移り変わりの激しい縦型動画市場において、MISMがクリエイティブの質と鮮度を保つために隔週で開催しているのが「クリエイティブ研究会」です!
この会議では、各事業部のメンバーが集まり「今、SNSで何がウケているのか」「市場でどんな広告が当たっているのか」を持ち寄ります。そして、それをただ共有して終わるのではなく、「自分たちの次の撮影や企画にどう活かせるか」を話し合い、すぐさま現場の制作へと落とし込んでいます。
今回は、そんなMISMの実践的なミーティングの様子をダイジェストでお届けします!
クリエイティブ研究会とは?感覚をロジックに変える「三位一体」の仕組み
クリエイティブ研究会とは、隔週(二週間に一回)のペースで全社員が対面で集まり、30分間で凝縮して行う、「今、何が売れていて何がバズっているのか」を徹底的に解剖する超実践的なノウハウ共有・クリエイティブ検証の場です。単なる数字の報告会ではなく、翌日の撮影や企画にすぐ使える生きたナレッジをチーム全員にインストールすることを本質としています。
この会議の最大の特徴は、MISMが展開する3つの事業部が、それぞれの現場で掴んだ最先端のオーガニックトレンドや広告の運用データを持ち寄る「三位一体」の情報循環にあります。
- SNS運用チーム
- 企業やクリニックの公式アカウント運用代行の最前線から、今まさにTikTokやInstagramのオーガニック(無料投稿)でリアルに流行り始めている最速のトレンド、音源、ミームなどの情報を発信します。
- BUZZORDERチーム
- クライアント企業や広告代理店から、今まさにどのような動画表現や商材の制作依頼が来ているかという、リアルなBtoB市場の需要や競合の動向を共有します。
- BUZZRENTALチーム
- 6.5万点以上のUGC風動画素材を保有するサブスクリプションプラットフォームの運営データ(ダウンロード傾向や検索履歴、顧客のリクエスト)を共有。さらに、広告分析ツール(動画プロなど)を用いて、現在市場に出回っている他社のヒット広告をランキング順にチェックし、「なぜその動画が当たっているのか」を因数分解したロジックを提供します。
縦型動画の世界では、ただ知識を蓄積するだけでは意味がありません。「質を高め、かつスピードを落とさない」ことこそが最大の参入障壁となります。
クリエイティブ研究会で「今、この画角や演出がきてる!」とデータやトレンドの裏付けが取れたアイデアは、最短で会議の当日に実際の撮影現場で素材化されます。その日の夜に撮影へ行くスタッフがいれば、「じゃあ現場でこのトレンドカットを追加で撮ってこよう」とその場で指示が出され、翌日には最先端の動画がプラットフォームに並びます。
他部署が何万本もの検証から導き出した「売れるロジック」を、翌日の自分の現場にそのまま爆速で転用できる仕組み。このスピードの限界突破と事業シナジーを生み出す場こそが、MISM独自の圧倒的な強みとなっています。
【密着レポ】飛び交うデータと次世代の仕掛け。研究会のリアルな30分(2026/3)
ここからは、実際の「クリエイティブ研究会」の現場の様子をダイジェストでお届けします。各チームが持ち寄ったリアルな情報や分析をベースに、次の企画への転用を議論するミーティングの裏側をご覧ください!
議題1:最速のオーガニックトレンドと広告への転用アイデア
会議のスタートと同時に、SNS運用チームからTikTokの一般ユーザーの間で伸び始めているオーガニックの最新ミームが次々と画面に映し出されます。
- 卒業シチュエーション:人とぶつかった後に画面が切り替わる編集動画や、特定の流行音源に合わせた画面が揺れるだけの動画形式。高校生の間で伸びており、制服姿の演出は今最もユーザーの目が止まりやすい。
- 「第三者視点(聞き耳)」形式:特定の駅をテーマにしたローカルあるあるなどの音源をベースに、何かおもしろい話が聞こえてきたら思わずパッと振り返ってしまうという動画の撮り方。
- 大流行中の動物ミーム:世間的に可愛いと話題になっている特定の動物キャラクターのワードを、動画内の会話に盛り込むだけでも再生数が伸びるという仮説。
- ゲーム形式・演出のミーム:2人の演者が一斉に画面に出てくるゲーム形式の動画や、フルネームを呼んであえて外すような、オーガニック特有の演出。
- レトロ・エモ系音源:特定のシニア向け・グループ系の音源や、レトロな色合いの動画が、若い世代から見て「一周回って可愛い・かっこいい」と流行中。
ただ流行を眺めるのではなく、クリエイター陣の視点は「どうやってこれを広告の成果に繋げるか」に集中しています。
「オーガニックの撮り方はカメラワークに動きがあって面白い。止まっている動画より離脱率が確実に少ないから、今度やるマッチングアプリの素材撮影(サブスクプラットフォーム用)で、居酒屋で会話を盗み聞きしている設定として当日すぐに実践しよう」
このように、一般ユーザーの感覚的な流行が、その場で瞬時に「離脱率を下げるための広告手法」へと翻訳されていきます。
議題2:自社運用事例から紐解く、ターゲットインサイトと表現の型
続いて、MISMが実際に運用し、高いパフォーマンスを誇る自社アカウントの具体的事例から、リアルな勝ち筋が共有されます。
- 事例①:輪郭・骨切り専門医の公式アカウント(TikTok)
- X(旧Twitter)からの転用ロジック:整形検討のコア層はXで情報収集するため、Xでリアルに話題になっているトレンド(巨額の整形費用を出す人々の生活背景やコミュニティでの流行ワードなど)をキャッチアップし、TikTok動画で先生に解説してもらう座組みが非常に当たっている。
- 強いNG(否定形)フック:動画の冒頭に「〇〇できると思っている方、実は間違っています」「〇〇は元には下ろせません」など、白衣を着たお医者さんが強いトーンでNGを突きつけることで、視聴者の興味を一気に引く設計が成功。
- 事例②:若返り・リフトアップ専門医の公式アカウント(Instagramメイン)
- 冒頭の落書きフック:動画の冒頭で、顔のシワやたるみが気になる部分にあえてカラーのアイライナーで直接「落書き(線を引く)」をしたインパクトのあるビジュアルを見せ、「何これ?」と思わせて離脱を防ぐ工夫を月に数本導入。
- 事例③:コスメ・アパレルジャンル(UGC風動画)
- 市場で売り切れが続出した大ヒットリップなどの紹介で、動画が「お店の店頭」からスタートする構成。誰もが見たことのある景色から始まることで親近感を持たせ、視聴維持に繋げている。
議題3:動画分析ツールを用いた他社広告の勝因分析と改善案
会議の後半では、分析ツールを用いて抽出した「現在市場で実際に売れている他社のヒット広告」の要素を因数分解します。
- 分析①:ダイエット系インソール広告
- 勝因:冒頭2秒で綺麗な女性が商品を持って映るインパクト、商品の認識スピードの速さ。「期間限定」「終了間近」という強い希少性のフックがあり、かつ「履くだけでスッキリする」というベネフィットの関連性が一発で伝わるシンプルな構成。
- 改善案:最後の3秒間が、ただカウントダウンを待っているだけの固定画面になっており非常に勿体ない。MISMでやるなら、最後まで飽きさせないアニメーションをつけ、モデルの表情と使用感を連動させた構成に改善すべき。また、過度な効果訴求は広告ガイドライン(景表法・薬機法)的にリスクが高いため、表現をクリーンに保ちながら画角の1ミリで勝負する方針を再確認。
- 分析②:健康・ダイエット系原料の動画広告
- 勝因:動画が「素材を削るシーン」という視覚的インパクトから始まっており、商品のジャンルが自然と認識できる。天気の良い綺麗な映像、ナチュラルでおしゃれなグラスやコースターで全体の雰囲気が朝の爽やかな空気感に統一されている。
- 分析③:ベースメイク動画広告
- 勝因:言葉で説明するのではなく「びっくりするからとにかく見てて」という、ユーザー自身が画面で確かめられる体験型のフックから始める構成で信頼感と使用感を伝えている。
いかがでしたでしょうか。
MISMではこのように、日々のトレンドや現場での気づきをチーム全体でフラットに共有し、スピーディーに次のクリエイティブへと活かしています。
現在MISMでは、一緒に最新のトレンドをキャッチアップし、動画として形にしていく仲間を募集しています。少しでも興味を持たれた方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししてみませんか?エントリーをお待ちしています!