクを立ち上げていました。
そのとき、さまざまな社長や働く女性から話を聞く機会が多かったそうです。
たくさんの人から話を聞いているうちに、
「どの方も、熱く個性的なストーリーを持っている。自分だけが聞いているのはもったいない!この話を聞いたら背中を押される人も多いはず。だからもっと世の中の人に伝えたい!」という強い想いが芽生えたとのこと。
「この話、記事にしてホームページに掲載してもいいですか?」
こうして、会社のホームページに、経営者のインタビュー記事をボランティアで日々アップするようになりました。
*高野さんが当時立ち上げていたメディア「Woo!(ウー)」
ポルシェが好きで立ち上げた個人ブログも「良い車なのに、魅力が伝わっていなくてもったいない」という想いからだったそうです。
こうして、価値があるけど、世の中には眠ったままのものがある。そのままにするのはもったいない!という想いから、知り合いの社長さんの勧めもあり立ち上げたのが、株式会社ストーリーテラーズです。
そんな高野さんは、これまでに書いた記事は3,000を超えるといいます。
最初からうまい文章を書いていたわけでは無かったそう。だんだん読み手の心に響く記事を書けるようになった経緯をお聞きしました。
「『読み手を意識する』という大切なことに気づいたからです。最初は正直、自分が書きたいことばかり書いていた。でもそれじゃアクセスが増えなくて、、、
次第に読み手は何が知りたいか、どんな情報を求めてるか想像し、書くことを心がけるようになったのです。読み手にとってわかりやすく、イメージしやすく、また読みたくなる文章にするには…」
たどり着いたのが、ストーリーで伝えるということ。ポルシェの良さやポルシェがある生活など、体験談を交えながらイメージが浮かぶように臨場感を持ってもらえるような書き方を考えました。
「だから、ブログのアクセスも次第に増えて、、、このブログがきっかけで車を買いました!みたいな声にも繋がったのです。やりがいにもなりました」
だから今でも、高野さんは、読み手をすごく意識しています。
時には、ストーリー制作で、伝え手と一緒にヒートアップして、読み手の視点が欠けてしまいそうになることも。
でも、「いかんいかん、読み手や!」と、意識するように。
とはいえ、読み手を意識して、全身全霊で書いても、「そんな深く書かなくてもいい」全て拒否、却下された経験も何度もあるとのこと。
そんな自信を失いそうなとき、メンバーから励まされ、私達のストーリーライティングは価値がある!もう一度思い返して、そうやって一つ一つ丁寧に向き合って書いてきたそう。
最後に高野さんにこんな質問をしてみた。
ライティングでいちばん大事なことってなんですか?
出てきた答えは「伝え手の想いをもっと伝えたいという気持ちだ」と。。
これだけ書いてきて、3000記事も書いてきて、どんなスキルやポイントの話が来るだろうと思ってたら、、、なんとマインドでした。
「Webライターは稼げる?稼げない?」そんな言葉を多く見かけます。
でも本当に大切なのは、読者に本当に喜んでもらう文章を書くことではないだろうか?それが価値になって報酬となって自分に返ってくるのではないだろうか?
Webライターとしてのあり方を改めて考えさせられるインタビューになりました。
日本中の企業にCSO(チーフストーリーオフィサー)という役職を作りたい
高野さんに今後の目標を聞いてみました。
「CSO(チーフストーリーオフィサー)という役職を作って日本中に広げていくことです!良いストーリーがあるのに、眠ったまま伝えられていない企業が多い。
ストーリーを社外で発信できる人がいれば、もっとファンが増えてブランディングされて、もっと自然に働きたい人が増えて、売り上げも増えていくはず。
全ての企業でストーリーが重要視されて、社内外で発信する人をおくことが当たり前になる世界にしたい。それだけストーリーの価値が重要視される世界になって欲しい。伝わらないもったいないを失くしたい」
お子さんを抱きながら、明るく話す高野さん。子育てをしながら、会社経営やブログの運営をこなすパワフルな方という印象が話しながら伝わってきました。
高野さんは、とても話しやすく、こちらも自然とオープンになってきます。今後も株式会社ストーリーテラーズから、どんな企業のどんなストーリーの記事が作られるのか。今から楽しみです。