株式会社Fulmoは、ニッチなカテゴリに特化しているECサイトを複数運営し、「独自のECシステム」と「マーケティングノウハウ」を元に、多くの領域で再現性高くECサイトの立ち上げとグロースの支援をしております。
今回は小林代表取締役CEOに、これまでの歩みとこれから目指す未来について話を聞きました。
プロフィール
小林 直樹
株式会社Fulmo CEO
株式会社リクルートホールディングスのプロダクト開発室に新卒で入社し、WEBサイトやアプリのプロダクトグロース、開発プロジェクトのディレクションを担当。
並行して副業として、小学生向けのプログラミングスクールTechRoomJr.を創業し、8校舎200人規模まで拡大後、事業売却。
その後、カテゴリ特化ECサイトを複数運営する株式会社Fulmoを創業。
中学生からの夢を叶えるために起業
ー Fulmoを創業したきっかけ
Fulmoを創業した背景には、中学生の頃から抱いていた起業への強い思いがありました。大学進学後、その想いを実行に移し、海外雑貨の輸入販売事業に取り組みました。
結果として、年商1,800万円を達成し、この成功体験が現在のEC事業の礎となりました。
しかし、この時点で私はさらに大きなビジネスを目指すには、Web分野の専門知識が不可欠だと感じました。どんなビジネスでも、集客は成功の鍵ですが、コストをかければ人を集められる一方で、売上や利益の向上にはつながりにくいという課題もあります。
この落とし穴を避け、効果的に集客できる仕組みを学ぶ必要があると考え、リクルートホールディングスのプロダクトグロースコースに就職することを決意しました。
2018年に新卒で入社し、Webディレクターとして、「どんなサイトが最適か」「どんなアプリが使いやすいか」といった分析を行いながら、サイトのリニューアル設計、進行管理、運用改善に取り組みました。
3年目には、人材メディアを複数統括する役割も任され、さらなる経験を積みました。
一方、大学4年時にはITの知識を深めるためにプログラミングスクールに通い、そこでプログラミングの楽しさに目覚めました。
そして、地元の相模原で学習塾を運営する友人と協力して、小学生向けのプログラミングスクールを開校しました。
入社後も副業としてこの事業を続け、小学生向けのプログラミング教育の普及という追い風もあり、事業は順調に成長し、生徒数200名、校舎8校を展開するまでに至りました。
リクルートホールディングスを退職後、プログラミングスクール事業を売却し、自社ECサイトの立ち上げがFulmoの始まりです。
ニッチトップのサービスを創る
ー 事業内容
ペアルック専門ECサイト「Pairl(ペアル)」をはじめ、ニッチな領域に特化した自社ECサイトの運営と、ECサイトの立ち上げから企画・開発・集客までを一括サポートするサービス「Shoppal(ショッパル)」を展開しています。
創業当初、洋服のECサイトに挑戦することを決意しましたが、市場にはすでに大手企業がひしめいており、独自性を持たせるために「ニッチ特化」を戦略に据えました。その結果、競争が少なく、検索ボリュームも見込める「ペアルック」に目を付け、専門ECサイト「Pairl」を立ち上げました。
サイトURL:https://www.pairl.jp/
立ち上げ当初は売上が思うように伸びず、苦しい時期もありましたが、SEO対策やUI/UXの改善を地道に続けた結果、集客と売上が徐々に増加しました。
この成功体験をもとに、1年後にはロリータファッション専門サイトやチャイナ服専門サイトなど、次々とニッチな市場に進出しました。
私たちの強みは、独自に開発したECシステムとSEOのノウハウを駆使し、特定のニッチ市場でトップクラスの地位を築けることです。実際、ペアルックやゴスロリ領域では検索順位で1位を獲得し、Instagramでは2万人以上のフォロワーを抱えるまでに成長しました。
現在、新たに挑戦している「Shoppal(ショッパル)」は、業界初の「ECサイト」「販売商品」「オペレーション体制」を一括で提供するサービスです。これにより、無在庫でECサイトを立ち上げることが可能になり、経験やスキルがない方でも簡単にEC事業を始めることができます。
EC業界では、ECサイトの立ち上げ支援や広告代理店が多く存在しますが、弊社のように一括して支援できるサービスは他にありません。これは、長年のEC運営で培ったノウハウを凝縮し、再現性の高い形で実現しているからこそ可能なことだと自負しています。
充実した瞬間を作り出し、より豊かな世界を作る
ー 経営する上で大切にしていること
私たちは、他の会社が提供していない価値を、独自のサービスを通じて創り出したいと考えています。
ペアルック専門ECサイトを立ち上げた背景には、単に経営的ポジショニングだけでなく、実際に検索する人々がいるにも関わらず、適切な情報がまだ世の中に存在しなかったという現実がありました。
私たちは、必要な情報を提供することで、より探しやすい世界をつくり出し、結果として人々の生活を豊かにしたいと願っています。
検索ニーズに応える記事やサイト構成を提供し、「検索しても見つからなかったものが、ここにある」世界を目指しています。
弊社の社名の由来である "full filling moment(フルフィリングモーメント)" には、充実した瞬間を生み出すという意味が込められています。
私が考える「充実」とは、単に楽しいや幸せという感情だけでなく、目標や理想に向かう過程で感じる大変さや、壁にぶつかることも含めて、瞬間瞬間が濃密であることです。
そのため、ユーザーにとって、特定の領域でこだわりの商品を探す際に最も頼りになる存在でありたいと思っています。
また、働く仲間にも「この会社で働いたからこそ、多くの充実した瞬間を味わえた」と感じてもらえるような環境を提供したいと考えています。
そして何より、自分自身がそのように思える瞬間を創り続けたいと強く願っています。
最速で、最大の成長を
ー 今後の目標は?
私たちは、12月末までに時価総額100億の企業を作ろうとしています。
これは、百戦錬磨のエリートたちが起業しても、5年から10年かけてようやく達成できるかもしれないほどの高い目標です。そのためには、最短で1,000社以上のECサイトを支援し、会社の成長を加速させることが直近の目標です。
多くの売り場を創り出すことで、多くのユーザーに価値ある情報を提供し、同時にオーナーサイドには収益性の高い事業を提供することができます。
また、今の会社フェーズだからこそ、事業を成長させ、組織を作り上げ、裁量のあるポジションを狙えるという、貴重な経験を最速で積むことができる環境があります。
その反面、常識では考えられないスピードで進む事業の中で、仕事に向き合う時間が増えることも事実です。
私たちが掲げる目標へ一緒にチャレンジしたい、そんな方と充実した瞬間を作り出していきたいと思っています。
少しでも弊社にご興味を持っていただけましたら、弊社では随時カジュアル面談を実施しておりますので、下記からお気軽にご応募ください!お待ちしております!