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みなさんこんにちは。採用担当の北山です。
今回は、「なぜ学び続ける必要があるのか」「自主的な学びとは何か?」というテーマで、人事管掌役員の菊地信仁さんにインタビューを行いました!
役員として多忙な日々を送りながらも、大学院での学びに挑戦した菊地さん。その背景にある想いや、学びがキャリアにどのような影響を与えてきたのかを伺いました。
当社の制度も併せてご覧いただければと思います。
ーー菊地さん、本日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。
私は、2000年に大学を卒業後、製造業向け人材派遣の営業としてキャリアをスタートしました。
営業部長まで経験した後、2009年のリーマンショックをきっかけに、私が所属していた製造派遣事業のみが売却され、当社グループにジョインすることとなりました。
その後は、TTM(旧ビーネックスパートナーズ)の生産管理部・営業部・採用部の執行役員をはじめ、当時のトラスト・テック社での海外事業や人材紹介事業、ビーネックステクノロジーズでのグローバル人材推進Grの立ち上げや、採用企画部長など、さまざまな役割を経験してきました。
現場と経営の両方を見てきたからこそ、今の自分があります。
ーー本日のインタビューテーマは、「なぜ学び続ける必要があるのか」「自主的な学びについての考え方」ですが、社会人になってから、最も学びに注力されたエピソードをお聞かせください。
役員として働きながら、大学院を卒業したことですね。このことは、私にとって大きな挑戦であり、学びに最も力を注いだ経験です。
進学を決意した理由は、主に2つあります。
1つ目は、役員として経営視点を持つ必要が出てきたことです。役職が上がるにつれて、社内外の方々と経営や戦略、組織運営など、より専門的で深いテーマについて話す機会が増えました。その中で、自分の知識や視点が追いついていないと感じる場面が多くなり、「このままでいいのか?」という危機感を覚えるようになりました。
2つ目は、転職経験がないからこそ、自分の市場価値に対する不安があったことです。トラスト・テック時代の上司が働きながら大学院に通っていたこともあり、大学院で学ぶことが身近に感じられ、自分も挑戦してみようと決断しました。
結果として、無事MBAを修了することができ、視野が広がっただけでなく、自信にもつながりました。今振り返ると、あの時の決断がその後のキャリアに大きな影響を与えてくれたと感じています。
ーー役員として働きながらMBA修了されたとのことですが、忙しい中でも学び続けるためにどの様な工夫をされているのですか?
大学院での2年間は、仕事と並行して学校の課題に取り組む日々で、常に時間の使い方が問われる期間でした。自然と、時間の使い方だけでなく、人との関わり方も含めたマネジメント力が身についたと感じています。
この経験を通じて、タイムマネジメントで最も大切なのは「自分で決めること」だと気づきました。15分、30分といった短い時間でも意識的に確保し、それを自分なりのルーティンにすることが、継続の鍵になります。
時間は誰にでも平等に与えられていますが、その使い方は人それぞれです。どう使うかによって、数年後の自分が大きく変わる——今ではそれを強く実感しています。
ーー仕事と学びを両立されている姿に、大変感銘を受けました。ちなみに、若手時代は学びに対する姿勢はどのようなものでしたか?
20代の頃は目の前の仕事に全力で取り組んでいたため、まとまった勉強時間を確保するのは難しい状況でした。
それでも、限られた時間の中で工夫しながら、業務に役立つ資料作成の方法や、必要な知識については、自ら興味を持って積極的に学んでいました。
小さな学びの積み重ねが、後のキャリアの土台になっていたと今では感じています。
ーー当時の自分に“今だからこそ伝えたいこと”があれば教えてください。
まずは自分の興味関心が高いものや、業務に活かせそうな知識から学び始めることが大切だと思います。
いきなり難しい勉強から始めるのではなく、「提案資料をもっと見栄え良く作りたい」「お客様の話しをもっと理解できるようになりたい」「お金に関する知識を増やしたい」という自分にとって身近な目的から学び始めるのが良いと思います。結果として資格が取れた、という形でも十分です。
身に付けた知識はすぐに業務に直結しなくても、いつか有機的につながるときが必ず来る——今ではそう信じています。
ーー次に、「資格取得一時祝金」をはじめとする、“自主的な学び”に対する会社のサポート体制について、どのように感じていますか?
全社員を対象にしている「資格取得一時祝金」や、「3時間研修」、「モチベーション研修」、「女性リーダー研修」など、学びの機会が豊富に用意されている点は非常にありがたいと感じています。
若手社員でも中堅社員でも、会社が研修費用を負担してくれるので、自己負担なく学ぶことができます。資格取得時には祝金がもらえるのも嬉しいですね。
今後も、時代の変化に合わせて制度がアップデートされていくことを期待しています。
ーー菊地さんはこれまで、少しの時間も大切に自発的な学習を継続されていますが、自発的に学ぶことが、ご自身のキャリアや人生にどのような影響を与えてきたと感じていますか?
できなかったことができるようになると、自分自身の成長を実感できます。そして、自分が成長すると、関わる周囲の人たちも変わってきます。そうすると更に仕事が楽しくなり、次のステージを目指す意欲も湧いてきます。
私が思う「学ぶことの良さ」は、一緒に勉強する仲間や、視座や視界が広がることで、話せる人が増えることです。
学びを通じて自然とキャリアが開けたので、学びを続けていて本当によかったと思っています。
また、上司の立場からすると、部下も日々成長しているので、学び続けないと追い超されてしまいます。成長した部下の姿を見るたびに、「自分も負けていられない」と感じますし、学び続けていて良かったと改めて思います。
ーーなぜ、“自ら学ぶ姿勢”が今の時代に求められているとお考えですか?
人類は昔から、生きるためにはどうすればいいかを考え、動物を捕まえたり米を作ったりしてきました。
うまくいかないこともあったでしょうが、失敗から学び、改善を繰り返してきたはずです。
現代も、人が学ぶ理由はそれと同じだと思います。
生きていく上で必要な知識やスキルを自ら習得し、世の中に対して自分の価値を高めることで、給与が増え、結果として豊かな生活に繋がります。
これからの時代は、個々が興味のある分野から様々なことを広く学ぶことも重要ですし、その中で得意な分野を深く専門的に追求することも重要になってくるでしょう。
ビーネックステクノロジーズはエンジニアにお仕事を提案し、お客様にエンジニアを提案することで、人々の生活に大きく関わっています。
だからこそ、エンジニアに多様な仕事を提案したり、お客様に最適なエンジニアを提案したりするためには、社員一人ひとりがスキルを磨いたり、多くのことを経験していくことが必要です。
また、将来的にリーダーやGMを目指す際には、組織づくりやリーダーシップについて学ぶことも重要だと思います。
ーー今後、菊地さんはどのようなことを学びたいと思っていますか?
今期から初めて人事部を管掌することになりましたので、人事分野の知識は学び直し、身に付けていきたいと考えています。
また、物事の見方を柔軟にするためには、様々な本を読むことが大切だと思っています。日本の書籍だけでなく、海外の書籍にも触れ、海外の方々の経営に対する考え方も学んでみたいです。
立場が変わっても、常に視野を広げ、好奇心を持ち続けることが大切だと思っています。
時間は「あるもの」ではなく「作るもの」。忙しさを言い訳にせず、これからも学び続けていきたいです。