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【創業者インタビュー/前編】SaaSという言葉のない時代に 不動産DXの萌芽

「いい家選ぶ、いえらぶ。」

これは、不動産業界のDXを推進するいえらぶのミッションステートメントです。
お部屋探しに携わるすべての人が、安心や快適な想いを享受できる未来を目指します。

この未来を実現するためには、不動産会社の負担の軽減や業務の効率化が欠かせません。
そのため、いえらぶは不動産会社に寄り添い、その先のエンドユーザーにも価値をもたらすことを使命として掲げています。

代表の岩名とともに、この夢を作り上げている弊社常務取締役・庭山にインタビューを実施しました。


庭山健一 
株式会社いえらぶGROUP常務取締役。マンションデベロッパーの勤務経験を活かして、代表岩名とともにいえらぶを立ち上げる。代表の右腕として創業から現在に至るまで、営業組織を牽引。商品企画にも総合的に関わり、いえらぶの経営戦略・事業戦略を策定。好きな言葉はヘンリー・フォードの「成功に秘訣があるとすれば、それは他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、相手の立場からも物事を見ることができる能力である。」趣味はドライブ。2児の父。


創業の経緯、前職で感じた使命感

――はじめに、常務の経歴を教えてください。

庭山 前職は、新築マンションを手掛けるデベロッパーに勤めていました。土地の仕入れ~開発に注力していたのですが、新築マンションへの需要低下のあおりを受けて、不動産仲介業務にも参入しました。これらの経験を踏まえ、2008年にいえらぶを設立しています。

――いえらぶはどのような経緯で立ち上げたのですか?

庭山 前職のIT事業部が独立したことで、いえらぶの前身が誕生しました。

前提として2000年代は、ITバブルが起こるほどインターネットの普及が急速に広まった時代です。SoftBankの孫正義社長が「IT事業部」の立ち上げを様々な企業に推進するなど、「IT」は人々に求められるものとなりました。前職でも例にもれず、組織にIT事業部を組み込んでいきました。

余談ですが、このときIT事業部長になったのが、共に創業した代表の岩名です。彼は私の一つ下でしたが、25歳で部長になるなど熱意があふれ出ていて、共にする仕事はどれも刺激に満ちていました。

IT事業部に在籍して痛感したのは、いかに不動産業務がアナログかということです。当時の私たちの最初の仕事は、データ管理のためにExcelを導入したことです。今では到底考えられませんが、それだけで「IT化だ!」となっていました(笑)。

業界には、手作業でやらざるをえない事務が数多くあったため、システムでデジタル化する必要性を肌で感じていました。

――アナログをデジタルにしなくてはいけない、その使命感はなぜ生まれたのでしょうか?

庭山 もともと不動産会社には真面目な方やお客様想いの方が本当に多いんです。ただ、煩雑な業務に忙殺される結果、お客様を雑に扱ってしまうケースもゼロではありません。そうしたケースに対峙したエンドユーザーは、不動産会社に不信感を抱いてしまう。こうした悪循環が業界に蔓延していると感じました。

それを間近で感じたからこそ、業界を変えたいという気持ちが非常に強くなりました。
不動産業界に従事されている方からすれば当時の私たちは本当に若造でしたが、それでも支えたいと心から感じたのです。

IT事業部での仕事に没頭していくと、ある展望が見えてきました。岩名も社内でのIT事業部の拡大を目指していましたが、社内の役員から独立を薦められたのです。それくらい意義のある事業だと実感し、周囲の支えもありながら、いえらぶを創業しました。


「業界を変えたい」 その一心で起業

――立ち上げた当初はどのような仕事をしていましたか?

庭山 起業間もない頃は、目の前のことにとにかく必死で取り組んでいました。大変だと感じる余裕もないくらい、必死に何もかもこなしていましたね(笑)。

まず取り掛かったのは不動産会社向けのHP制作事業でした。IT事業部での経験を活かして、UIも良く、SEO対策もなされたHPの制作を担っていました。当時そのような集客に強く、反響の取れるHPを作るためには、少なくとも100~200万円はかかってしまうのが普通でした。それだけ高いお金を払って自社のHPを作ったにもかかわらず、うまく運用に乗せられていない会社をいくつも見てきました。HP制作のゴールは、作って終わりではなく、エンドユーザーに届けるまでです。そのためいえらぶでは、制作の仕組み化を行い、当時の制作相場の1/10でご提供するHP事業を立ち上げました。

――当時では比較的珍しい事業を広げていったのですね。

庭山 そうですね。ただ、最初は実績もない状態からの営業活動だったので、必死に動き回っていました。圧倒的な熱量で未来を語り、夢とサービスを提供していきました。「そんなに言うなら頼むよ」と、お客様から信頼していただいて契約を頂戴したとき、何ものにも代えがたい喜びを感じました。

全てのことが未経験であることに対して、「大変」と捉えるか「貴重な経験」と捉えるかでその後の人生が左右されるように思っています。
ビジネスというものは頭で理解するものではなく、自らが行動をし未知の経験を積み上げることで成り立つと身をもって経験しました。

――創業当時、印象に残っている経験を教えてください。

庭山 特に印象に残っているのは、クライアント増に伴うサーバー移管や増強を毎年年末〜年始にかけて会社に泊まり込みで実施していたことです。泊まり込み作業や会社で作るお雑煮でせめてもの正月気分を味わっていた頃が懐かしいです(笑)。

もちろん苦しいときもありましたが、ここまで全力で取り組めてきたのは、やはりお客様を第一に考えているからです。私自身、不動産業界出身でITベンチャーを立ち上げたので、不動産会社には気持ちいい人が多くいらっしゃると感じていました。そうした良い人たちをサポートしたい一心で、毎日寝る間も惜しんで仕事をしていました。


SaaSという言葉のない時代に

――その後、SaaS事業を立ち上げた理由を教えてください。

庭山  SaaSという言葉のない時代のSaaS事業に突破口を見出したのは、業界を知れば必然だったように思います。不動産業界は景気に左右されたり、季節で明確に繁忙期、閑散期が分かれます。そのため、不動産会社は毎月のコストをできる限り抑えながら、業務を行う必要があります。そういった観点から業界と真剣に向き合った結果、低コストで業務支援に特化したSaaSを提供すれば、不動産会社の負担を大幅に軽減できるのではないかと考えました。

不動産会社の商材は「情報」です。家そのものや土地そのものではなく、それらの情報が流通され、商品としてユーザーの手元に届いていきます。こうした背景から、不動産会社のデータベース構築は本来であれば必要不可欠なものです。当時、資金力のある大手の不動産会社は莫大な費用をかけてデータベースの構築を行っていました。一方で、少人数で経営している不動産会社は、金銭面の負担が大きく、オリジナルシステムの導入ができない状況に陥っていました。

私たちの業務支援型SaaS「いえらぶCLOUD」は、クラウドサービスの手法を取ることにより、安価での導入を実現しています。また、お客様のニーズに見合うサービスを届けることを信条にしているため、週単位でのアップデートを行っています。それにより、お客様のニーズに合致する機能が随時追加されていくため、業務効率化できる範囲がどんどん広がっていきました。

――安価で、柔軟なアップデートが可能なSaaSこそ、不動産会社の業務支援に最適の手法だったのですね。
次回は、画期的なSaaS事業に発生した「課題」とは?また、それをどのように乗り越えたのか?そのリアルをお伝えします。

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【不動産テック=IT×不動産で、暮らしやすい社会をつくる】 不動産業務に伴う事務作業を、テクノロジーによって効率化させています。業務にかかる時間の大幅短縮や、事務工数のカットを実現する、導入社数12,000社の業務支援系SaaS「いえらぶCLOUD」(https://cloud.ielove.jp/)を開発・展開しています。 このクラウドサービスから獲得した、住に関するビッグデータを活用して複数のメディアを展開しています。エンドユーザーを対象にした住まい探しサイト(https://www.ielove.co.jp/)や物件への口コミサイト(https://www.ielove.co.jp/catalog/)などを手掛けることにより、住まい探しに寄り添っています。 ビッグデータのみならず、安定した経営基盤を活用して、金融業界や人材業界など様々な業界と不動産業界とのシナジーを生む新規事業にも取り組んでいます。
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