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「においの世界へようこそ!」 ⑨「香度®」目に見えない香りを可視化し、商品の魅力を伝える

レボーンが独自で開発した“香り”を可視化する新しい概念「香度®」

レボーンは、えひめ香る地酒プロジェクト「さくらひめシリーズ」(2023年3月より販売スタート)の魅力を香りで表現するプロジェクトにおいて、「香度®」の有用性を検証しました。
「目には見えない香りを可視化し、魅力を伝える」とは、いったい?

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まず、最初に「香度®(コード、カオリド)」って何でしょう?

■「香度®(コード、カオリド)」とは

果物では甘みの参考指標となる「糖度」の測定および表示が近年普及し、これにより銘柄のブランディングが可能となり、消費者の購買意欲に大きく影響を及ぼすようになりました。

レボーンでは新たな香りの指標として「香度®」を策定することで、香りに特徴のある商品の魅力を消費者に正しく伝えられる仕組みを作るとともに、品質管理といった生産コストの削減や品質向上に貢献するためのツールとしても活用できるよう、香りの客観的な指標づくりの取り組みを行っています。

日本酒の香りの特長を可視化する

ワインと同じように様々な香りが存在する日本酒。香りの成分だけでも、なんと100種類を超えるといわれている。しかしながら、これまで国際標準の香りの指標は存在しなかった。


そこで、レボーン独自のソリューションによって日本酒の香りを「香度®」として可視化し、“えひめ香る”のキャッチコピーとともに販売された「愛媛さくらひめシリーズ」のマーケティングに活用を検討。今回、商品発表にて全22銘柄の香りを展示する機会を得て、同社の技術「香度®」による日本酒の香りの可視化を試みました。


えひめ香る地酒プロジェクトとは、産学官連携で新たに開発したオリジナル清酒用花酵母「愛媛さくらひめ酵母」を使って、愛媛の歴史ある蔵元が地元の人たちに、ぜひえひめの酒を飲むきっかけにしてほしいという思いで、愛媛の米と水で醸造する、「愛媛の、愛媛による、愛媛のための」日本酒プロジェクトです。2023年3月に22の蔵元から一斉に発売されました。


■香りを可視化する

香りの要素は一般的に非常に複雑であることから、香り指標を策定するにあたってはどのような対象者に向けた指標(表現)であるかが重要です。今回は、一般消費者を対象とし、彼らがイメージしやすい指標であることを念頭に指標の作成プロセスを検討した。


ファーストステップは、「官能評価用語の確立」(基礎検討)。官能評価用語を確立させるために、官能評価フレーバーホイールの作成・検討を実施。その後、官能評価表現手法の作成と検討。
 
そして、官能評価用語の確立後は、「日本酒官能評価」に着手。
愛媛さくらひめシリーズ全22銘柄と、既に販売されている愛媛県内の日本酒、そして県外の日本酒との比較を行いました。

官能評価用語を確立する

これは、ファーストステップの「官能評価用語の確立」で、実際に日本酒を確認しながら、日本酒の香りに関する表現を中心とした評価ワード「日本酒フレーバー(アロマ)ホイール」です。

専門家用に検討したフレーバーホイール


さらに、日本酒を消費者に紹介する際のコミュニケーションツールとして、フルーツや食べ物の名前、「みずみずしさ」「やさしい」「クリア」などといったイメージしやすい言葉で日本酒の香りを伝えるための官能評価表現手法も検討しました。


日本酒官能評価の実施

専門家用のフレーバーホイールを使用して、実際に数銘柄の銘柄の評価を行い、差異が適切に評価できているか、また、評価表を消費者にとって親しみやすい言葉で構成。その評価表においては、専門的な評価との整合性の確認しています。
 

■今回確立した日本酒香度®の生成フロー

全22銘柄の銘柄評価を実施し、一般消費者向けの指標の返還による「香度®」は、単に商品を比較できるだけでなく、今まで訴求が難しかった香りの魅力をPRできるツールとして、商品発表会では来場者や蔵元、来賓など方々より好評を博しました。
 
【来場者コメント】
・日本酒の香りの特徴がわかりやすい
・お酒を飲むのが楽しくなる
・日本酒を選ぶための参考になる
 
【蔵元コメント】
・香りを説明しやすい
・香りの表現として新しい部分がある
・自分がこだわっていたところが表現されていたので嬉しかった


今回の検証により、「香度®」は商品を選ぶ際の販促ツールとして、また今まで香りでの訴求が難しかった商品のブランディング強化といった用途での活用が期待できると確信しています。。今後は製造者に向けた品質管理用の詳細な指標の提供や、日本酒以外の商品カテゴリーへの展開といった取り組みについても実施していく予定です。

日本酒以外でも成果を実感! 「香度®」で愛媛のブランド力向上に期待!

新しい概念「香度®」を使い、においの可視化についてチャレンジをしているレボーン。

ワインのように日本酒にも香りを言葉で表す標準的な手法が体系化されれば、日本酒の魅力をより多くの消費者に届けることができるでしょう。また、今回のプロジェクトでは日本酒以外にも、「ウイスキー」、「フルーツ魚」、「柑橘」の香りの可視化についても検証を行っており、それぞれ有益なデータが得られています。

「香度®」が愛媛県内の特産品に使われ、私たちの日常に浸透する日もそう遠くないかもしれません。
 
えひめ香る地酒プロジェクト
「愛媛さくらひめシリーズ」公式サイトはこちら
https://ehime-syuzou.com/sakurahime/

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「香り」を定義し、新しい世界へ導くレボーン。

こんな新しいにおいのサービスを提供しているレボーンに少し興味がわいたあなた。。。
ぜひこちらも!

REVORN 公式サイト https://www.revorn.co.jp/



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