みなさんは、本物のメロンのおいしさを知ってますか。海外からの輸入者ではなく、ひとたま数千〜数万円もするような国産メロン。まさしく果物の王様です。ただ、あまりに高いため滅多に口には入りません。海外産ほど安価ではないけれど、高級メロンほどではない、でも「感動するほどに美味しいメロン」づくりに向けて私たちが立ち上げたのが「感動メロンプロジェクト」でした。高級メロンに負けないクオリティで、しかも消費者のみなさんが「納得できる」価格で栽培するためには、病気に強く、見た目も美しく、栽培しやすい「強い種開発」が欠かせません。長年の品種改良と近畿大学農学部とのコラボなど、さまざまな研究を積み重ねて完成したのが「バンビーナ」でした。糖度は、16度以上。ひとたまの大きさが20センチ近く、重さ2.5キロを超えるほどで、ネットもきめ細かくて美しい。結構な自信作でした。ところが、メロンを取り扱う卸のバイヤーさんや百貨店の商品担当の評価はそれほど高くない。「メロン」のツノは太く大きくないとね」。それが市場の評価でした。甘さや香りよりも「高そうに見えるメロン」がメロン評価の常識でした。であれば、誰もが思わず「かぶりつきたくなるような魅力的なメロンブランドを作ろう」。それがバンビーナブランディングの始まりです。メロンに大きなリボンでお化粧し、大きさに合わせて、赤、シルバー、ゴールドで魅力感を出します。配送のためのBOXも、バンビーナ開発の経緯を記したコンセプトブックも作りました。今では、松井農園でしかできないメロンとして、その存在感を高めています。美味しいメロンの種を開発するだけではなく、自身のある作品ができたら、それを売り込むためにさまざまな工夫を積み重ねる。それも、メロンづくりの面白さの一つです。
株式会社松井農園
松井農園はメロンと西瓜専門の種苗メーカーです。3代にわたって蓄積した独自の育種技術と遺伝資源で、数多くの優良品種を開発してまいりました。他にはないここだけの松井オリジナル品種の開発が私どものメインテーマで、「タネを通じて農業の発展に貢献する」ことがミッションです。世界一厳しい日本市場で磨いた開発能力を生かし、世界への挑戦が今後の大きな目標です。既に進出済みの中国や東南アジア市場で、ハイクオリティ品種として差別化し評価を受けております。日本でも世界でも、情熱をすべてタネに込めて、「オリジナル品種」の開発と普及に努める種苗メーカーです。 松井農園のマツイオリジナル品種は、 数々のコンクールにおいて高い評価を受けています。 昭和35年 特 等 あかねまくわ 奈良県まくわ原種コンクール 昭和37年 銅 牌 祥2号 全日本すいか原種コンクール 昭和39年 銅 牌 ミゼット 全日本すいか原種コンクール 昭和40年 銀 牌 トップメロンS号 全日本メロン原種コンクール 昭和40年 銅 牌 青 竜 全日本すいか原種コンクール 昭和43年 1等特別賞 トップメロンH号 全日本メロン原種コンクール 昭和44年 銀 牌 深山みどり2号胡瓜 全日本胡瓜原種コンクール 昭和46年 銀 牌 大仏2号 全日本すいか原種コンクール 昭和47年 農林大臣賞 夏まつり 全日本すいか原種コンクール 昭和51年 銀 牌 スーパーシャルマン 全日本すいか原種コンクール 金 牌 ハニーシャルマン 全日本すいか原種コンクール 平成2年 金 牌 夏の訪れ 全日本すいか原種コンクール 銀 牌 夏の夢LL 全日本すいか原種コンクール 銅 牌 メロンエスプリ 全日本メロン原種コンクール 平成5年 農林水産大臣賞 夏の予感 全日本すいか原種コンクール 平成15年 金 牌 恋あかり 全日本蔬菜原種審査会