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MEMBER INTERVIEW #02

Profile

伏見 円花 / Madoka Fushimi
職種:デザイナー
入社年:2019年(新卒入社)
カテゴリー:UI/UXデザイン、3Dモデリング、制作系全般

"広大な海のよう"

「仕事は単調なものだ」そう思っていた過去の私は今の私を予想できていなかったでしょう。
というのも入社してからアートボードの制作に始まりUIデザイン、CGのモデリング、パンフレットの制作、背景アート、企画の提案書を描いたり、時にはプログラムを組んだり、実に様々な仕事が待ち受けていました。学生時代にそれなりに作品作りをしたことがあるとはいえ、前例のないMRのデザインやエンジニアに伝わるような指示書の書き方など分からないことだらけです。
まるで広大な海を漂っているような感覚です。最初はただ航路が定まらないまま進み続け、いつのまにか岩にぶつかっていたりするような失敗もいくつかありました。ですが着実に経験や小さな成功体験積み上げることで、どこに失敗するポイントがあるか、チームでの連携の取り方など様々なノウハウが頭の中に蓄積されていきます。段々と舵の取り方が分かってくるのと同じように、日々自分が成長していることを実感できます。

WORKS:デモンストレーション用のモデル制作

WHITEROOMは時々外部のお客様に紹介するためにデモンストレーションを行うことがあります。
デモンストレーションでは実際にお客様にHololensを被っていただき、WHITEROOMの機能や使い方を紹介し体験していただくことになります。そのとき具体的なモデルを扱いながら説明することで、実際のモデルの見え方を確認できたり、ユーザーストーリーに合わせた紹介をすることなどが可能になります。今回はそのための車のモデルを制作することになりました。

デフォルメしたモデル

凹凸をつけ整えたモデル

まず最初に簡単にデフォルメした車のモデルを作りました。この段階では「車である」ということは分かりますが、実際の空間に出すモデルとしてはリアル感が欠けその場に馴染みません。なので次はどういう凹凸があれば、低ポリゴンで且つそれらしく見えるのか実際の車を見ながら特徴を抽出していき、モデルを掘り起こし整えていきます。そして整えたモデルをAR機能のあるiPhoneを通し、見てみるとまだ車らしい重量感や光沢感が足りません。この頃は機能的に自動で光を設定し陰影をつけるのは難しく、更にMR上で360度の角度から見られるモデルなのでPhotoshopによる手書きで陰影を表現することになりました。iPhoneで確認しながら何度も書き直し最終的に完成したものが下の画像のモデルです。 この完成したモデルはデモンストレーションで使用されるだけでなく、別の案件に繋がるきっかけにもなったので感慨深いものがあります。

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