小杉山 聡(こすぎやま さとし)
現在26歳。2022年4月にサイバーエージェントDXに中途入社。
サイバーエージェントDXでは、メーカーに対する広告枠掲載の営業とパートナー企業のメディアを新規で立ち上げるプロデュース業務を担当。
毎年の楽しみはフジロック。普段の休みは映画館やライブに出かけたり、友人と麻雀をして過ごすアクティブ派。
中途入社1人目の小杉山さんへインタビューしました!
※掲載日2023/5/31時点での情報
前職ではどんな業務をしていましたか?
2020年にDVD・CD・書籍・ゲームなどエンターテインメントソフトのレンタル・販売を行う会社に新卒で入社し、初年度は店舗で実地研修、2年目からは大型店舗へ異動しイベント・プロモーションを担当していました。
2年目のイベント・プロモーションでは、2.5次元舞台の役者さんの写真集発売イベントや店舗でしか買えないオリジナル商品の企画販売などを行っていました。取引先は出版社や芸能事務所が主で、元々取引があるわけではなく、企画したイベントに沿って自分でアポを取り、時にはキャラクターの著作権まわりを管理する版権元への交渉まで対応していました。さらに、毎日店舗の売上を即チェックし、イベント実施や販売日前までに意図的に工夫していたポイントが消費者の購買行動にどう繋がっているかをダイレクトに見ることができたのが面白かったですね。
店舗で消費者が直接目にすることになるビジュアル面もかなり意識していました。定番商品を置く棚と注力商品に特化している棚とで、商品の見せ方が全然違うんですよ。注力商品棚は「この店舗で買いたい」「この店舗でしか買えない」という体験価値が必要なので、声優さん・役者さんのサイン展示や宣伝用に用意した映像を流しますし、店頭購入者限定の抽選プレゼントイベントなども開催していました。展示しているサインがそのままプレゼントになったりします。ある程度の華やかさが必須ですね。逆に定番商品の棚は利便性が重要なので、商品の並び順がジャンル別や五十音順などで常に整っていて探しやすい状態であることが求められるし、在庫が途切れないように過去購買履歴を元に小まめに計画的な発注見直しをかけていました。
今お話ししたように、棚づくりや店頭放映物が売上に直結する実店舗特有の強みはあるなと実感していました。一方で、清掃やレジ待ち時間など計測しづらい変数が店舗評価に影響するので、オフラインで起きている事象をどうデータ化していくかということを意識するきっかけにもなりました。
転職のきっかけは何ですか?
リテールメディア(*1)について考えるようになったことがきっかけです。
商品を売る。そのために前職ではイベントやオリジナル商品を企画してコンテンツ化していましたが、その前段の商品との接点を創出することに興味を持つようになりました。例えば趣味嗜好が一致した商品を消費者にアプリ内でプッシュ通知し、興味喚起できるような、システム部分への関心です。
小売からは離れたくないという思いは前提で、商品と顧客との接点を生み出すシステムをつくるところまで出来る環境で働いてみたいと思い、転職活動を始めました。
*1 リテールメディア:小売事業者が運営するECサイトや店舗アプリ、実店舗に設置されているデジタルサイネージ(ディスプレイ機器)など、小売事業者が提供している様々なメディア。新たな販売促進、広告収益の手段として活用されている。
サイバーエージェントDXを選んだ理由は?
大きく分けて3つです!
ひとつめは、リテールメディアとしてやっている領域が僕の志望と一致していたこと。サイバーエージェントDXは顧客接点の開発/グロースから担うことができる会社なので、まさに僕が身を置きたい理想の環境でしたね。
ふたつめは、様々なミッションを持って柔軟に動けることを期待できたから。2021年に設立された新しい組織だからこそ、担当できる業務内容の幅が広がっていくと感じたし、ストイックにビジネススキルを磨いていくこともできると思いました。
最後に、社内でフラットに議論していける環境であることを入社前から実感できていたことが大きいです。最終面接を社長自らが実施しているのですが、途中から市場に対するあることで議論が始まって時間切れにまでなって。(笑) トップダウンで話が下りるのではなく、議論ができる環境であることを確信出来ました。
未経験で入社されたこの1年は入社後どうでしたか?
いろいろな事が未経験ではあったのですが、「広告の企画/販売〜運用」と「顧客(化粧品/医薬品メーカー)の業界理解」が挑戦した大きなポイントでした。
広告の企画/販売〜運用の面では、WEB広告媒体に対しての基本的な知識・用語について学べる社内研修動画があり、知らない状態でもイチから学べる材料が揃っていました。1年経った今でも何度も見返すくらい良い教材です。
さらに、いつでも業務のことを相談できる先輩1名が専任のトレーナーとしてついてくれることも心強かったですね。例えば提案予定の資料を共有して詰めが甘い部分を強化してもらったり、不足分の知識・スキルを補っていける環境で安心感がありました。
顧客(化粧品/医薬品メーカー)の業界理解の面では、この1年は化粧品メーカーや医薬品メーカーを中心に広告枠掲載の営業を行っていたため、エンターテイメント周りの商品とは違うジャンルの商品ということもあり、業界の勉強や現地情報の収集を兼ねて、ドラッグストアにまめに足を運んだりもしていました。今でもいくつかの店舗内の配置は頭に入っているくらいです。(笑)
振り返ってみるとサイバーエージェントDXのカルチャーとして「人とのつながりを深める」「義理人情と恩返し」の感覚があると感じていて、未経験でも自分が主体的に動けば期待以上の情報共有やレクチャーがあったり、直属の上長だけでなく全員が自分の事を見てくている気がしていて、まさにそのカルチャーを感じました。
この1年で受けた恩を、僕も他の人に送っていきたいと思っています!
マイルール/大事にしている働き方は?
営業として最も大事にしている信念は「とにかく誠実に向き合う」ということです。
・何度でも商談を実施して信頼関係を築いていく
・中途半端な回答はせずできないことはきちんと伝え、他の手段を模索する
・お客さんのためになることを前提にした商材を提案する
・効果と向き合って、改善のための次の提案をする
本当に地道なことの積み重ねですが、これらをいつも意識して営業してます。
あるクライアントに対し、広告効果の向上が見込めると判断して追加提案をしたところ、提案翌日に先方から「小杉山さんが言ってるならやった方がいい」という言葉と共に同意のご返答をいただいたことがあるんですよ。入社してこの1年で1番嬉しかった出来事ですね!信頼してもらえてることを実感したし、誠実に向き合い続けた結果だなと。クライアントに「何かあったらまずは小杉山さんに相談してみよう」と思われるような関係性でいたいと思ってます。
入社2年目に入り、どのように働いていきたいですか?
去年1年間は広告枠掲載の営業として動いていましたが、今年から兼務でプロデュース業務も始めています。1年間で営業をしながら広告についての知識を勉強して、プロデュース領域に業務の幅が広がった形です。
プロデュース業務では、パートナー企業に対して新たな事業収益を生み出すための新規広告事業の企画・提案から立ち上げまでを実施しています。「売る」だけでなく広告を「作る」側となったので、自身の転職のきっかけとなったシステムの開発側としての知識をより深めていきたいですね。
また、「今ある不便をどんどん便利にしていきたい」というのが、前職時代からの僕の一貫した思いです。色褪せたポスターとか、レジの行列とか、在庫がすぐに出てこないとか、小売の不便さって、実際にお店に行って周りを見渡してみるとたくさんあって。だけど小売はなくならないですよね。
小売を便利にすることは生活の便利さに繋がると思うんです。例えばですが、5年後ドラッグストアに行ったら今と全然違う空間になっているかもしれないなぁと。
店舗に入店して、アプリを立ち上げる。アプリにある購入データを元に、使用しているブランドにリニューアルや新発売のものがあれば表示される。その商品の在庫の有無やテスターの有無、在庫がある場合に店舗内のどの棚にあるかまでが表示されていて、迷わずに商品の前まで行くことができる。
こういった感じで、購入まで時間の無駄がない空間を作ることができるかもしれない。さらに、今言った購入までの流れを繰り返すことでデータが蓄積され、アプリを立ち上げた時の通知精度が向上することでより的確な内容がユーザーに表示されていくので、買い物すればするほどより便利な買い物ができるようにもなる。想像するとわくわくしません?(笑)
今挙げたものはあくまで一例なんですけど、消費者が不便に感じるポイントを潰していったり、オフラインでの事象をデータ化していく事で、消費者の生活そのものが便利になるような仕掛けを作っていきたいです。そのためにも、まずは目の前のクライアントにも消費者にも喜んでもらえることを常に考えた提案をしていきたいですね!
これから選考に参加する方へ
自分から何かを作っていきたい。世の中に対して変化を起こしたい。世の中を便利にするためのアイディアや思いがある方。
サイバーエージェントDXはそういった方に向いていると思います。僕自身も前職から小売を便利にすること・世の中を便利にすることを考えてきて、今この場にいます。
また、実際に1年働いてみて、自ら考えて提案をすればちゃんと実現できる環境だと実感しています!
僕が先ほど挙げた5年後のドラッグストアのイメージのようなことを自分の手で具体化していくことも可能です。スタートアップなのでまだ鉄板の型がなく初めての取り組みになることがほとんどですが、だからこそ試行錯誤の幅が大きくチャレンジできる要素がたくさんあります。
小売や世の中への思いがある方からのご応募を待っています。ぜひ一緒に働きましょう!