私たちは、お客様に寄り添い、信頼され、選ばれ続けるホテルを目指しています。当社では、ホテルの最大の商品は「人」であると考えています。働くスタッフの笑顔とおもてなしの心を大切に、宿泊特化型ホテルのオンリーワンブランドになるべく、今後も進化を続けます。
今回は、本社で営業を担当する菅さんにインタビューを実施。営業の仕事における工夫や、仕事と育児を両立するための取り組みについて、お話を伺いました!
【プロフィール】
菅 友梨花:2014年に京王プレッソインへ入社。店舗にて接客や運営業務を経験後、2025年1月に本社へ 異動。現在はWeb販売を中心とする客室の営業業務を担当。
10年間の店舗勤務から本社へ。新しい挑戦へのワクワク感
――菅さんが京王プレッソインに入社したきっかけを教えてください。
接客の仕事を探していたときに、転職エージェントを通じて京王プレッソインを紹介されました。いくつかの企業の面接を受けたなかで、面接官の方々の所作や言葉遣いが一番印象的だったのが当社でした。面接を通じて「この会社なら、血の通った接客ができそう」と感じたことが、入社の決め手でした。
――入社後はどのような業務を経験されてきたのでしょうか?
約10年間、同じ店舗でフロント業務に従事していました。2025年1月に本社へ異動しましたが、きっかけは店舗時代にお世話になった上司からのお声がけでした。ありがたいことに、当時の私の働き方や考え方を評価してくださっていたようで、その上司が管理職を務める営業部門に配属となりました。
私には小さな子どもが2人いるのですが、これまで店舗から本社へ異動する育児中のスタッフは少なかったこともあり、「モデルケースになってほしい」という会社の期待もあったと聞いています。
10年間、店舗一筋で働いてきたので、まったく新しい業務にチャレンジできることは不安よりもワクワクの方が大きかったです。
日々のスピーディな対応が、成果につながる
――現在の業務内容について教えてください。
当社ホテル10店舗のうち、2店舗を担当し、主に客室のWeb販売を通じた売上の最大化を担っています。業務の中心は客室料金の設定で、国内外のオンライン販売チャネルにおける価格調整を日々行っています。
具体的には、ゲストの動向や周辺ホテルの価格、曜日、イベントなど、さまざまな要素を考慮しながら、最適な料金を見極めて調整していきます。私たちのチームの取り組みが、会社全体の売上に直結する非常に重要なポジションだと感じています。
他店舗を担当するメンバーとは、競争というよりも「一緒に売上を伸ばしていこう」という協力的なスタンスで取り組んでいますね。
――業務において、どのような人たちとの関わりがありますか?
料金の決定には、複数のツールやシステムを活用しています。そのツールを提供している会社の方々から操作方法のレクチャーを受けたり、外部コンサルタントの方から戦略的なアドバイスをいただいたりすることも多いです。また、国内予約サイトの担当者の方とも年間を通じて打ち合わせを行い、キャンペーンや販促施策について計画を立てています。
――売上を上げるための工夫にはどんなものがありますか?
私が担当している店舗は、周辺ホテルの価格設定に影響を受けやすい傾向があります。そのため、競合の動向には常に目を光らせ、タイミングよくクーポンや割引施策を打つようにしています。特に、価格に対するお客様の反応が良いエリアなので、スピーディな対応が売上に直結しますね。
予約の動きは日々変化するため、一度の見落としが機会損失につながりかねません。そこで、毎朝まず前日の予約状況を確認し、午前中に必要な料金調整を行ってツールへ反映させます。午後は、店舗や外部パートナーとの打ち合わせを通じて、新たな施策を検討する時間に充てています。
また、空き時間には各国内サイトのセールプランを管理したり、インターネット上に掲載する説明文や写真を工夫したりと、お客様に選んでいただけるような見せ方にもこだわっています。細かな調整や日々の積み重ねが、結果的に売上の最大化につながっていると感じています。
現場経験があるからこそ持てる「お客様視点」
――店舗での経験が役立っていると感じることはありますか?
とてもありますね。例えば、団体予約の対応や先方とのやり取りなど、店舗経験があるからこそ細かい部分まで理解し、アドバイスができると感じています。
また、以前は予約の電話対応もしていたので、お客様の“生の声”を知っていることが、価格設定やプラン作成の際に活きています。数字やデータだけでなく、「お客様ならどう感じるか」という視点は、現場経験があるからこそ持てる感覚だと思います。
――異動後、苦労したことはありましたか?
本社に異動してからは、初めて経験する業務ばかりで、しかも私は時短勤務のため、最初の数か月は特に大変でした。6時間の勤務時間ではとても終わらないと感じることも多かったですね。
それでも、周囲のサポートや外部の方々の協力を得ながら、少しずつ業務のポイントを掴めるようになり、今では落ち着いて仕事に向き合えるようになりました。
今振り返ると、わからないことを「一人で抱え込まない」姿勢が、自分を助けてくれたと思います。上司や外部パートナー、そして店舗の管理職など、いろいろな人に相談することの大切さを改めて実感しました。
――数か月でコツを掴めるようになったとは、さすがですね!本社の仕事ならではの醍醐味はありますか?
本社にWeb販売業務がすべて集約されているため、自分たちの判断ひとつで店舗のお客様層が変わることもあります。それが現場の業務量にも影響するので、単にすべての部屋を売るのではなく、店舗の状況を考慮しながら調整することが大切です。
店舗と密に連絡を取りながら、戦略を立てていくことが、本社ならではのやりがいだと感じますね。
ライフイベントを経ても働き続けられる環境が魅力
――今後の目標を教えてください。
まずは、目標として掲げている売上予算を達成することが大きなミッションです。現在は国内予約サイトでの販売を中心に担当していますが、今後は海外予約サイトの販売も任される予定です。私自身、まだ海外販売に関する知識は十分とは言えませんが、これからチーム全体でスキルを高め合いながら、対応力をつけていきたいと考えています。
将来的には、自分の意見をしっかり持ち、上司とも建設的な議論ができるような存在になることが目標ですね。
仕事はもちろん大切ですが、今は子どもとの時間も大事にしたいライフステージにあります。その両立が無理なく実現できている、今の働き方にはとても満足しています。
――仕事と育児を両立するために、どのような工夫をしていますか?
常に時間を逆算しながら、「何時までに何を終わらせるか」を意識して行動しています。業務のなかでも効率化を心がけ、やるべきことにしっかり時間を使えるよう、メリハリを大切にしています。
ありがたいことに、京王プレッソインは半休制度やフレックス制度が整っており、柔軟な働き方が可能です。さらに、店舗も本社もホスピタリティ精神の高い、思いやりのある方ばかりで、日々助けられています。ライフイベントを迎えても安心して働き続けられる職場ですね。
――どんな方が本社営業の仕事に向いていると思いますか?
私自身を含め、今のチームメンバーは全員が未経験からのスタートです。そのため、特別なスキルよりも「人に頼れる力」が大切だと感じています。
この仕事は、チェーン全体の売上に関わるポジションであり、周囲との連携が欠かせません。自分ひとりで完結できる仕事ではなく、店舗や本社内、外部パートナーなど、多くの方とやり取りをしながら進めていきます。
だからこそ、柔軟にコミュニケーションを取りながら、必要な場面で助けを求められる人が、この仕事に向いていると思います。
――最後に、京王プレッソインに興味をお持ちのみなさんへメッセージをお願いします!
ホテル業界を志望する方のなかには、ライフステージの変化に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。実際、私自身も「子どもが小学校に上がったらどう働けばいいんだろう」と悩んだ時期がありました。
でも、京王プレッソインでは、そうした不安や働きづらさを少しでも減らせるよう、会社全体で柔軟な働き方の見直しが進められています。働く人それぞれの状況に合わせて、安心して長く働ける仕組みづくりが、短いスパンでどんどん改革されていると感じます。
現在、本社では半休制度やフレックス制度も整っていて、育児と仕事の両立に対するハードルは確実に下がってきました。ホスピタリティを大切にする仲間たちと協力しながら、自分らしい働き方を実現したい方は、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう!