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YouTubeのマネタイズ支援ビジネスで起業。暗中模索の中、徐々にビジネスを拡大してきた話

当社に興味を持っていただきありがとうございます。代表の的場です。

当社は、2020年10月に設立し、現在4期目を迎えるスタートアップ企業です。起業のきっかけは、YouTubeチャンネルのマネタイズ支援を行った事からでした。今では、YouTubeチャンネルの支援に限らず、制作からコンサルまで幅広く映像ビジネスに携わっております。そんな当社のビジネスへの理解を深めていただくため、当社のこれまでのあゆみをまとめてみました。

副業からはじめた

当社の基礎となるビジネスを副業で始めたのは、コロナ禍真っ只中の2020年6月でした。
以前勤めていた外資系企業の同僚を手伝う形で、海外の子供向けYouTubeチャンネルの日本進出支援を副業として受けました。

その時は起業するなんて頭には全くなく、当時コロナと本業の業務量で閉塞感を感じていた事もあり、気分転換的+お金が稼げれば御の字くらいの気持ちでスタートしました。

私が支援していたチャンネルを運用している会社は複数の幼児教育YouTubeチャンネルを所有していて、全て合わせると1億人以上のチャンネル登録者数がいる会社でした。
日本からの視聴は、再生数の絶対数は低いものの平均視聴時間が長く、「日本市場に可能性を感じている」といった状況でした。しかしながら、日本の子供向けコンテンツ市場は、国産コンテンツが独占している状態。風穴を開け、先方のコンテンツ認知を拡大していく宿題を預かりました。

この案件では、日本向けのメタデータ(番組説明文)の作成から、日本法人設立まで、本当に幅広い業務を担わせていただきました。

レザンファンティーヴィー始まりの経緯

2ヶ月ほど業務をやっているうちに、他にも多くの子供向けYouTubeチャンネルが類似の課題を抱えている事に気づきました。私は、自身が番組の取りまとめ役となり、「YouTubeだけでなく、動画配信サービスにも幼児番組を提供するサービス(コンテンツをキュレーションするためのブランド)を始めたい」そんな考えに至り、そのキュレーションサービスに「Les Enfan TV」という名前をつけ、当社の歴史が始まりました。2020年9月の事でした。

Les Enfan TVの名前の由来はフランス語の「les enfants」=「こどもたち」です。海外への渡航が容易に出来なくなった当時の社会情勢の中で、「単純に英語教育番組を供給するのではなく、多種多様な文化に触れられるような番組を日本に持って来たい」と考えたところから、会社名を多様性の象徴として、あえて英語にせず、フランス語にちなんで名付けました。

早速、翌月のMIPCOM (毎年10月にフランス・カンヌで開催される映像作品の見本市)にオンラインで出展し、YouTubeチャンネルの運営会社を中心に日本進出の提案して回りました。

結果、7社と契約を締結する事になり、法人化を決断し、MIPCOM終了後の翌週の金曜日に会社設立の登記し、現在に至ります。

毎日が映像編集の創業期

当社を創業した2020年10月から翌年の春にかけての私の生活は、昼は本業・夜は夜な夜な動画編集をする生活でした。創業から半年間で、合計300時間分の子供向け番組が当社に納品されました。
それらの番組に対して、日本語副題等を挿入する作業を私自身でやっていました。動画のエンコーディング時間=睡眠時間のような生活を1年近く続けていました。

この経験が、その後の当社のビジネスモデル構築にとても役立ちました。YouTube向けの作品からテレビ向けの作品まで幅広く動画を見込み、映像編集作業を行なった事で、視聴者の心を掴むYouTube番組の勝ちパターンが見えてくるようになりました
また、この時の経験から、内製化するべき業務、外部に委託するべき業務の線引きを行う事もできた事で、当社で受注している制作案件の利益率を高める事に成功しました。ひたすら手を動かす事が重要性を35歳で改めて体感する事が出来ました。

当社のビジネスの根幹

現在の弊社のビジネスは、大きく分けて3つあります。

1つ目のビジネスは、映像プロダクションビジネス。海外映像作品の日本語版の制作を請け負っております。当社のプロダクション活動が他社と異なるのは、映像制作自体を原価でクライアント企業に対してご請求する事。その代わり、制作した映像の収益の一部をロイヤリティーとして受け取る事で、利益を確保しています。

2つ目のビジネスは、コンサルビジネス。映像業界のクライアントを中心に、DXやデータ活用等のコンサルティングを行っております。短期的なビジネス課題の解決よりも中期経営計画のような3年程度のスパンでビジネスを考えるコンサルティングワークを得意としています。

3つ目は、新規事業になります。当社取締役の沖田が中心となり、ストリーミング事業の立ち上げを行っております。来春ローンチ予定のため、まだ、ここで書ける事は少ないですが、多くの人にワクワクしていただける取り組みだと断言できます。

実は、上記3つのビジネスには、1つの共通点があります。それは、短期的な目線の仕事には、手を出さない事です。私が企業経営者として非常に大事にしている事です。
私が新卒でADKに入社したのはリーマンショック直後。混沌とした時代背景の中社会人としてのキャリアをスタートしました。サラリーマンとして勤めたのは合計4社。時代背景などから、どうしても短期的な売上や利益の確保が多い環境で仕事を覚えました。それぞれの会社で、とても貴重な体験をさせて頂きましたが、やはり、短期的な目線で仕事を考えてしまうと、面白い発想が生まれにくい、そう実感する事が非常に多く、長期的な目線で仕事に取り組む事を大切にするようになりました。そして、そのような働き方がなかなかサラリーマンでは実行しづらいとコロナ禍で感じた事も、起業を決断するきっかけとなりました。

ビジネスの変遷

最新版の弊社の会社案内では、会社概要の一部として、「レザンファンティーヴィー」の意味を紹介しております。

一方、創業2年目の2021年12月の会社案内では、下記のように記載していました。

創業初期は、既に書いた通り、「レザンファンティーヴィー」はコンテンツキュレーターブランドとして、子どもたちが好奇心を持って楽しい時間を過ごせるための番組を配信するブランドであると考えていました。創業から丸3年が経ち、現在は創業期の子供ビジネスの経験を活かし、広くメディアビジネスに携わっており、当社の売上の中で、子供向けコンテンツビジネスが占める割合は、5%以下になりました。

しかし、ビジネスが変化をしても、当社のビジネスの根底には、常に「メディアの消費者の中にいる子どもたち」がいます。大人から子どもまで楽しめるメディア体験を作る事、それが私が当社をやっていく意義だと考えています。

こだわりの背景にある息子の存在

ビジネスのコアに「子どもたち」を意識する背景には、2018年4月に生まれた息子の存在があります。
仕事以外の時間のほとんどを息子と過ごしていて、幼稚園への送迎のほか、お風呂も夜の添い寝も私の担当です。休みの日は習い事に遊びにと1日中ずっと一緒に過ごしています。また、平日も、幼稚園の帰りに息子が度々オフィスに来るので、メンバーとの交流も頻繁に持っています。
息子とは電車や車など共通の話題をもてているので、毎日飽きる事のない時間を過ごせています親子の間で共通の話題を持つ事は、親子関係の構築・教育において、非常に重要であると考えています。
動画配信サービスがスマートテレビで視聴される機会が増えていく中で、リビングの中心にあるテレビで、世代をまたがって親子共通で楽しめるテレビ番組は、そんな親子関係の構築に非常に有用なツールではないかと考えています。だからこそ、世代を超えて楽しめるエンタメ体験を作る事に、私はこだわりを持って仕事をしています。

私はキャリアを通して、日本アニメからMTVの恋愛リアリティーショーまで幅広いコンテンツの番販に関わってきましたが、息子の存在が私のその後の進む道を示してくれました。


「レザンファンティーヴィー」へのこだわり

ビジネスモデルの変化から定期的に会社名をレザンファンティーヴィーからビジネスの実態にあった名前に変更するべきか悩んできました(少なくとも、20回はこの悩みにぶち当たったと思います)。そして、毎度最終的には会社名は変えてはいけない!との結論に至っています。

周囲には、毎度「メールアドレスの変更が面倒だから」との理由を言っていますが、本当の理由は、創業時の経験や息子との親子関係からの学びを常に意識していたい、そのために、レザンファンティーヴィーの名前を守っていく事が、私自身のミッションだと日々考えているからです。

当社で働く事に興味を持っていただく方へ!

当社は、まだまだ創業4期目の小さなスタートアップ企業です。今までのあゆみは、計画性を持った行動の結果ではなく、色々な出会いに導かれ、辿り着いた結果でした。

現在、会社のビジネスは、第二創業期にあり、代表である私の個人的な出会いの結果として形作られた会社から、一緒に働くメンバーの個性を最大限に活かし、大きく成長させていくステージに来ています。今募集をしているメンバーは、第二創業期の成長を一緒に成し遂げる仲間です。

個人の個性を最大限発揮し、大きく成長していくため、当社では、「自由と責任」を掲げています。
当社では、有給取得日数、出退勤時間、働く場所、服装、髪型等に至るまで、なんだの制限を設けていません。ルールは1つだけ。「責任の範囲において、自由に行動する!」です。
私が考える責任とは、仕事に対して、誠実に自分なりに考え取り組む事、社内外のステークホルダーの事を考えた行動をとる事です。
その代表例として、当社の人事評価は、プロセス重視の制度を導入しています。年始に会社からの期待値を伝え、それに対して、「何を」「どのように達成したのか」をはかります。
例えば、当社のアドミン担当の会社からの期待値は「全員が働きやすい環境を作る」事。それに対して、どのような思考プロセスで、働きやすい環境作りに取り組んだか、そのプロセスを評価します。どのように自分の役割を果たすか考える事、それが私が考える責任のあり方です。

自主的に考え、行動してくれるそんな仲間を当社は募集しています!


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