2019年6月に学生起業で産声をあげた株式会社detectは、広告代理店業界とソフトウエア開発業界で「下請け市場、日本一」を目指す会社です。
そしてその目標を実現するためにdetectが中核に据えたのは、ITファクトリー事業。
今回は、当社の代表取締役を務める本舘拓武に、ITファクトリー事業の概要やdetectの強みなどを聞いてみました。
リード以外の受託事業に必要なものを全てサポートする「ITファクトリー事業」
――まず、ITファクトリー事業について詳しくお聞かせください。
本舘拓武社長:ITファクトリー事業は、「一次請けはしない」というルールのもとで広告代理業とソフトウエア開発業を提供する事業です。一次請けと作り手を直接つなぎ、商材作成やヒアリングからの提案、成約、制作から納品、事業部管理まで、リード以外の受託事業に必要なものを全てサポートしています。
当社がITファクトリー事業を通して実現するのは、「下請けに振り切った会社」です。サービスの提供を始めて2年半ほどが経過しましたが、リードさえ獲得できれば誰でも広告代理店とソフトウエア開発ができることから、現在すでに約400社で導入していただいています。
――なぜITファクトリー事業を始めようと思われたのですか?
本舘拓武社長:一次請けと作り手を直接つなぐプラットフォームが欲しいと思っていたんです。
以前から、他社の既存事業を活用していても利益を上げられていない企業様が多いと感じていました。そしておそらくその理由は、元請側の提案能力と管理能力やリソース不足、下請け側の作り手による制作スキルはあっても、ビジネススキルやモチベーションの低さにあると考えました。
上記を補填するために当社が考案したのが、我々が提案やヒアリングから納品までを弊社が品質を補填し、利益を上げるサービスです。リードを除く全ての工程をサポートするリソースを提供し、高い品質を実現できるメンバーがワンチームとなってサービスを提供していこうというところから、ITファクトリー事業が始まりました。
detectの強みは「プランニング」と「カバー領域の広さ」
――他社にはない、detectならではの強みを教えてください。
まず挙げられるのは、プランニング面です。「下請けに振り切った会社」は当社のほかに1社もないため、プランニングには自信があります。
加えて他社に差をつけている点といえば、カバー領域の広さでしょう。通常は受注してから下請け領域を受け取るのが一般的ですが、当社では、相談会のヒアリングから提案書を作成し、事業部管理まで行えます。
さらに当社では、ソフトウエア開発だけでなく広告領域やクリエイティブ制作も可能です。デジタル広告の運用・プロモーションから動画・バナー制作、映像・スチール撮影、ロゴ制作まで、幅広い商材を取り扱っています。
――下請けに振り切ろうと舵を切ったきっかけなどはありましたか?
本舘拓武社長:ずっと、何か新しいサービスやプロダクトを立ち上げたいとは思っていました。そもそも、「世の中をより良くしたい」という想いが私自身の原動力で、学生時代からメディアや人材会社を立ち上げたり、事業部運営を経験したり、とさまざまなことにチャレンジしてきています。
そういった自分のバックグラウンドのなかでうまくいったケースを振り返ってみると、関わった領域で気づいた違和感や、 世界に対して感じた課題を改善できるような価値を提供できるかどうかがポイントになっていたんです。
しかし、手当たり次第にチャレンジしていても高い価値を提供し続けることは難しいと感じ、あえて受託事業者の導入、開発、広告領域に振り切ろうと決心しました。
そして実際に活動していくなかで、下請け市場でグルーピングしている人や、それに振り切る企業が見当たらなかったこともあり、「下請けに特化した」というところでブランディングしていくことにしました。
これからのITファクトリー事業に必要なのは「営業人材」
――今、ITファクトリーの事業で求められているのはどういった人材ですか?
本舘拓武社長:営業関連の人材です。導入企業様のもとを回るルート営業や、新規開拓に取り組む営業・営業アシスタントを求めています。
その2つの軸が増やせれば売り上げ立つという状態にあるため、特に営業経験をお持ちの方からのご応募をお待ちしています。