「知識はAIの方が持っている。」それでも、エンジニアが学び続ける理由
「その設定、なぜ動いているか説明できますか?」
ある日の午後、ウェブプロモートのオフィスで開かれた社内勉強会。
テーマは「DNSとドメイン管理」、そして「AIを使ったサーバー運用」。
講師を務めたのは、社内でインフラ全般を支えるエンジニアです。DNSの仕組みそのものは、経験のあるエンジニアなら一度は触れたことがあるテーマかもしれません。
しかしこの2時間で語られたのは、知識の再確認ではありませんでした。属人化した運用ノウハウをどう仕組み化するか、そしてAIという新しい同僚とどう組むか—私たちが日々の開発で大切にしている働き方の哲学そのものでした。
きっかけは「特定の人に依存しない体制をつくる」という発想
この勉強会が生まれた背景には、シンプルな問題意識がありました。
新規案件が立ち上がるたびに、ドメインの取得やDNSの設定、サイトの初期構築といった作業が発生する。これまでは一部のエンジニアに集中しがちだった、この「最初の一歩」を、専任でないメンバーも自分の裁量で進められるようにしたい。
つまり、個人のスキルに依存していた運用ノウハウを、チームの共有アセットとして設計し直す試みです。
ボトルネックを解消するだけでなく、一人ひとりが担当領域を広げ、より上流の設計判断に時間を使えるようにする—そのための土台づくりでもあります。
勉強会では、ドメインを取得してからサイトが公開されるまでの流れ、DNSが切り替わる仕組み、つまずきやすい「落とし穴」までが、実例を交えて丁寧に共有されました。
「DNSの浸透も、設定次第で数分にできる。」
そんな現場ならではの知見が次々と飛び出します。
主役は、AIとのペアプログラミング
この日いちばん盛り上がったのは、AI ( Claude Code ) を使ったサーバー運用の話でした。
ウェブプロモートでは、サーバーへの接続やWordPressの設定、サイトの引っ越しといった作業を、AIと一緒に進める取り組みを本格化させています。ただし、そのスタンスはとても現実的でした。
長い指示で一気に自動化しようとしない。
短いプロンプトで、小刻みに指示する。そうすることでAIの誤解を防ぐ。
結果だけを見ない。
AIが「何を考えて、何をしようとしているか (Thinking) 」を都度確認する。
必ず安全網を張る。
作業前にバックアップを取り、対象を明確に指定する。危険な自動実行モードは絶対に使わない。
講師の言葉が印象的でした。
「人間が考えるくらいなら、一緒にやってあげればいい。指示するというより、細かく言いすぎず相手に任せる。ペアプログラミングと同じです。知識はAIの方が持っているのだから。」
AIを「魔法の道具」として崇めるのでも、「危ないもの」として遠ざけるのでもなく、信頼できる同僚として隣に座らせる。
その絶妙な距離感こそが、私たちのAI活用の核心です。
「わかったつもりで進めない」という規律
もう一つ、勉強会で繰り返し語られたのが学びの姿勢でした。
「やることがわからない人こそ、何かおかしいなと思ったら、その都度調べればいい。知らないからこそ、ちゃんとクリックして、エラーが出ていないか確かめる。」
これは経験の浅いメンバーだけへの助言ではありません。
AIの出力を鵜呑みにせず、違和感があればその場で立ち止まって裏を取る。動いているように見えても、本当に意図通りかを自分の目で確かめる。むしろ経験を積んだエンジニアほど、その一手間を惜しまないことが信頼につながります。
仮説を持って調べ、AIに聞き、手を動かして検証する。その積み重ねが属人化を防ぎ、チーム全体の技術水準を底上げしていきます。得た知見を仕組みやドキュメントとして残し、惜しみなく共有する文化が、ウェブプロモートにはあります。
私たちが目指す、これからの制作現場
この勉強会のあとには、次に自分たちで設計していく課題が明確になりました。
- 専任でないメンバーも、新規案件の初期サーバー準備を自分の裁量で進められるようにする
- AIによるサーバー操作を前提とした、安全な運用体制づくりを進めるシステム案件のステージング環境を整備する
- システム案件のステージング環境を整備する
どれも、「もっと速く、もっと安全に、もっとみんなで」を実現するための一歩です。
テクノロジーは日々変わっていきます。だからこそ私たちは、変化を楽しみ、学び続け、AIと手を取り合いながら、お客様により良いものを届けたい。
こんな人と一緒に働きたい
- 一定の実務経験があり、新しいツールや技術を自分の判断軸で評価・検証できる人
- AIの出力を鵜呑みにせず、「わかったつもり」で進めずに裏を取れる人
- 自分が得た知見を、仕組みやドキュメントとしてチームに残せる人
- 属人化した業務を仕組み化し、チームの生産性を底上げすることにやりがいを感じる人
専門領域や得意分野はさまざまで構いません。すでに積み上げてきた技術力と判断力を土台に、AIという最強の相棒を使いこなしながら、自分の裁量とチームの生産性を同時に広げていきたい—そんなミドルクラスのエンジニアを歓迎します。
私たちは、「AIを使える人」を探しているわけではありません。
経験に裏打ちされた判断力を持ちながら、AIと組んでチームごと前に進められる人。
そんな人となら、AIの時代でもきっと面白いものづくりができると思っています。
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ウェブプロモートでは、今回ご紹介した「DNS勉強会」のように、基礎インフラの知見を全員で共有し、AIを頼れる同僚として乗りこなしながら、数年後も触りやすい実直なコードを書くミドルエンジニアを探しています。
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