株式会社リアルアキバ・コミュニケーションズ(RACZ)の倉光一輝です。
私はこれまで15年以上、アニメやゲームといったエンターテインメントの「宣伝」の現場に立ち続けてきました。今日はそのなかで身に染みて学んだ、たったひとつのシンプルな真理についてお話しします。
それは——「伝える」と「伝わる」は、まったく別物だということです。
情報を「出す」だけなら、誰にでもできる
私のキャリアの始まりは、イラスト雑誌の編集部での雑務から始まりた。
その後、ゲーム会社に移り、コンテンツやイベントのプロモーションを担当。
アニメやゲームなどのメディアやイベントなどの宣伝業務や映像編集を経験していく中でコンテンツの世界に深く関わるようになりました。
その後も、「planetarian」「蒼の彼方のフォーリズム」「Summer Pockets」「グレンダイザーU」「異世界はスマートフォンとともに。2」などのTVアニメで宣伝プロデューサーを務めてきました。
これだけの作品に関わってきて、痛感していることがあります。
告知を出すことと、届けることは違う。
公式サイトを作り、PVを公開し、プレスリリースを配信する。SNSで放送日時を告知する。ここまでは「伝える」です。やろうと思えば、誰にでもできる。
でも、それだけでは驚くほど「伝わらない」のです。
「伝わる」瞬間には、必ず"感情"がある
情報が洪水のように流れるSNSの時代、人は「情報」そのものには反応しません。反応するのは、感情が動いた瞬間だけだと思っています。
アニメの宣伝現場で私が常に考えているのは、「この作品のどこで、誰の感情が動くのか」ということ。作品を愛するファンの熱量はどこにあるのか。まだ作品を知らない人が、最初に心を掴まれるとしたらどの瞬間か。それを見極めて、届け方を設計する。
たとえば2025年に手がけた、VTuber「結城さくな」の七夕ショートアニメ。製作プロデューサーとして関わったこの作品は、公開から1週間も経たずに100万回再生を突破しました。
多くのファンを有している「結城さくな」ですがより可愛く、より楽しんでいただきたい、そして受け取った人が"次の発信者"になってくれるかどうか。そういったことも私自身考えながら携わっていました。
青鬼のアニメ宣伝を担当した際に自ら全身青タイツで青鬼となり“鬼ごっこ”をファンと開催
SNS時代に必要なのは「翻訳者」
私はイベントでMCや司会を務めることも多いのですが、そこでも同じことを感じます。登壇者がどれだけ熱く語っても、その熱がお客さんの言葉に"翻訳"されていなければ、会場の外には広がっていかない。
作り手の想いと、受け手の感情。この2つの間に立って翻訳するのが、宣伝プロデューサーという仕事の本質だと思っています。
だから私たちは、告知スケジュールを組む前に、まず作品を徹底的に「一人のファンとして」浴びます。どこで泣いたか、どこで笑ったか。自分の感情が動いた場所にこそ、「伝わる」ための入り口があるからです。
「伝える」は発信者の都合。「伝わる」は受け手の体験。
この視点の転換こそが、SNS時代のコミュニケーションに最も必要な力だと、私は信じています。
一緒に「伝わる」を作りませんか
もしあなたが、好きな作品の魅力を誰かに語らずにいられなくなった経験があるなら。
クライアントが手掛けるサービスや商品を一緒に届けたい、「伝える」ではなく「伝わる」を仕事にしたいと思うなら。
リアルアキバ・コミュニケーションズには、その想いと経験を活かせます。
少しでも興味を持っていただけたら、まずは「話を聞きに行きたい」ボタンから、気軽にお越しください。あなたの"伝えたい"が"伝わる"に変わる場所で、お会いできるのを楽しみにしています。