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社員インタビュー Vol.1|幅広い知見を提案に生かし、国や自治体をリードする脱炭素分野のパイオニア!


「皆さんこんにちは!エックス広報担当です!記念すべき第1弾として、新事業創出チーム、チームリーダーの永井さんにインタビューしました!」
※当社の正式名称は“エックス都市研究所”ですが、社内外から親しみを込めて“エックス”と呼ばれていますので、このページでは当社のことを“エックス”と表記します。

【プロフィール】

永井 大介/チームリーダー
東北大学大学院 環境科学研究科を修了。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、民間測量会社を経て、2008年にエックスに入社。2020年から新事業創出チームのチームリーダーを務め、再生可能エネルギーや脱炭素分野に関わる国・地方自治体の案件に携わっている。その他、自治体新電力の社外取締役を務めている。

【インタビュー】

ー新事業創出チームの仕事内容を教えてください。

温暖化対策や再生可能エネルギー関係を軸として、全国の自治体・国の事業に関わっています。

今一番メインなのは「REPOS」という環境省の再生可能エネルギー情報サイトのデータ整備などを行っています。「REPOS」では全国の再エネ(太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、地中熱)ポテンシャル情報をWEBGISで可視化させて情報提供しています。

さらに、再エネ事業の立案や自治体エネルギー計画立案に必要なゾーニング情報、例えば国立公園や重要文化財、土砂災害警戒エリア、保安林等の情報を提供しています。

こういった情報は普通であれば、国のサイトから個別に調達したり、地域に出向き自治体や図書館から情報を入手する必要があるのですが、そのような作業の大部分を簡略化して、環境省の「REPOS」のサイトで閲覧することができてしまいます。

出典:環境省 https://www.renewable-energy-potential.env.go.jp/RenewableEnergy/


-大学の研究テーマはなんでしたか?

大学では化学、特に無機化学の研究をしていました。研究テーマとしては硫黄分を含まない燃料製造を目指した触媒の研究や、車の排気ガスに含まれるNOxを分解する触媒研究などをやっていて、現在のコンサルティング領域とは縁遠いことをしていました。

-エックス入社前は何をしていましたか?

大学院卒業後は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のフェローに就きました。仕事は大学が持つ技術シーズと中小企業のもつニーズをマッチングさせる、コーディネート・企画立案を担当していました。

NEDOの次は民間の測量・コンサルティングの会社に入り、その時に自治体の環境基本計画や再エネ導入計画など現在と近い業務に関わりました。

ーエックスとの出会いについて教えてください。

エックスを知ったきっかけは、取引先の社長が「エックスに頼んでおけば間違いない」と、よく口にしていたので、調べてみると面白そうな事業をやっているなと思ったのがきっかけです。

ーエックスに入社することにした決め手は?

当時バイオマスを中心としたエネルギー関係の自治体向け計画づくりがしたいと考えていました。このような分野はまだ市場として小さく、実績をPRしている会社が少なかったんですが、エックスは実績を公表していました。

また自分の性格として、丸の内のようなビジネス街よりもゆったりしたところで働きたいと思っていたので、エックスの目白という立地も決め手の一つです。

ー他の組織とエックスの違いについてはどう思いますか?

入社当時は、適当というか、自由奔放で個人商店的な会社でした。個人個人が職人のような感じで活き活きと働いている一方で、組織としての強さはないという感じで。

しかし、最近では会社の制度も整備されて組織がしっかりしてきました。組織と個人のバランスのとれた会社になってきた印象があります。




ー現在のお仕事について教えてください。

新事業創出チームのチームリーダーを務めています。メンバーが6名います。営業コンサルティングや業務管理、技術など幅広く担当しています。

ー営業コンサルティングというと、どんなことをやっていますか。

これは当社の、特に私が関わっている分野の魅力の1つなんですが、提案型営業ができるところが面白いと考えています。エネルギー分野はまだまだ新しい分野でどんどん開拓されている状況にあります。

我々がお客さんのニーズを掘り起こして提案して、認めてもらうことでそれが業務になっていく面白さがあります。エックスは営業部隊とコンサルティングの技術部隊が分かれていないので、自分で提案したことが実施できるというところもいい点だと思います。

ー営業コンサルティングはどんなところから話をもっていくのでしょうか。

日ごろの業務などの中から、自分がピピっときたトピック課題を調べて、自分が思う解決策がゴール、つまりは効果が発現するまでに至るかをイメージし、大まかな仮説をつくります。それをもって、まずはお客さんと課題を共有するところから始まりますね。

お客さんは潜在的に課題には結構気づいてるんです。本当は気づいてるんだけど、なかなか自分では着手できないし、課題が将来どれぐらいのインパクトがあるかわからないんです。それをこちらが先回りして調べて、こうしましょうと提案するような感じです。

ーピピっと来たトピックから提案につなげるという話がありました。実際に仕事に結びついた事例を教えていただけますか。

冷凍冷蔵倉庫でデマンドレスポンス(電力の需給をバランスさせる仕組み)の実証事業をやりました。業務の中で、あるフロンガスの検知器メーカーにヒアリングしたのですが、ピピっと来たんですよ。その検知器の技術力が高かったこととニッチトップであることに非常に興味がわきました。

さらにフロンガスは世界的に管理・排出抑制等が厳しくなる傾向にあり、使用中のフロンガスの漏れにも直近必ず焦点があたるだろうと考え、提案をまとめて国の環境技術開発関連事業に応募しました。
そこでは落選しましたが、その約2年後に使用中のフロンガスの漏れに関する概算要求書が示されました。

顧客に問合せたところ、私が2年前に考え方こととほぼ同じ内容だったので、提案書を提出させていただいたところ業務獲得につながりました。

ーピピっと来るために、日ごろから情報収集などに取り組まれていますか

そうですね、アンテナを広く張ることは心掛けています。他業種も同じかもしれませんが、施策を立案してから効果発揮までのサプライチェーンが長いんですよ。だから様々な専門知識が必要なんです。環境とかエネルギーの知識だけではだめで、自分の専門分野(エネルギー・温暖化)の知識に加え、経営やファイナンス、情報技術、法務、マーケティング等に至るまで幅広くカバーしておく必要があります。

またコンサルティングの仕事は1つの領域だけでは解決できない課題が多く、色々な分野のスペシャリストが必要なんです。そのためには色々な人と話ができる下地を自分でもっておくことも必要ですし、ネットワークづくりも重要です。

ー仕事のやりがいと、大変なところを教えてください

やりがいとしては、社会的インパクトが大きいところです。国の業務ですと作られた政策が実行されたときの影響は大きいだろうと思っています。影響が大きいからこそ、責任感も大きいので心理的に負担はかかりますが。

ーエックスの悪いところをあげるとするとどんなところですか

社員食堂がないことや、近くに飲食店が少ないことでしょうか。また脱炭素分野に関してはエンジニアリング部隊がいないこともあります。よく言えば計画に特化しているとも言えますが。ですので、脱炭素分野でエンジニアリングやDXとか一緒にソリューションを考えられる人を募集しています。

あとは業務計画や時間管理の面で、上長から細かく指導はされないので、自分で考えないといけないところはありますね。裁量があることの裏返しではあるのですが。

ー業務にかける思いを教えてください

顧客の思いと自分の思いを融合し、しっかり効果が発現するまでのゴールに顧客を導きたいと思っています。

コンサルタントはリサーチャーと勘違いされることも多いですが、一番重要なのは調査することではなく、調査結果を踏まえてあるべき方向性を打ち出すことだと思います。そして、あるべき方向性の終着点までお客さんを誘導して実行する、成果を出すところまでがコンサルタントの仕事かと思っています。

ー今後取組みたいことは何ですか

持続可能な脱炭素社会をつくるために、持続可能なビジネスモデルをつくりたいと考えています。エックスは計画策定がメインなところがありますが、計画だけではなく具体的なソリューションを用意することができたらより良いと思っています。

ーチームの雰囲気を教えてください

チームメンバーには働きやすさを感じてもらっていると思います。

メンバーの7人中4人が子育て中で、私もその1人です。ライフイベントで気兼ねなく休める空気ができていると思います。

ー最後に、エックスに興味を持って頂けた方々へメッセージをお願いします

脱炭素の中核に関わりたい人、政策立案から事業化まで欲張りに関わりたい人、地域の持続可能な脱炭素ビジネスを一緒に作っていける人、受け身ではなく自律的に仕事をしたい人は大歓迎です。同業種の経験がなくても構いません!


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