ハンバーガーと謎解きが好きな堀内です。
エンジニアリングマネージャーとして2023年5月にテックタッチに入社しました。
入社1ヶ月経ったころにこの記事を書くように依頼されましたが、開発のキャッチアップを優先すると言い訳してたら4ヶ月が経過してしまいました。
書かないまま一生が終わる気がしたので、一念発起して書いています。
そんな自発性を誉めてあげたいw
これまでどんなことをやってきたの?
テックタッチは4社目で、エンジニアリングマネージャーを任されています。
もともとは新卒でエンジニアになることを目指し、SIer企業でのプログラマーがキャリアのスタート地点でした。
当時携わった開発は、基幹システム開発、モバイル系のアプリ開発、PCアプリの開発などWeb系以外の開発が中心でした。
そして2社目ではモバイルアプリの開発をメインで経験を積んできましたが、2010年ごろからモバイルアプリの仕事が減ってきたと感じ、上司に懇願してWeb系の開発案件にもアサインしてもらうようにしました。
それがきっかけでWeb系技術、ミドルウェアなどの知識が身につきました。
さらに成長を目指し、前職である3社目はSaaSを展開する会社に就職しました。
3社目では機会に恵まれたこともあり、入社1年目でマネージャーに抜擢されました。
そこから約10年間マネージャーの経験を積んできたのですが、SaaS開発だけでなく研究開発や横断部門の立ち上げなど、幅広い業務に携わってきました。
テックタッチとの出会いは?
前職でマネージャーとしてチームやプロダクトと向き合ってきましたが、10年も経つと周りの業務に目新しさを感じなくなってきます。
組織のことを良く知っているからこそできるチャレンジも多かったので、できる限りチャレンジを続けてきました。
それでもチャレンジできる幅に限界を感じ、自分自身の成長を考えると転職して環境を変えることが必要と思うようになりました。
ただ、10年もいた会社なので本当にたくさんの人にお世話になりましたし、仲良くなった人も多かったので転職することに迷いはありました。
しかし色々と考えた結果、自分の人生に責任を持てるのは自分しかいないことに気づき、前を向いて突き進むことを決意したことを今でもはっきり覚えています。
活動開始後、転職サイト経由で声をかけてくれたのがテックタッチでした。
エンジニアリングマネージャーを探していたところ、私のマネージャー経験が目に留まり声がかかったのだと思います。
最初のカジュアル面談でプロダクトのデモを見せてもらい、DAP(デジタル・アダプション・プラットフォーム)というまったく新しい領域のサービスだということを知り、非常に興味を持ったことを覚えています。
他社でも面白いサービスは多数ありましたが、「テックタッチ」への興味関心はダントツでした。
これが最終的に入社の決め手になっています。
転職活動について教えてください
転職活動を始めた際、どのくらいの人数の会社が自分に合っているか分からず悩みました。
そのため、10名未満の会社から1000人を超える会社まで幅広くカジュアル面談でお話を伺いました。
そこで気づいたのが100名前後のスタートアップの方が自分の経験も活かせるし、働きやすそうということです。
さらに、プロダクトと人が良ければ間違いないと確信に至っています。
そんな中でテックタッチは希望に叶う条件が全て揃っていました。
面白いことにテックタッチの選考フローはとても変わっていますw
入社してみて分かりましたが、この変わった感じこそがテックタッチの特色でした。
特に印象に残っているのは次の2点です。
- カジュアル面談後、改めて一次面接を依頼したら再度の面談を提案された
- 選考要素がまったくない採用ミートアップがあった
1の面接を依頼したのに2回目の面談が提案される、というのが一番の驚きでした。
というのも、テックタッチに「面接お願いします」と連絡したら、「いや、まだテックタッチのことを分かっていないはずだから、もう一度カジュアル面談しよう」という回答でした。
これには本当に混乱させられましたw
他社との選考タイミングを合わせたくて面接をお願いしたのに、2回目のカジュアル面談を提示されるなんて想像もしていませんでしたから。
(入社後確認したところ、通常はカジュアル面談は1回のみで、私のケースはポジションの関係でかなりイレギュラーな対応だったとのこと。)
ただ、テックタッチのことをちゃんと理解してから面接に望んでほしいという思いは、それだけ人のことを大事にしているからだったのかと入社してから気づきました。
つまり、入社してから「思ってたのと違う」となればお互い不幸になるので、そのギャップをできるだけ無くしたほうが良いということだったんですね。
もう一つの特徴として、選考途中の「採用ミートアップ」があります。
他社には採用ミートアップが無かったので、他社の選考プロセスを考えるとタイミングの合わせずらさを感じます。
それでも採用ミートアップはやってよかったと思います。
なぜなら開発チームやBizチームの選考に関わらない人と話すので、嫌でもテックタッチの雰囲気が分かるからです。
このプロセスのおかげでテックタッチの人の良さ、プロダクトに対する強い思いが伝わってきて、他社にはない魅力を感じ取ることができました。
そして晴れて入社したわけですが、入社する前のイメージと入社してからのイメージにギャップがまったく無いので、カルチャーショックも起きていません。
ちなみに入社してから人事に聞きましたが、採用ミートアップは本当に選考要素が無いとのこと。
純粋にテックタッチのことを知って欲しくて開催していると教えてくれました。
「採用ミートアップ」という名前だけに選考要素を含んでいると思ってたのですが、驚きですw
フルリモートのエンジニアリングマネージャーをやってみてどうですか?
想像以上にやりやすいです。
私はいま関西に住んでいますが、オフィスは東京で、開発チームのほとんどは関東圏に住んでいます。
なのでフルリーモートでエンジニアリングマネージャーをやる前提で入社しました。
前職まではオフィス出社を前提としていたので、フルリモートでどこまでできるのか不安はありました。
それでもやってみようと飛び込んできたのですが、やってみると思ってた以上にやりやすいというのが正直な感想です。
その理由は次の3つです。
- フルリモート前提のコミュニケーションツールが整っている
- フルリモート前提のコミュニケーション文化が出来上がっている
- コミュニケーションにしっかり投資している
仕事をする上でコミュニケーションは本当に重要です。
リモートだとこのコミュニケーションが難しそうと予想していましたが、杞憂でした。
フルリモート前提のツール、文化が整っているため、以下のようなことが起きています。
- 出社する人がいてもオンラインで集まって会話する(誰も取り残さない文化)
- オンライン上に「もくもく部屋」があって、常に誰かいる(距離を感じさせない文化)
- 1on1が活発に行われる(コミュニケーション重視の文化)
- 数万円するヘッドセットを入社時に全員配布(コミュニケーション重視の文化)
前職でオフィスに出社していたころは「島」の端と端が遠く感じたり、同じフロアでも遠くの人がいたりと距離を感じることがありました。
フルリモート前提の環境だと、逆に物理的な距離を感じづらいというのが大きな発見でした。
すぐに集まれるし、会議室の空き状況を気にしなくて良いし、皆が積極的にコミュニケーションを取ってくれるし、本当にやりやすい環境だと思います。
フルリモートだと課題もあるのでは?
もちろん課題が無いわけではありません。
良くあることかもしれませんが、以下の課題を感じています。
- PCの前にいるか分からないので、呼び出して反応がない時に困る
- 雑談がやりづらい
- オンラインミーティングで相手の反応が分かりづらいので、理解してもらえているか不安に感じることがある
- 通信環境が悪いと遅延したり、会話が途切れたりする
いずれも致命的な問題ではなく、全員が課題と感じているので日々工夫しながら進めることができています。
例えば、朝会ではGood&Newを毎日取り入れています。
Good&Newは5分程度で話す雑談コーナーのようなものです。
プライベートのことや趣味のことで盛り上がるので、その後のコミュニケーションのしやすさにもつながっています。
また、Google Meetのオンラインミーティングでは、相槌の代わりにリアクションやチャットが積極的に活用されていたりもします。
このおかげで発言に対するフィードバックを受け取れるため、やりやすいです。
課題はまだまだあるものの、こういった小さな積み重ねのおかげでコミュニケーションしやすい文化になっているのかなと。
このような取り組みの結果だと思いますが、テックタッチはストレスチェックで957社中2位を獲得することができました。
良い人、良い文化が揃っていることが伝われば嬉しい限りです。
https://techtouch.jp/news/20230823stresscheck/
今後チャレンジしたいことは?
テックタッチへの入社時、「日本の生産性を上げることに貢献する」という個人目標を設定しました。
「テックタッチ」というプロダクトは世の中に無数にあるWebシステムやSaaSを全員が使いこなせるようにするサービスです。
初めて使うサービスは誰しもが使い方を覚えるのに時間がかかります。
導入したサービスが多数あると、全部覚えるのが大変になります。
分からないことがあれば、他の人に解決をサポートしてもらうため他人の時間を奪う必要が出てきます。
そういった課題を解決できれば、本来やるべき業務に時間が使えるようになります。
そして「テックタッチ」にはこの課題を解決する可能性が十分にあります。
結果として日本の生産性が上がり、皆が幸せに暮らせる社会が実現すると信じています。
そういった社会を実現することに貢献したくて、日々楽しく業務に取り組んでいます。