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唯一無二の住まいを創る ― 自社マンションのブランディング戦略と挑戦

2001年に創業し、城南3区(世田谷区、目黒区、渋谷区)を中心に新築1棟RCマンションによる不動産投資支援事業を展開しているフェイスネットワークでは、現在、最高級マンション開発プロジェクトにおいて新たな価値を創造するプロジェクトデザイナーを募集しています。今回の募集に至った背景や、プロジェクトデザイナーの具体的な業務内容について、担当者にインタビューを行いました。

投資物件として富裕層向けレジデンスを販売

久野泰浩(執行役員 / 以下、久野):都内のほかのエリアと比べても安定した高い利回りを提供でき、賃貸需要も安定しているのが不動産業界で城南3区と呼ばれている世田谷、目黒、渋谷です。フェイスネットワークは主にこの地域で投資用の賃貸マンションの開発を手掛けています。メインの事業は企画・開発した物件を投資家へ一棟販売しているのですが、土地の仕入れから設計、施工、賃貸募集、一棟販売、管理まで、不動産に関わる全ての工程を一貫して行うことで、お客様にワンストップサービスを提供している点が特徴です。

大鷲大輔 / 建築一部(左)、玉川秀雅 / 建築一部 主任(右)

久野:メインブランドである新築一棟RCマンション「GranDuo(グランデュオ)」と並行し、今回、新ブランド「THE GRANDUO(ザ・グランデュオ)」推進のため、プロジェクトデザイナーを募集します。「THE GRANDUO」は最高級マンションレジデンスで、2025年2月に初めての物件が竣工し、既に13プロジェクトが動いています。この「THE GRANDUO」においては、「GranDuo」で培ってきた経験をもとに、時代に左右されない本物を追求し、表層的な高級とは異なる、徹底したこだわりから生まれるクオリティで最良かつ最上の物件を創り上げていきます。そして、FULNESS(フルネス)をコンセプトに、心と体を満たし、暮らしのクオリティを向上する特別な設備・仕様を装備していく方針です。

〈THE GRANDUO MINAMIAOYAMA〉

松瀬健一(建築一部 商品企画室 室長 / 以下、松瀬):「THE GRANDUO」の開発には、資産保有額が5億円以上といわれる超富裕層のターゲットが近年増えているという社会背景があります。本質的な価値基準を有する方々に、単なる住まいではなく、お客様のライフスタイルそのものを彩る特別な空間価値として、都心の喧騒を忘れ、自分だけの時間を満喫できる、静寂と品格が共存する空間。それが「THE GRANDUO」が目指すものです。

特に世田谷、目黒、渋谷という、緑豊かな自然と洗練された都市生活が融合するエリアでは、豊かな暮らしを追求するお客様が多く、世代を超えて受け継がれる資産としてのニーズが高まっています。世界中の都市の中でも、類を見ないほどの魅力を放つ、唯一無二の住空間を創出することが、「THE GRANDUO」事業の大きな目標です。

〈THE GRANDUO OKUSAWA UTAKATA〉

Well-beingを超える体験価値で唯一無二の商品を目指す

松瀬:私たちは土地の仕入れから設計、施工、賃貸募集、一棟販売、管理までワンストップでやっているメリットを強く活かすため、更にお客様の暮らしを彩る、新たなライフスタイルのプラットフォームになることを目指しています。近年、開発物件も大型化しており、例えば3月竣工の南青山では、1フロア1住戸専有で約140㎡、陽光が降り注ぐ広々としたリビングで家族や友人と過ごす穏やかな時間、こだわりのインテリアに囲まれ、自分だけの時間を満喫する贅沢な時間。そんな、記憶に残る特別な瞬間を、お客様に提供したいと考えており、そのためのホスピタリティ溢れる設計・デザインや、快適なライフスタイルを提案するための企画力が重要になります。

〈THE GRANDUO MINAMIAOYAMA〉

松瀬:インハウスの社内設計者が手掛ける「GranDuo」シリーズと異なり、「THE GRANDUO」は国内外で活躍する著名な建築家が、それぞれの個性を最大限に発揮した作品を生み出します。上質な素材が奏でる洗練された空間デザインは、お客様の五感を刺激し、心身に安らぎを与えることで、豊かな生活を実現することを目的の1つにしています。また、「住むことで健康になれる」「無意識のうちに健康な生活を送ることができる」といったコンセプトで、お客様の日常に寄り添う環境が一番望ましいのでは、と考えました。

そこで、スポーツ・ボディケアメーカーのファイテンと組んで、最新鋭の空間コーティング技術を採用し空気質をサポートすることでパフォーマンスを最大限に引き出す空間を実現したり、国内外で活躍する照明デザイナー岡安泉氏の監修による、心身に優しい照明環境を備えたりしています。

〈THE GRANDUO CHITOFUNA〉

更に「THEGRANDUO」ではお客様へ無意識の健康を提供するために、全館浄水システムを標準装備しており、近年、水質汚染で社会問題となっているPFAS(有機フッ素化合物)や塩素が低減された安全で美味しい水をいつでもどこでも楽しむことができます。

安全なお水は調理に最適なだけでなく、塩素が低減された水は入浴時の保湿・美容効果も期待でき、健康はもちろん、美容意識の高いお客様のニーズにも応えます。このような商品企画は、エビデンスに基づいたサプライヤーやメーカー、専門家との連携により実現しており、「空気・水・光」といった生活環境改善を通じて、お客様に安心と満足をお届けし、「健康寿命の延伸」と「豊かな暮らしの実現」に貢献したいと考えています。

久野:今や健康と環境は両輪で考えなければならない課題で、SDGsも大きなポイントとなります。CO2 の排出抑制や、建材や素材に関してもリサイクル率50%以上のものを使ってデザインするのも1つの流れとなっています。SDGsは投資家に対してもアピールできるポイントですし、社会貢献的にも環境性能を上げていくということは必須だと考えています。

スペシャリストであり、ジェネラリストな人に応募してもらいたい

松瀬:募集職種はプロジェクトデザイナーですが、プロデューサーのように事業の骨子を固める企画力、そのためのリサーチ力、パートナー企業や大学の研究室とコラボレーションする交渉力も必要です。事業をつくることにも、環境やSDGsにも興味がある、好奇心旺盛な方に応募してもらいたいと思いますし、建築以外にも音楽やアートにも感度が高い方だと向いていると思います。

世の中のニーズの二歩先、三歩先や市況を読んで、感性や幅広い知見といった自分の引き出しを組み合わせて新しい企画を考えたり、任せたほうがいい分野はアウトソーシングしたり、企画を推進して人を動かしていくバランス感覚も大事ですね。

久野:まだ公表していませんが、皆が憧れる有名建築家やインテリアブランドとのプロジェクトが次々と進行中です。日々新しい挑戦に追われ、忙しい毎日ではありますが、メンバー全員がやりがいを持って取り組んでいます。

投資だけを目的にするとデザインクオリティに妥協が生じ、デザインクオリティだけを重視するとビジネスとしての継続が難しくなる。しかし、当社は上場企業としての安定性を保ちながら、投資とデザインクオリティの両立を追求するという非常にユニークな姿勢を持っています。これは、代表の蜂谷が「お客様のためにどんどん挑戦してみよう!」という柔軟で前向きな考えを持っているからこそ実現できているのだと考えています。

会社としては建設業界で働こうという人材が少なくなってきているなかで、なるべく早く現場をこなして一本立ちしてもらえるようサポートしています。設計部門に関わらず、営業だったり、工事部門だったり、新卒から4 、5 年目ぐらいで「任せてみる」という社風なので、キャリア採用の方にもどんどん自由にやってもらいたいと思っています。

久野泰浩(執行役員)

玉川秀雅(建築一部 主任):私は入社6年目で、今年の6月から設計部門で主任を任されています。入社後、数年で担当物件を持たせて頂き、複数プロジェクトをこなす中で、相応の社内評価を頂き「主任」というプレイヤーの1個上の役割を与えられました。この会社では経験年数や年齢に関係なく、仕事を任され責任をもって働ける環境があり、それ相応の評価を頂けると感じております。だからこそ、その責任感を楽しめるような人、自分自身で動き、会社を動かしたい人に向いていると思います。

大鷲大輔(建築一部):入社2年目のときに設計を手掛けた物件で、今年度のグッドデザイン賞をいただきました。「東京で前面道路に向いているバルコニーは本当に使いやすいのか?」ということを見直した、プライベートなバルコニーのある集合住宅というコンセプトで設計した物件です。

学生時代、教授から「大手に就職したら、しばらくは下積み期間だぞ」と言われたことがあるのですが、当社は数億円〜数十億円の物件を早い段階から意見を反映させられることができるあまりない環境だと感じますし、今回グッドデザイン賞を受賞したことで、よりやりがいをもって仕事をしています。

久野:任せることにはリスクがないわけではありませんが、トライ&エラーでいい、という社風だと思います。今回募集する商品企画のチームに関しては、新しい意匠、スペック、プランニング、そういったところを会社の先頭を切ってトライしてもらいたいですね。

松瀬:今回の募集で入られる方にはスペシャリストであり、ジェネラリストであってほしいと思います。チャンスはどんどん与えられる環境なので、指示されたことをこなすというより120%でセルフドリブンしてもらいたいです。
単なるプロジェクトの遂行だけでなく、ブランドの価値を向上させるという使命感を持って取り組んでいただきたいと考えています。お客様の期待を遥かに超える、革新的なプロジェクトを創出し、世界中の注目を集めるブランドへと成長させていきましょう。 

久野:新しいことをかたちにする陰で、実際の仕事には稟議書作成や申請業務といった、面倒な作業もルーティンもあります。そこはきちんとこなしつつ、面白がる時間や領域をいかに増やせるかが大事なのかなと。そこに住む人のことを想像しながら企画をすれば仕事は面白いはずです。想像力を膨らませて面白がって、ぜひ一緒に仕事をしてもらいたいと思っています。

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