さようなら、従来のイントラネット。こんにちは、AI。【Google Cloud Next '25 レポート】
こんにちは、KIYONOエンジニアの田代です。現代のナレッジワーカーは、情報へのアクセス、意思決定、そしてコラボレーションにおいて、かつてないほどの課題に直面しています。Google Cloud Next '25のセッション「さよ
https://laboratory.kiyono-co.jp/2898/gcp/
Google Cloud が毎年開催するグローバルイベント「Google Cloud Next」。2025年は4月9日から3日間にわたり、米国ラスベガスで開催されました。パートナーであるGoogleからお声がけいただき、KIYONOからも代表の清野さんとエンジニアの田代さんが参加。今回は田代さんにインタビューを行い、Next の様子やそこで得た学びを語ってもらいました。
田代 陽向(たしろ ひなた)
福岡県出身。1社目は工場の製造ラインリーダー、2社目は広告代理店でWordPressを使ったブログ媒体の管理などを担当。ブログの文字間をCSSで調整し始めたことをきっかけにプログラミングに興味を持ち、フロントエンド・バックエンドを独学。その後、KIYONOにエンジニアとして入社。趣味は昼寝、旅行、温泉、サウナ、アニメ鑑賞。きのこと心霊系は苦手。休日も自主開発しているくらいプログラミングが好き。
田代:年末の納会で2024年の新人賞をいただいたことがきっかけで、清野さんとバックオフィスの岡田さんに声をかけていただきました。実は Google Cloud Next のことを知らなくて(笑)。調べてみたらラスベガスで開催される世界最大級のイベントだと知り、「ラスベガス行けるの!?」と驚きました。まさか自分が参加できるなんて思ってもみませんでした。
Google Cloud Nextとは
Google Cloud が主催する年次カンファレンス。クラウドコンピューティングに関する最新の技術、製品、サービス、戦略などが発表・紹介される。世界中から開発者、IT プロフェッショナル、ビジネスリーダーなどが集まり、基調講演、技術セッション、ハンズオンワークショップ、ネットワーキングイベントなどに参加する。
田代:正直に言うと、不安とプレッシャーを感じていましたね。選んでいただいたからには期待に応えたいというプレッシャーと、英語があまり得意ではないのでコミュニケーションがちゃんと取れるか不安でした。「なんで俺なんですか?」と聞いた時に「期待しているからだよ」と言ってもらえて、とても嬉しかったですね。チャンスをものにしようと覚悟が決まりました。社内には Google Cloud に詳しい方がほかにもいる中で、入社1年目の自分にこんなチャンスが巡ってきたことに驚き、身の引き締まる思いでした。
田代:カンファレンスは毎年ホテルを貸し切って開催されているそうで、ホテルといってもカジノやショッピングモールも併設されていて、規模の大きさに圧倒されました。参加者3万人、日本人は800人ほど。世界中から技術好きが集まる刺激的なイベントでした。ラスベガスは、昼間はゴージャスな街並み、夜は想像通りのキラキラとした華やかな街並みで、楽しめました。
田代:毎日セッションにみっちり参加していました。朝6時に起きて30分歩いて会場へ行き、8時から17時までセッション、その後はパーティーというハードスケジュールでした(笑)。清野さんとは、夜のディナーの後などに合流して二次会に行くくらいで、1日1〜2時間くらいしか一緒にいない別行動スタイルでしたね。
田代:新機能のセッションが印象的でした。特に、BigQuery のマルチテーブル機能。非構造化データ(音声や動画など)をカラムとしてテーブルに落とし込めるようになったという発表です。テーブルの中にメタデータも一緒に保持できるので、例えば、動画がたくさんあるテーブルから「火が燃えている動画だけ抽出」といった分析が可能になります。コンテンツマーケティングの分析に活用できそうで、面白いと感じました。
田代:AI エージェントです。開発系の発表はほとんど AI エージェント関連で、Google がこれほど力を入れているということは、今後のビジネスの中核になっていくと感じました。「Agent Development Kit」「Agent Space」「Agent2Agent (A2A) Protocol」など、多くの発表があったので、ぜひ調べてみてほしいです。
田代さんは帰国後、すぐにKIYONOのエンジニアブログにレポートを投稿、社内に共有している
田代:今回の参加目的の一つは、クライアントになり得る企業の課題をヒアリングして、自社ビジネスに活かすことでした。日々の業務の困りごとや、AI 導入の課題などを聞いていく中で、企業規模に関わらず、どの企業にも課題はあると感じました。これは僕たちにとってビジネスチャンスなので、しっかり活かしていきたいですね。
田代:Keynote は YouTubeですぐに見られるので、それだけが目的なら行く必要はないかもしれません。ですが、技術好きのエンジニアが会場を埋め尽くし、最新プロダクトの発表に熱狂する雰囲気を肌で感じられたことは、大きなモチベーションになりました。ネットワーキングの場としての価値も大きかったですね。自分自身の営業スキルも高めつつ、次は営業担当も連れてきたいと思っています。
田代:ダサい帽子をお揃いで買ったり…ふざけたエピソードが多いですが、3日目の夜、Google Cloud 主催のライブ会場で清野さんと話したことが印象に残っています。会場の最後列で飲んでいた時に、清野さんがインターネット黎明期にオプトに入社し、ネットビジネスと共に会社が成長していく過程を経験したという話を聞きました。「今の若手にとってのビジネスチャンスはAIだ。田代くんもAIに乗っかって行動していけばいい。」という言葉は、今でも心に残っています。
田代:電車で漫画を読む代わりに、ポッドキャストで最新技術の情報収集をするようになりました。また、KIYONO で提供できる AI サービスのアイデアを考える時間が増えました。いくつか温めているアイデアがあるので、そろそろ上長に相談して、みんなを巻き込んで形にしていきたいですね。有我さんも一緒にやりましょう!(笑)
田代:バックボーンに関係なく、責任感を持って任された仕事をきちんとできる人であれば、KIYONO は成長できる環境です。実力以上の仕事を任せてもらえるので、ぐんぐん成長できます。入社1年目の僕ですが、当初3年目くらいで描いていた姿を実現できています。3倍速で成長できている実感があります。「こいつに任せてみよう」と背中を押してくれる環境で働けるのは本当に幸せです。ベンチャー気質がありつつ、Google Cloud Next のような大きなイベントにも参加できる KIYONO に興味のある方は、ぜひご応募ください!