#4 トークテーマ：地方移住の本音

※この記事はオンラインイベントの特別版で、ゲストへのインタビュー記事になります。

どんな企画なの？

この企画は秋田マテリアルの代表取締役である佐藤佑介（以下、佑介さん）が、ゲストを招いてトークテーマに沿って対談します。佑介さんが気になることや、参加した視聴者さんから、ゲストに質問していき新たな価値観を開拓していこう！という企画です。ゲストに次のゲストを繋いでもらうリレー形式で、秋田に留まらず日本各地にいるゲストと対談する新鮮でわくわくする内容となっています！

こんにちは！経営戦略部の鈴木です！今回は宮城県で暮らす森恭平さんにお話を伺いました。
いつもはオンラインイベントとして佑介さん（代表）と対談をしていただいていたのですが、スケジュールの都合上、今回は鈴木が恭平さんの移住秘話を深掘りしていきます！

森 恭平（もり きょうへい）

出身/大阪府
職業/NPO法人　みちのくトレイル運営事業部
移住先 / 宮城県

鈴木｜移住しようと思ったきっかけはなんですか？

森｜台風で三陸鉄道が被害を受けたのがきっかけ
大学生の時に東日本大震災の後に環境省が提供していた「みちのく潮風トレイル」というものに参加して、東北の長い道のりを歩いたことがありました。大学を卒業して、大手のIT関係の仕事をしていたのですが、大型台風で東北が被害に遭い、徐々に出来上がっていくのを楽しみに見ていた三陸鉄道がいよいよ完成！というタイミングでダメになってしまったんです。何かしたいと思った時に、Facebookで以前に参加した「みちのく潮風トレイル」が求人を出していて、応募したのがきっかけです。

鈴木｜現在のお仕事は？

森｜みちのく潮風トレイルで働いています！みちのく潮風トレイルは、2011年（平成23年）３月11日に発生した東日本大震災からの復興に資するため環境省が策定した、三陸復興国立公園の創設を核とした「グリーン復興プロジェクト」の取組みのうちの一つです。「みちのく潮風トレイル」を多くの方々に利用していただくためには、地図を読んで安全に歩くことができる状態にしておかなければなりません。この道を維持するのが仕事です。

鈴木｜なぜそこまで地域の仕事に惹かれたのでしょうか？

森｜東北を歩いて、海外でバックパッカーして、日本の良さを知った
大学の教授が、東日本大震災で被災した地域にボランティアを派遣する活動をしていて、その方から「みちのく潮風トレイル」というものがあると聞き参加しました。ニュースでは地方が過疎化していたり、若者が減少しているとよく聞いていましたが、実際に歩いてみると、想像していたものと違う世界が広がっていました。良いものづくりをしている人もたくさんいたし、歩きながら地名を覚えて自分の頭の中で地図を作っていくような感覚もとても楽しかったです。その体験から、もっと知らない世界を知りたいと思い大学を一時休学して海外へ留学しました。そこでも日本製品への評価の高さを知り、良いものの魅力を伝えられるようになりたいなと思いました。

鈴木｜移住してよかったことはありますか？

森｜人混みがなかったり、気候良く過ごしやすいです。あと人は温かくて、魚がすごく美味しい！

鈴木｜移住者が転職した地域で長く働くためには、何があったら良いと思いますか？

森｜コロナ禍で移住したので、僕は孤独を感じました。積極的な交流を図れないので交友関係を広げることができなかったです。中途で転職したので、同期みたいな存在もなく気軽に話せる友人ができなかったのは苦しかったですね。なので気軽に話せる身近な人間関係づくりが、長く暮らす鍵になるのではないかなと思っています。

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このイベントはゲストがゲストを紹介して繋いでいくリレー形式となっております！

前回のゲストから繋いでいただき、今回のゲストは森恭平さんでした！

わたし自身も都会で生まれ育ち、大人になってから初めて東北を訪れた時はとても衝撃的だったのを覚えています。素敵な景色、美味しいご飯、人の温かさ。なぜこんな魅力的な地域が広く知られていないんだろう？と、恭平さんのように感じました。
もっともっと東北の、秋田の魅力が日本中に、世界中に伝えられるように頑張っていきたいと改めて感じるインタビューでした！

次回のゲストもお楽しみに♪

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