先日の 「においの世界へようこそ!」⑫Hearom 開発秘話 を読んでいただいた皆様から、
調香AIについておしえて!との声を多数いただきました。
で、今日は、レボーンの開発した「ワード選択調香AI」と「画像調香AI」について、お話しします。
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においには、感情を変化させる力があると古くから言われてきました。
しかし、科学的にその効果が立証された事例はまだ少ないのが現状です。そんな中、レボーンは、脳波や血流などの非言語分野(バイタルデータ)と、言語分野(ヒアリングなど)を通じて、においの力を科学的に検証しています*1
*1 早稲田大学 人間科学学術院 田山 淳先生 監修 レボーン調査、効果には個人差あり
このような研究により、においが感情や行動にどのように影響を与えるかを理解が進み、
今、この知識をマーケティングに活用する「セントマーケティング」が注目されています。
セントマーケティングとは、においを活用して購買意欲を向上させるマーケティング手法のこと。香りを企業活動に取り入れることで、新たな価値を創造するプロセスとして活用され始めています。
においは、食欲などの本能的な行動や感情を司る大脳辺縁系に直接作用するため、他の五感とは異なる特性を持っている。この特性をマーケティングに活用しようというわけです。
海外での事例:アロマティック・ビルボード
米国では、セントマーケティングが既に実施されています。
たとえば、Orlando’s Hard Rock Café Hotelは、「アロマティック ビルボード」という人工的な香りを放つ広告を使用しています。
このビルボードは、シュガー クッキーやワッフル コーンの香りを漂わせることで、顧客を地下のアイスクリームショップに誘導し、年間売上高を45%も増加させたんですって!
※出典元 https://www.airscent.com/ambient-food-aromas/
香り開発のボトルネックと解決策: ワード選択調香AI
でもね、香りのマーケティング活用には香料の処方決めがボトルネックとなることが多いのです。
通常の香り系製品の開発では、香料会社との調香のやり取りが大変で、香りのイメージを伝えるのが難しく、何度も修正が必要になることがあります。このようなプロセスは開発スケジュールを圧迫する要因にもなりがち。
この課題を解決するために、レボーンは「ワード選択調香AI」を開発しました!
このAIは、キーワードの選択とスコア付けだけで、誰でも手軽に調香ができるように設計されています。
ワード調香AIの詳細はこちら
調香師なしで香りをイメージするワードから調香。いつでもどこでも、香りの開発ができる。
手軽に様々な商品の香りを開発できるって夢のようですよね。
画像と香りの融合 → 未来の体験: 画像調香AI
加えて、レボーンでは画像とにおいの連携ができる仕組みも開発済み
「画像調香AI」では、画像をAIに読み込ませることで、その画像をイメージさせるにおいのレシピを瞬時に生成することができます。
もちろん、画像調香AIとhearom(ヒアロム)を組み合わせることで、画像表示装置から読み込んだ情報を基ににおいを噴霧することも可能です。
画像調香AIの詳細はこちら
においを付与することでの没入感を与える演出。さまざまな分野での活用が期待されます!
そしてその先・・・私が今欲しいのは、においの入力(Obre)で採取したにおいをにおいの出力(Hearom)で変化させるサービス。
この部屋くさい!と思ったら、いつの間にかいい匂いになってた💛
なんて、そんなサービス・・・えっ、もう開発してるって!?
では、その話は、また今度。
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こんな新しいにおいのサービスを提供しているレボーンに少し興味がわいたあなた。。。
ぜひこちらも!
REVORN 公式サイト https://www.revorn.co.jp/