Q1. 簡単に自己紹介をお願いします。
酒井乃愛と申します。現在22歳です。専門学校ではアパレルを専攻しており、卒業後はアパレル業界に就職しました。その後、全くの未経験からWEBマーケティングの世界に飛び込み、株式会社電撃に入社して現在は3ヶ月目になります。 実はこれまでに、コールセンターの営業や飲食、サービス業、さらには探偵業まで、好奇心の赴くままに幅広い職種を経験してきました。自分の思考をダイレクトに形にできる仕事を探して、今の環境に辿り着きました(笑)
Q2. 学生時代に力を入れたことについて伺いたいです。
学生時代に最も注力したことは、2年間やり続けたファッションショーの運営です。2年制の学校ながら年に4回、多い時は5〜6回も開催される非常にハードな環境でした。私はそこでモデル全体の統括を担当し、製作陣や各部門の代表など、多くの人と関わり調整する役割を担っていました。自分自身が表に出るよりも、裏方として「どうすれば全体を上手く見せられるか」を考え、全力でサポートすることに自分の適性を感じていました。
一番の苦労は、モデルさんたちのモチベーション管理です。モデルさんも学生たちで担当するのですが、先輩に頼まれて仕方なくやっている子もいて...。プロでもないし、渋々やってくれている子が多かったので、視線が泳いだり、下を向いて歩いたりして、ステージ上でとてもダサく見えてしまうといった課題がありました。この状況をどうにかするために、私はモデル一人ひとりと向き合い、どうすれば彼女たちが一番綺麗に見えるか、そしてどうすれば観客にその魅力が伝わるかを必死に考えました。
そこで気づいたのは、「自分が頭の中で描いている理想の演出と、客席から実際に見えている現実は、驚くほど違う」ということでしたね。自分が「こう動いてほしい!ここで感情が高まるポイントが欲しい!」と頭で思っているだけでは、やる気のないモデルさんには全然届かないし、ましてや観客を喜ばせることはできません。
そこで私は、自分の意見を一方的に押し付けるのではなく、伝え方を工夫しました。モデルさんに対して「こういうイメージで歩いてほしい」と直球で指示出しをするのではなく、ニュアンスで伝えるようにしたんです。例えば、「こういう雰囲気で歩くと、もっとあなた自身も服も綺麗に見えるよ」とモデルさんの心情に寄り添いながらコミュニケーションをとっていましたね。
この経験を通じて、自分の感性だけに頼るのではなく、「徹底的に客観視して、相手の目線に立って物事を形にする」という姿勢を学びました。どうすれば服とモデルさんが最高に輝き、観客に喜んでもらえるのか。学生時代に泥臭く追求したこの「客観視のプロセス」が、今の「視聴者目線で動画を作る」というWEBマーケティングの仕事にとても役立っていると感じています。
Q3. 変化の激しいSNSの世界で、再現性を持って動画をヒットさせる秘訣はありますか?
正直に言うと、今でも「これが100%の正解だ」と言い切れるものは分かっていません。SNSの世界は、昨日までの正解が今日通用しなくなるほど変化が速いからです。だからこそ、私はリサーチへの執着だけは誰にも負けないようにしています。
具体的には、TikTokをひたすら見続けるのはもちろん、そこで見つけた検索上位のワードをTwitter(X)上でも検索し、リアルなユーザーの声を多角的に深掘りします。ファッションは物理的に触れる「物」があるのに対し、SNSは画面の中だけの「無形」の世界ですが、「市場が今何を求めているのか」を探る本質的なプロセスは全く同じです。
制作の段階では、脳死状態で見るという工程を大切にしています。作り手はどうしても「ここを見てほしい」という思い入れが強くなりがちですが、演出のすべてを知っている自分を一度捨て、何も知らないフラットな視点で「本当に面白いのか」を常に疑うようにしています。
制作直後はどうしても主観が入ってしまうため、あえて一日置いたり、内容を忘れかけた頃に「脳死状態」で見直す時間を設けています。 「もし自分が通勤電車でスマホを流し見している視聴者だったら、この瞬間にスワイプするな」「ここで手が止まるな」と、自分のこだわりを排除して冷徹に判断する。 自分のやりたい表現を押し出すのではなく、視聴者としての感覚に立ち返る時間を強制的に作る。そのような工程を挟むことで、独りよがりなクリエイティブにならないよう市場の視点と擦り合わせています。
Q4. なぜ転職後、すぐに結果を出せたのか。また、結果を出すために具体的に何を実施したのでしょうか?
入社直後に結果を出せたのは、良い意味で「何も考えていなかった」からかもしれません(笑)何も知識がなかったからこそ、変なこだわりや練りすぎた戦略がなく、縛りがない状態で自由に、柔軟に考えられたんです。そんな軽い気持ちで出したクリエイティブが、意外にもユーザーに刺さって跳ねたりすることが多くて(笑)
マーケティングを学んでからは、徹底的な「守破離」を意識しました。自社やTikTokで既にバズっているフォーマットを型として借りつつ、そこに新しい音源や構成、自分なりの変数を加えていく。例えば「オタク動画のフォーマットをこういじってみたらどうなるか?」といったチャレンジを、美容系の商材に活かしてみたりしました。
Q5. 弊社は「仕事に対して熱狂する風土」があると思いますが、あなた自身はどんな時に仕事に熱中しますか?
一番熱狂するのは、新しいアイデアがパッと浮かんだ瞬間ですね。視野が広がったり、環境がガラッと変わったりした時に「これはいける!」と閃き、それが「数字に繋がる」と確信した瞬間に一番アドレナリンが出ます!
もちろん、完璧だと思った自信作が跳ねなかったり、逆に無意識に作ったものがバズったりして「なぜだろう?」と頭を抱える日もあります。自分の感性と、視聴者のリアルな反応のズレを埋めるために、ターゲットである中高生の目線に徹底的に合わせる。難しい言葉を一切排除して、視聴者たちに届く言葉を選び抜く。そうした細かい調整を繰り返し、試行錯誤しながら正解を模索している時間そのものにも、猛烈に熱中しています(笑)
Q6. 学生のうちにマーケティング知識を身に着けるメリットはありますか?
実際にビジネスの現場に行く前にマーケティング知識を身に着けることは決して損にはなりませんし、あるに越したことはないと思います。ただ、私自身は圧倒的な「即行動派」なので、机に向かって知識を詰め込むよりも、まずは現場に飛び込んで「実際に行動して知る」ことの方が、成長スピードは遥かに速いと実感しています。なので、個人で身に着けるよりもインターンを通してプロから実践的に教わった方が良いと思います。
特に電撃のようなスピード感のある環境では「まずはやってみる」というスタンスが求められます。知識は後からいくらでもついてきますので。だからこそ、迷っているならまず現場で揉まれながら自分の思考を形にする楽しさを知ってほしいです!
Q7. 求職者さまに向けてメッセージをお願いします。
特に学生の方は、まず徹底的に自己分析をして、自分が将来何をやりたいのかを確立させてほしいですね。これは、学生さんや社会人の方のどちらにも言えるのですが、このSNSマーケティングの業界は変化の速度が異常に速いです。その変化を楽しみ、時には自分の曲げられないこだわりすら柔軟に曲げて「数字」を取りに行ける。そんな熱い想いを持った人と、ぜひ一緒に働きたいです!!